私は、今から32年前、団体旅行で大分、別府、湯布院に行ったことが有ります。当時の湯布院は、鄙びた温泉街とのイメージしかありません。最も印象に残ったのが、別府の「地獄めぐり」でした。
今回、郵便局訪問で別府市を訪れますので、32年ぶりに「地獄めぐり」をしようと思いました。
前日は、福岡県行橋市に一泊しました。行橋駅からJR九州で、亀川駅に着きました。
丈夫な足を持っていますので、歩いて「竜巻地獄」と「血の池地獄」に向かいました。雪に覆われた札幌から来ると、緑のある道は新鮮な気持ちで歩けます。
20分ほどえ、間歇泉である「竜巻地獄」着きました。
入口で八地獄共通観覧券を購入すると、「今、終わりましたので、先に隣の血の池地獄をご覧になったほうが良いですよ。」と言われました。そこで、先に「血の池地獄」を見ることとしました。
2分ほどで、「血の池地獄」の入口に着きました。
見事なまでに赤い湯の池です。
お湯の池は、広さは1300㎡、深さは30以上あるそうです。温度は78℃もあります。酸化鉄や酸化マグネシウムの熱泥が吹き出ている池なのだそうです。豊後風土記に「赤湯泉」と掲載されており、1300年以上も前から存在していたそうです。かつては、たびたび爆発していたそうですが、現在は、池の撹拌作業をするようになり、爆発はしていないそうです(最後の爆発は1927年(昭和2年))。
20分程、「地の池地獄」を散策し、「竜巻地獄」に戻りました。
「竜巻地獄」は間歇泉です。噴出の間隔は、30分~40分と極めて短く、世界にあまり類がないそうです。
「やたら、湯気が多くなってきたな。」と思ったら、「シューッ。」と音がして、吹き上がりました。
だんだん、お湯が吹き上がるのが強くなります。
地下でのお湯の温度は150℃あるそうです。圧がかかるとお湯は100℃を超えることができます。札幌市にある北海道熱供給公社は、圧をかけ、200℃ちかいお湯を供給していた記憶が有ります。噴気は101℃になるそうです。
間歇泉は10分くらいで終了します。私は、「竜巻地獄」を出て、坂道を登りました。残りの6つの地獄を見るため、鉄輪温泉の方に向かいます。10分ほどで、柴石温泉の入口に着きます。柴石温泉は、別府八湯のひとつです。そして、坂を上りきり、トンネルを抜け、下り坂になります。鉄輪温泉が見えてきました。
温泉井がたくさんあるからでしょう。湯気の中に街があるという感じです。
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