山の端に月かたぶけばいさりするあまのともしび沖になづさふ(万葉集)
いとまなる夜もやすまず須磨のあまの釣すとともす浦のいさり火(夫木和歌抄)
あま少女(をとめ)いさりたく火のほのかにておもひのほどを人するらめや(夫木和歌抄)
しかの海人の釣にともせるいさり火のほのかに人を見るよしもがな(拾遺和歌集)
山の端に月かたぶけばいさりするあまのともしび沖になづさふ(万葉集)
いとまなる夜もやすまず須磨のあまの釣すとともす浦のいさり火(夫木和歌抄)
あま少女(をとめ)いさりたく火のほのかにておもひのほどを人するらめや(夫木和歌抄)
しかの海人の釣にともせるいさり火のほのかに人を見るよしもがな(拾遺和歌集)
しかし、日本の公立図書館で導入したとしても、その後の運用がスムーズにいかないような気もしてきた……。
地方の図書館・図書室には多少なりとも地域資料があり、それは他館で所蔵していないものも多いだろう。となると、所蔵館で書誌レコードを作成し登録する作業が必要になってくるが、はたしてその作業が可能なのか。(登録に際して、必要最小限のレベルの書誌事項のみで登録作業ができるようにすればよいか。)
また、新刊書籍の登録が大規模図書館の負担になるという可能性もある。
うっかりすれば、同一書籍が複数登録されてしまうことも、ままありそうだ。データの訂正作業も各館まかせにしておいては、修正されにくいような気がする。
JLA(日本図書館協会)で呼びかけないかぎり(あるいは呼びかけたとしても)共通のシステムを導入する動きにはならないだろう。参加館が少なければ、システムとしては中途半端なものになってしまい、メリットも半減してしまう。
国立国会図書館(=NDL)のカレントアウェアネス-E №155(NDLのメルマガ)で、オープンソースの図書館システムというのがあることを知りました。“Koha ZOOM”という名称で、2000年にニュージーランドのホロフェヌア図書館トラストが採用したのを皮切りに、現在、北米、アジア、ヨーロッパで導入する機関が増えているようです。
NDLの別記事(CA1629) も読みましたが、まだ日本語版は出来てないようです。(Project Next-Lでは、試作品が出来てるみたいですが。)
日本全国の図書館がこれに統一されると、データが一括検索できるし、一度のアクセスで得ることのできる情報量が増えるので、利用者としては非常に便利になると思います。
日本の大学図書館の Webcat Plus の、“公共図書館版”とでも言えばいいでしょうか。
全国の図書館で同一書籍を購入するところは多数あるのだから、その書誌データを共有してしまうのが、無駄をはぶく良い方法ですよね。
導入する図書館側は費用削減もできるので、日本の図書館での開発・導入をオススメしたいです。
夜のほどにかりそめ人や来たりけん淀のみこもの今朝みだれたる(千載和歌集)
まこも刈る淀のさはみづ雨ふればつねよりことにまさるわが恋(古今和歌集)
刈りこもの思ひ乱れて我恋ふと妹しるらめや人し告げずは(古今和歌集)
わぎもこにかけてないひそ刈菰の乱れておもふ君があたりぞ(古今和歌六帖)