第7期で実施した羹のコースの新しいカリキュラムをさらに体系的に整理した内容で、2007年第8期秋冬<羹のコース>が始まりました。
レギュラー8名のスタートです。(今回は欠席者1名で7名のご参加)
実は、飯のコースからのステップアップ者は4人。後の4人はマクロビオティック初心者(*0*)。
半分の方がビギナーということで、急遽10時~16時の長丁場。2部制にして基礎クラス張りの細かな説明を入れた特別クラスとなりました(笑)。
第1回目のテーマは<玄米をマクロビオティックする>です。
玄米を自由自在に使いこなして、主食の玄米をより多く頂くことができる美味しくって楽しいメニュー作りの応用を学んでいただけるようにいたしました。
第1部は玄米ご飯を主食としての炊き方を実習。
圧力鍋、土鍋での炊き比べと炊飯器やステンレスで炊いた玄米ご飯の違いを説明。
ビギナーの方にも良く分かるように、玄米の洗い方からスタートいたしました。
圧力鍋では、基本の玄米ご飯、玄米クリーム用、玄米粥を炊きそれぞれ試食しました。
玄米クリームの煎り玄米、玄心の煎り玄米と2種。
玄米ポップ、玄米あられなど玄米を煎ったり玄米糒を揚げたりしたものも作りました。
炊き上がった玄米で、玄米コロッケ、炊き込み風秋の玄米混ぜご飯、玄米サラダとかぼちゃの玄米スープ(ポタージュ)を作りました。
玄米コロッケにはオニオンアッセのブラウンソテーとかぼちゃの玄米スープで残ったかぼちゃの皮を入れました。甘くておいしい~♪
混ぜご飯は蒸し煮のレッスンも兼ねて、里芋、人参、椎茸、本シメジ、えのき茸、揚げを蒸し煮して、三年醸造のお醤油を水で割った出汁醤油で味付け。水分がなくなるまで煮詰めてからご飯に混ぜ合わせます。秋だわ~。
玄米サラダはマスタークックで炊いた玄米ご飯を使ったので柔らかすぎましたが、柑橘果汁の爽やかなサラダとなりました。本当はもっとパラッと炊けたご飯のほうがおいしいです。
かぼちゃのポタージュのとろみは玄米ご飯。
優しい口当たりと甘さがおいしかったです。
第2部では、玄米リゾット、お粥パンと玄米クリームプリン、玄心(黒煎り玄米スープ)を作りました。
圧力鍋で炊いた玄米粥を塩とオリーブオイルでリゾットに。蒸し煮した人参の甘さに針生姜の香りがほっとする美味しさです。体調や季節などに応じた食材選びをすれば、もちろんどんな食材を生かしてもOK。
同じお粥でも地粉と塩を少し足してオーブンで焼くと玄米お粥パンの出来上がり。
中の具は、黒煎り玄米スープの出し殻に蓮根のすりおろしと金時豆を混ぜて作った蓮根玄米ハンバーグ。玄米甘酒ドレッシングをたっぷりつけてバンズに焼いた玄米お粥パンで挟みました。
玄米クリームプリンは皆さんで作った玄米クリームを使って、豆乳と寒天と葛だけで作りました。上にかけたソースは玄米甘酒と少しの豆乳(水でもOK)ときな粉をクリーム状にしたものです。激ウマです。
岡部先生から頂いた「玄米コーヒ」を入れていただきました。
玄米クリームの糠のカスは塩を混ぜてオーブンで焼いてクリスピーにしていただきました。
さてさて、何品作ったかしら?
でももっともっとメニューはあるんですよね~。
玄米恐るべし。
全部主食の食卓が可能だなんて!玄米に偏見持っている方もきっと意識が変わりますよね。
さてさて、次回は「出汁、スープをマクロビオティックする」がテーマです。
玄米菜食の食材を駆使して、美味しいお汁物をあれこれ作ります。
ご興味のある方、単発でもご参加OKです。
但し、時間のゆとりを持ってご参加くださいね。
殆どレシピ無しの品数多しで、結構サバイバルですぞ!