酸性抽出という染色方法で鮮やかな赤色の躑躅(つつじ)の花の花びらで草木染めをしてみました。
クエン酸を使って酸性溶液をホーローの入れ物に用意をして、その中に花が終わってしぼんだ花びらを浸けていきます。濃い赤色の染液ができたら、花びらを取り出します。
その中に染める布を浸します。液の上に布が浮いて出ないようにして、3~4日浸けておきます。時々、混ぜます。
今回、布は正絹帯揚げを使用したのですが、穏やかなピンク色になりました。花の色や染液の色から連想していたのは、もっと派手な色だったので、やや意外でした。
ネット検索してみたところ、他の媒染との組み合わせも出来るようです。明礬で、あるいは鉄媒染で、あるいは明礬+鉄媒染で、後媒染することで、堅牢度が上がり、色のバリエーションが増えるので、試してみたいです。
絞りをほどこして後媒染をすれば、二色染め分けの帯揚げが出来そうです。