お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

ガトー・フィナンシェ

2007年02月03日 | 焼き菓子


Gâteau Financier

余った卵白が冷凍庫や冷蔵庫にたまってきたので、消費のためにフィナンシェを焼きました。ルミさんの本に載っていたレシピです。ケーキ仕立てのフィナンシェで、卵白はしっかりとしたメレンゲにしてから使っています。

本ではマルグリット型で焼いていたのですが、無いのでレーリュッケン型を使いました。レーリュッケンとはドイツ語で「鹿の背」という意味なんだそうです。鹿の背中ってこんな風なんでしょうか?この型は去年日本に帰った時に実家から持ち帰ってきた物です。子供の頃、家にあった今田美奈子さんの「お菓子の手作り事典」(Amazonで調べてびっくり!今では¥16,000もするんですね。もう絶版になってるのかな?)にこの型を使ったケーキが出ていて美味しそうだったので、この型欲しい!と言って買ってもらったのです。でも、そういえば一度も作った記憶はないような・・・。アーモンドダイスが表面にぎっしりと貼り付けてあって香ばしそうで食べてみたかったんですよね~。今度作ってみようかな。

このフィナンシェは、しっとりとしていてアーモンドの香りたっぷりな仕上がりでした。バニラビーンズも入ってるんですけど、あまり存在感がないような。焦がしバターではないせいか、メレンゲで膨らませているせいか、バターっぽさも少なかったです。普通のフィナンシェの味を期待して食べるとちょっと違うのですが、でもこういうのもたまにはいいかも。

これ、卵白消費にって思って作ったものの、100gしか使ってないのです。あとの卵白を使うためにも、頑張ってマカロンの練習に励もうかなあ。