昨年の6月8日、私は茨城県土浦市内のホテルで、買ってきた「黒松白鹿の純米」をいただきました。

私は純米酒が好きです。

「黒松白鹿」を醸造する辰馬本家酒造㈱は、本社が兵庫県西宮市に有ります。創業は1662年(寛文2年)だそうです。初代辰馬屋吉左衛門が邸内に井戸を掘ったところ、非常に良い水が湧いたことから酒造りを始めたそうです。
この水が西宮の水という意味の「宮水」だそうです。
辰馬本家酒造は、明治維新以降、全国一の醸造高を誇ったそうです。しかし、太平洋戦争では53蔵のうち35蔵を失ったそうです。

1894年(明治24年)に完成したレンガ造りの美しい蔵、双子蔵は、戦火を免れたものの1995年(平成7年)の阪神淡路大震災で壊滅してしまったそうです。


2007年1月11日、私は西宮市内の郵便局を訪問しました。その日は、西宮えびすの残り福の日でした。多くの露天が出店し、町が賑わっていました。露店には、酒粕が随分、売られていました。安いので買おうかと思いましたが、重たいので止めました。あの酒粕は辰馬本家酒造㈱さんのものだったのでしょうか。
