華厳の滝に行く前に、全体像が分かり、中禅寺湖や華厳の滝、男体山などが一望できる明智平展望台に行ってみました。
バスを降りると大きな駐車場のあるレストハウスが有ります。
展望台へのロープウェイはこのレストハウスから出ます。中に入ってがっかりです。
強風のため、運休でした。ここにも「サルが入りますので、入口を必ず閉めてください」との注意書きがあります。日光のサルはなかなか厄介者のようです。
運休していたロープウェイと展望台はこちらです。
男体山は雄大に聳えています。トップの写真です。標高は2486mだそうです。信仰の対象となる山だけに迫力が有ります。
この男体山は溶岩や火山灰が降り積もった山であるため、大雨で深く沢が抉られるそうです。それを「薙(なぎ)」というそうです。この薙が造られると土砂が下流に押し流され、たびたび災害が発生したそうです。それを防止するため、1960年(昭和30年)から2009年(平成21年)の49年間にかけて治山工事が行われています。
こうして災害を防止するとともに男体山も保全することができたようです(私も土木技術者ですので、こういうの大好きです)。
方等の滝と般若の滝を示す表示が有りました。
方等の滝が見えます。横の道路が第一いろは坂のようです。
レストハウスでケーブルカーの跡が有るのを知りました。
かつて、JR日光駅、東武日光駅から東武日光軌道線という路面電車が馬返駅まで走っていました。その馬返駅からこの明智平駅までを結んでいたのが、東武日光鋼索鉄道というケーブルカーだったそうです。
東武日光軌道線は1968年(昭和43年)に廃止され、東武日光鋼索鉄道も1970年(昭和45年)に廃止されてしまったそうです(私も土木技術者ですので、鉄道工学のこの分野も好きです)。