無何有庵料理教室<羹のコース>第8期生の卒業制作発表会がありました。
このクラスのチャームポイントは、「楽しいこと大~好き!やろう、やろう」ってみんなが一緒にモチベーションのバランスをとりながら上がっていくところ。
それぞれの個性を尊重しながら、しっかり個性を発揮しながら、ちゃんと融和を図っている、そんな中庸な大人の観を皆さんが持ち合わせて全員がとっても仲がよくって結束力のあるメイト達です。
基本の飯のコース第7期生からレベルアップされた方、飯、羹を同時に受けた方、まず応用の羹のコースからチャレンジした方とマクロビティックへ入るスタイルは本当に様々なメンバーですが、それぞれのマクロビオティックに対する思いが暮らしに根付いていて、日々の暮らしでの実践を一生懸命にされてきた皆さんです。
今回、羹のコースのカリキュラムを100%リニューアルしてのテストクラスでした。私も、持っている料理の知識やテクニックをできるだけお伝えできるように頑張りました。実習11回ではなかなか全てと行きませんが、お手当ても含めて師範クラスの内容を網羅できていると思います。
そんなクラスも春夏と季節を経て、待望の卒業式を迎えました。
ドキドキの卒業制作発表を先週金曜日に実施することができましたので、ご報告です。素敵な6人の笑顔と飛び切り美味しいお料理の数々をお楽しみ下さいね。

Oさんの作品
持参の素敵な食器に盛り付けました。カフェ風ですね。
玄米ご飯のバンズに車麩のトマトステーキ、蓮根の蒸し煮にカレーソースを添えた美味しい一品。ランチに最適ですね。

稗ご飯のロールとっても美味でした。きめ細かにマッシュした里芋の椎茸詰め。

蓮根とジャガイモのスープ。蒸し煮でしっかり美味しさを引き出していました。塩だけのスープでいい味出してました。
サツマイモと雑穀のボール、マクロビシュークリーム。シュー皮はふわふわでした。頭で考えて実践すると出来ちゃった!っていう応用力の天才。

甘さも丁度よい極上スイーツでした。

Fさんの作品
かぼちゃをくりぬき、高きびそぼろの実を詰めて丸ごと蒸した大作。秋のこの季節にうれしいおご馳走です。仕上げに葛の餡をかけてさらに美味しさUP!です。食卓にこんなお料理が上がるとみんなで「わお~♪」って声を上げそうです。華やかで素敵ですね。


どう見てもオクラの肉巻きですね~。板麩を使ったご主人のための一品。愛が感じられますね~。食べても肉巻きでした♪

とってもきれいな仕上がりのスイーツ。やさしさが滲み出ています。
自然の甘さを最大限に生かして余分な甘さをカットしました。でもおいしい~から不思議❤

Nさんの作品

羹のコースで取り上げた10のテーマを網羅した大作。素晴らしい!

性格は男前のかっこよさで頼れる姉御肌。でもお料理はとっても繊細なのね~。
表大なら裏も大なりならではですね。会席風の盛り付けが美しいですね。

スイーツでもOKなくらい甘くておいしい、サツマイモのポタージュ。とろみは玄米粥で。サツマイモも栗ご飯の栗も自ら収穫されての貴重な一品です。

塩小豆をかぼちゃの餡で包みました。季節のみかんをイメージして。葉っぱはかぼちゃの皮を使いました。かわいい!

洋風にワンプレートで盛り付けました。

Fさんの作品

カワイイおへそを持ったマクロビのシュウマイ。これはビールが進みますね~♪
蒸し加減が絶妙でした。

一口大の大きさなので、とっても食べやすい大きさ。お弁当に入れると一気に華やかになりますよね。
黒胡麻のタレをつけていただく、かぼちゃのニョッキ。きれいな黄色で柔らかな口当たりがとってもおいしかったです。


サラダ感覚で頂くニョッキも新感覚で素敵な一品ですね。コレ、頂き~。

Hさんの作品

はじめは飯のコースでの受講でしたが、人数が多かったので圧倒され羹のコースに移られてマクロビオティック初めてのスタートでした。コースに入る前に何度か単発で受講されて居られていましたが、「自信ないわ~」なんていつも控えめのHさんでしたが、一回も休むことなく顔晴られました。
そして、堂々作品発表です。高きびの肉感を上手に利用したロールキャベツ。トマト味の仕上がりです。

盛り付けもきれいです。

お芋と手亡豆(白いんげん)でつくったきんとん。豆が時々お口の中で存在を主張してくれて、上品な一品です。

おいしい緑茶やお抹茶で頂きたいですね。

Hさんの作品

夏から秋への移り変わりの季節。特に暑く長かった夏の影響を考えてのお膳。栗ご飯、車麩のピーナッツ揚げ、すき昆布と水菜の炒め煮、きゅうりと人参の玄米甘酒漬け、プチトマトの豆腐クリームチーズ添え、蓮根ボールのお吸い物、サツマイモの三年番茶蒸し・・・。

同期のメンバーにお土産をと素敵なラッピングでお持ち帰り用バッグを作りました。中身はカップに入った栗ご飯とおかず。シンプルなメニューもこんなに素敵になりました。彩りもきれいですね。


メニューも素敵に添えました。

手ぬぐいの中身は、栗ご飯のおむすびです。

羹のコース第8期生優秀賞獲得の笑顔です。火土屋主宰・秋山陣さんの<めし椀>の賞品とともに記念撮影です。
味、理を料る力、そして見せ方とともに優れていましたね。おめでとうございます。
羹8期生の皆さんの作品は、本当に甲乙つけがたくどれも素晴らしく美しく、心にしみる味わいでそれぞれが学んだことをしっかりと料理にたくし、力技ではない優しいお母さんの味でした。
半年でこんなに素晴らしくマクロビオティックのお料理を身につけてくださり、私も学ぶことがいっぱいでした。お疲れ様そしてありがとうございました。
ご卒業、おめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。