10月16日(土)、私の家の周りでもユキムシが飛び交いました。小さな虫です。北海道ならではの虫のようです。
飛んでいるのを黒いバッグに止まらせてみました。トップと下の写真です。
何せ小さいので、私のカメラではこの程度が限界です。
北海道では、このユキムシが飛び始めると、雪が降るのが近いと言われています。実際、私もそのように感じています。
ユキムシはトドノネオオワタムシというアブラムシの一種です。アブラムシの仲間ですので、当然、害虫です。春はヤチダモの葉、夏はトドマツの根というように棲む樹木を替え、生きているそうです。秋が深まると、晴れた風の無い日にトドマツからヤチダモに移ります。これを私達は見ているのだそうです。腹の白いものはロウのようなものだそうです。で、私達が見ているのは全てメスだそうです。
このオオトドノネワタムシは、複雑な生態をしています。夏に数世代の単為生殖を繰り返すこと。アリと共生すること。翅の有る世代と羽の無い世代があること。オスが生まれるときもあるが、口が無く、栄養を獲れず、交尾のためだけ生まれること等、複雑な生態なのだそうです。複雑過ぎてわからなくなります。
秋は深まっています。オンコ(イチイ)が実をつけ、木々の葉は色づき始めました。
上の写真の左側のオンコは、毎年、たくさんの実をつけるオンコです。今年もたくさんの実をつけました。