私は今からおよそ30年前、初めて横浜に行き、その魅力に引き込まれました。その魅力は、たぶん次の3つです。
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① 札幌という港のない街に生まれ育ち、横浜港という大きな港のある風景が
ものすごく新鮮で美しく感じたこと。
② 船具屋等の港関連の店や中華街、外人墓地等、やはり札幌にはないものが
あったこと。
③ 明治から昭和初期の建物や土木構造物が多くあること。
それ以来、20代から30代まで、東京方面に行くことがあれば、横浜に立ち寄っていました。しかし、横浜の街も変わりましたし、私も港のある風景がだんだん新鮮でなくなってしまったからでしょう。
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今回の郵便局訪問では、時間があったので、暫くぶりに横浜の街を歩いて見ました。今回は、古い建築物や土木構造物のご紹介です。
ホテルを出て港方面に歩いて行くと、横浜郵船ビルが見えてきました。
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昭和11年(1936年)に日本郵船株式会社の創立50周年を記念して建築されたそうです。設計者は和田順顕氏だそうです。16本のコリント式の柱が特徴的です。平成15年(2003年)、リフォームして日本郵船歴史博物館となったそうです。
横浜郵船ビルから左に曲がると、横浜第2合同庁舎ビルが見えました。
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大正15年(1926年)、横浜生糸検査所として建てられました。鉄筋コンクリート造だそうです。正面にレリーフが付けられています。蚕が浮かした蛾が描かれているそうです。この中には郵便局があります。2008年3月17日に利用しました。
そこから右の曲がり、港に向かいます。左手にみなとみらい地区が見えてきました。
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元は、三菱重工業横浜造船所や国鉄東横浜駅等があったそうです。296mの横浜ランドマークタワーは、今年、300mのあべのハルカスに日本一の座を譲ってしまうそうです。
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赤レンガ倉庫に着きました。トップと下の写真です。
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明治末から大正初に国の模範倉庫として建築されたそうです。平成14年(2002年)4月12日に商業施設としてオープンしています。
赤レンガ倉庫の横には、象の鼻パークが隣接しています。象の鼻は防波堤です。上空から見ると、ゾウの鼻のような形状であることから呼ばれているそうです。
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横浜開港当時、常夜灯のある東防波堤(イギリス波止場)と西防波堤があったそうです。港で荷を下ろす際の波を避ける目的で、1867年、東防波堤を弓なりに延長したのだそうです。
黒船のペリーが上陸した所であり、横浜港の歴史はこの地域から始まったそうです。象の鼻パークは平成21年6月2日(開港記念日)にオープンしたそうです。
かつて使われた転車台もここには展示されています。
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象の鼻パークの向かいには、優美な横浜税関の建物があります。
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鉄骨鉄筋コンクリート造で、昭和9年(1934年)に建てられたそうです。イスラム風の塔が印象的です。塔のある建物は、横浜市内に3つあり、これはクィーンと呼ばれるそうです。ちなみにキングは神奈川県庁ですが、塔の高さではクィーンはキングに勝っているそうです。クィーンが51m、キングが49mだそうです。税関長が、「国の機関である税関の建物が神奈川県庁に劣ってはならぬ。」ということで上回ったのだとか。
そして、キングの神奈川県庁です。
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フランク・ロイド・ライトによるライト様式が採用され、昭和3年(1928年)に建築されたそうです。
横浜市内にはキング、クィーンのほかにジャックも有ります。横浜市開港記念館です。
こうした大きな建物だけが魅力ではありません。下の写真のような風景も大きな魅力です。
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港町を感じさせる街並というのでしょうか。
まだまだ魅力的な街並は横浜にはあるなと思いました。また、いつか歩いてみたいです。
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