10月11日(火)は、3回めの福井県の郵便局訪問でした。鯖江市から東に進み、南に下って、越前市へと歩きました。
訪問したのは、次の局です。

吉川、鯖江、神明、吉江、鯖江鳥羽町、鯖江御幸簡易、片上、北中山、河和田(以上、鯖江市)、服間、岡本、今立、北新庄、武生塚町、武生八王子(以上、越前市)
トップの写真は、9850局となった福井県越前市の今立郵便局です。
鯖江市はめがねの街として有名です。山には、下の写真の看板が設置されています。


世界三大めがね生産地で、めがねフレームの国内シェアは95%だそうです。


なので、街を歩くと眼鏡産業の工場が多くあります。


めがね会館も有ります。
「吉江藩が有ったんた!」と気が付いたのが、下の写真の表示です。

第3代藩主、松平忠昌の死去後、松平忠通が継ぎますが、異母兄には松岡藩(5万石)、異母弟の松平昌明には、吉江藩(2万5千石)を分藩します。吉江藩が成立します。しかし、松平昌明が福井藩主となったため、廃藩となり、30年ほどしか存在しなかったようです。
その吉江に合資会社加藤吉平商店が有りました。



「梵」という酒銘の醸造をおこなっています。創業は1869年(万延元年)だそうです。純米酒にこだわって、醸造しています。
「右側がめがね会館で、左側がうるしの里か。」と思ったのが、下の写真です。


左側に進むと、漆器屋がたくさん有ります。

越前漆器協同組合、うるしの里会館というのも有ります。約1500年前、福井にいた継体天皇の冠をうるしで修理し、黒塗りの椀を献上したことが、越前漆器の始まりとされています。
「おや、今度は紙漉きか?」と思ったのが、下の写真です。


少し行くと、トンネルが有りました。

鯖江市と越前市の境は、トンネルの中です。

トンネルを抜け、越前市に入ると「和紙の里通り」が有り、「紙の文化博物館」が有りました。


「越前和紙」は、「美濃和紙」、「土佐和紙」とともに「日本三大和紙」だそうです。こちらも継体天皇がいらした頃、川上御前という人物が紙漉きを伝えたとされており、1500年の歴史が有るようです。ピカソも越前奉書紙を愛用していたそうです。

眼鏡、日本酒、漆器、和紙と様々な産業を見た郵便局訪問となりました。
