お菓子時々パン日記

LAで製菓学校を卒業後、オランダ、ロンドン等を経て今は名古屋在住です。
私の作るお菓子やパン、その他色々の日記です。

抹茶シフォンケーキ

2007年02月09日 | シフォンケーキ


Green Tea Chiffon Cake

チョコシフォンを頼まれているのでそちらを作らなくてはいけないのですが(一応、いつでもいいから、と言われているのです)、とりあえず型から取り出す練習をしなくては!ということで自分が食べてみたかった抹茶味にしてみました。

ルミさんのバニラシフォンのレシピを使い、抹茶8g加えて焼いたのですが・・・。写真だと分かりにくいですが、抹茶がちょっと溶け残っているみたいで色にムラができてしまいました。粉と一緒にふるって加えてしまったのですが、お湯で溶いてから入れた方がよかったのかな。それに、なーんかしっとり感が足りないです。別にぱさついている訳ではないし普通においしいと思うのですが、あの感動するほどだったバニラシフォンのしっとり感にはほど遠い感じ。小麦粉を減らさずに抹茶を入れちゃったからなのかなあ。生地がかためだったので、お湯をちょっと足してみたのですけど。

それに、また取り出しに失敗・・・。くすん。悲しいので写真では遠くにしてちょっとぼかしてみました。冷蔵庫や冷凍庫でしっかり冷やすと取り出しやすくなると書いてあったので、冷凍庫にしばらく入れてからゆっくり丁寧に取り出してみたんですけど。またもボロボロです。なんでなの~。今度はシフォンナイフじゃなくて、普通の包丁を使ってみようかなあ。

次回はちゃんと抹茶シフォンのレシピを見つけて焼いてみようと思います。ほんとは今日また違うレシピで作ろうかとも思ったのですが、昨日のお手伝いの後遺症?であちこち筋肉痛なのでくじけてしまいました。はぁ~。


スイートテーブル

2007年02月08日 | その他


Sweet Table

昨日と今日は、このスイートテーブル(デザートブッフェ)のためにずっと働いてました~。立ちっぱなしだったので、もうくたくたです。

今回も、先日キャラメルアップル作りを手伝った元クラスメートのお手伝いです。

メニューは、

ガナッシュサンドブラウニー
チーズケーキ
チョコレートチーズケーキ
レモンバー
エクレア
シュークリーム
チョコチップクッキー
リンツァークッキー
フルーツタルト
キャロットケーキ
チョコレートディップストロベリー

と、盛りだくさん!私は、前回と違って今回は色々作るわよ~としか聞いてなかったので昨日は到着してびっくりでした。しかも、250人分ということで量もかなりのものです。写真にうつっている量の何倍ものお菓子達が冷蔵庫で待機しているのです。しかも前回は4人で作業したのですが、今回は私と友人の2人だけ。まあ、友人が既に作ってあったものも多かったので実際には全部を2日間で作った訳ではないのですが・・・。

会場内が暗くて、しかもバタバタしている中で撮ったのでお見苦しい写真ばかりですみません。

ミニシュークリーム。

ハート型のブラウニー(薄いもの2枚でガナッシュをサンドしてあります)と、チョコレートディップストロベリー。

リンツァークッキー。ラズベリージャムが無くて、ストロベリージャムをはさんであります。

他のお菓子も全部撮ったのですが、ブレブレでとてもお見せできません。

これだけ作って働いても、友人には1ドルも入ってきません。これはチャリティーパーティのためのものなので、このスイートテーブルもチャリティーの一環として提供したのだそうです。材料費もかかってるし、私にバイト代まで払っちゃって大丈夫なのかしらと思ったのですが、近所の比較的裕福な人達が集まる場所で宣伝できるんだから将来のための投資!なんだそうです。たしかに、お菓子を運び込んでセッティングが終わった途端、オーダーしたとしたらどの位なの?今度頼める?と、早速言われていたので効果はバッチリだったようです。よかったね。

それにしても、ケータリングって大変ですねぇ・・・。友人はまだ始めたばかりで車も普通のセダンで、これだけのお菓子達を会場に運ぶだけでも大仕事でした。途中でひっくり返っちゃったのもあったし、お菓子のために凍えそうにクーラーがんがんにかけての移動でした。型や道具、お皿なんかもたくさん揃えないといけないし。私は昨日も今日も5~6時には終わって帰って来たけど、友人は数日前から睡眠時間も削って家で準備していたようです。手伝うだけの私は責任もないし気楽なものです。もちろん手伝っている間は一生懸命動いてるんですよ~。でもそれとこれとは別。近々、正式にケータリングカンパニーとして発足するらしいので、順調にいくといいなあ、と思うのでした。


チョコレートシフォンケーキ

2007年02月06日 | シフォンケーキ

チョコレートシフォンというリクエストをもらったので、試しに作ってみました。


Chocolate Chiffon Cake

持っている本でチョコレートシフォンのレシピが載っているものがなかったので、昨日はネットで良さそうなレシピをチェックして作ってみました。基本的な材料は先日と同じ物を使ったし、しっかりふくらんだし別に失敗はしてないと思うんですけど、なんだか全然美味しくないんですよね・・・。先日作ったバニラシフォンがとーっても美味しかったので、あの味に近いものを求めてしまいます。

と、いうわけで今日はルミさんのレシピを基本として作ってみました。生地にはココアをお湯で溶いたものを最後に加え、ミルクチョコを刻んだものも入れてあります。ココアの油分でメレンゲがつぶれやすくなるし、ちゃんとふくらむかどうか心配だったのですがしっかりふくらんでくれて、ほっ。(写真は今日焼いたものです)

でも型からの取り出しが難しくて、前回以上に苦戦・・・。見苦しいので写真は無しです。どうしたら綺麗に取り出せるのでしょう。型と一緒にシフォンナイフというのを買ってそれを使ってるんですけど。なんか間違ってるのかなあ。

カットする時、ナイフを動かすたびに、しゅわしゅわ音がするケーキです。水分のせいなのかな?指で押しても、しゅわしゅわ言います。

ココアはちょっと多いかな?と思いつつ20g入れたのですが、もうちょっと多くてもよかった位。生地自体の甘さが控えめなので、甘いミルクチョコが入っているのがよく合います。バニラシフォンと同じくぷわぷわしっとり柔らかで、これならもうOKかな~。

でも型から綺麗に取り出せる自信がないし、柔らかくて頼りないケーキなので、渡す時は紙製の型を買ってきてそれを使った方がいいかも。この辺で売ってるといいのですが。


チョコバナナタルト (2)

2007年02月05日 | タルト


Chocolate Banana Tart

頼まれ物のチョコバナナタルトです。前回作った時はタイムと金箔を飾ったのですが、今回はミントとグロゼイユを乗せてみました。

学校では、シェフからデコレーションについての注意として、
「なんでもかんでもミントを飾ればいいっていうものじゃない。色が欲しいという理由だけでラズベリーやイチゴを飾るのもおかしい。そのお菓子自体に関係のあるもの(このタルトならチョコとバナナ)か、味を良くするもので飾りなさい」
というようなことを言われました。

だからこののタルトを見せたら、きっとダメって言われちゃうでしょうね・・・。分かってるんです。でも、乗せた方が可愛いので、乗せてしまう私です。


ガトー・フィナンシェ

2007年02月03日 | 焼き菓子


Gâteau Financier

余った卵白が冷凍庫や冷蔵庫にたまってきたので、消費のためにフィナンシェを焼きました。ルミさんの本に載っていたレシピです。ケーキ仕立てのフィナンシェで、卵白はしっかりとしたメレンゲにしてから使っています。

本ではマルグリット型で焼いていたのですが、無いのでレーリュッケン型を使いました。レーリュッケンとはドイツ語で「鹿の背」という意味なんだそうです。鹿の背中ってこんな風なんでしょうか?この型は去年日本に帰った時に実家から持ち帰ってきた物です。子供の頃、家にあった今田美奈子さんの「お菓子の手作り事典」(Amazonで調べてびっくり!今では¥16,000もするんですね。もう絶版になってるのかな?)にこの型を使ったケーキが出ていて美味しそうだったので、この型欲しい!と言って買ってもらったのです。でも、そういえば一度も作った記憶はないような・・・。アーモンドダイスが表面にぎっしりと貼り付けてあって香ばしそうで食べてみたかったんですよね~。今度作ってみようかな。

このフィナンシェは、しっとりとしていてアーモンドの香りたっぷりな仕上がりでした。バニラビーンズも入ってるんですけど、あまり存在感がないような。焦がしバターではないせいか、メレンゲで膨らませているせいか、バターっぽさも少なかったです。普通のフィナンシェの味を期待して食べるとちょっと違うのですが、でもこういうのもたまにはいいかも。

これ、卵白消費にって思って作ったものの、100gしか使ってないのです。あとの卵白を使うためにも、頑張ってマカロンの練習に励もうかなあ。


バニラシフォンケーキ

2007年02月02日 | シフォンケーキ


Vanilla Chiffon Cake

ずっと焼いてみたかったシフォンケーキ。型だけは去年のうちに手に入れてあったものの、なんだか機会がなくて焼くのはこれが初めてです。ちゃんとふくらんでくれて嬉しい~♪

学校でもオレンジシフォンケーキというものを作ったのですが、シフォン型じゃなくて普通の丸い型だったし、美味しかったけどあまり印象にも残らなかったのです。アメリカではこのシフォン型のようなケーキはエンゼルフードケーキという名前でよく見かけるような。オリジナルのシフォンケーキはどんな形だったのでしょうね?

シフォンケーキはカリフォルニア生まれなんだそうです。1927年にハリー・ベイカーさんという方が売り出して人気になったものの、レシピはずっと秘密のまま明かされず、20年後にベイカーさんがGeneral Mills社にレシピを売り渡してからようやく製法が世に知られるようになったそう。バターではなくサラダ油を使うという点が。当時はとても驚かれたのだとか。どうしてそんなことを考えついたのでしょうね~。

私が使ったレシピはいつもの小嶋ルミさんの「おいしい!生地」のバニラシフォン。以前はあまりシフォンケーキって興味がなくて、自分でケーキを選ぶ時にシフォンにするってまず無かったのですが、去年日本に帰った時にオーブン・ミトンのシフォンを食べて感激しました。あのシフォンにちょっとでも近いものが出来たらいいなあ、と思って。

1枚目の写真のように、焼きあがったものを逆さにしてしっかり冷ましてから型からはずしました。これって難しいんですね・・・。表面がボロボロになってしまいました。写真に写ってないとこはもっとボロボロ。

このケーキ、すーっごく柔らかいのです。もうふっわふわすぎて頼りないほど。カットする時もつぶれないように気を使いました。

しっとりと水分たっぷりでぷわぷわで卵の香りたっぷりで美味しい!です。粉はドルチェを使ったし、これはオーブン・ミトンで食べたものとほとんど変わらないんじゃないかな~、なんて。うちで作れちゃうなんてほんとに嬉しいです。ルミさんの詳しいレシピのおかげです。なんてありがたい・・・。

大きな気泡がありますが、これでいいのです。本には「泡の大小があって、これがいかにもふわふわとした単純でない楽しい食感を生む」とありました。

本当にしっとりしているので、ホイップクリームを添えたりしなくても、そのままぱくぱく食べるのが美味しいです。一人で1台ぺろっと食べちゃいそうでコワイです・・・。でも、まだグロゼイユがあるしクリームと一緒にやっぱり添えてみました。

これはこれでやっぱり美味しい、です。


バニラババロア

2007年02月01日 | 冷菓


Vanilla Bavarois with Raspberry and Redccurant Jelly

先日作ったマカロン・オ・グロゼイユではグロゼイユが全然目立たなかったので、今度はグロゼイユを飾りにしたお菓子を作りました。バニラババロアの中にラズベリーとグロゼイユのゼリーを入れてあります。底にはビスキュイを敷きました。

先週シリコンの半球形の型を買ったので嬉しくて早速使ってみたのですが、型離れがイマイチで表面があまり滑らかでなかったので、ゆるーく泡立てたホイップクリームでカバーしました。

マカロンを貼り付けるデコレーションも一度してみたかったものです。グロゼイユも可愛いし、なんだかもう写真を見てるだけで満足♪

でもババロアのゼラチンがゆるかったみたいで形が保てず、友人の集まりに持って行って食べてもらったのですが、その頃には横にぷよーんと広がってしまってました・・・。次回は気をつけなくちゃ。

ちょっとだけババロアが余ったので違う型で作ったものです。こちらにはマカロンでなくしずく形のビスキュイをつけてみました。ババロアの残り方が中途半端だったので背が足りずにちょっとバランスが悪いですけど、こうやってビスキュイを貼り付けるのも作ってみたかったのです。グロゼイユは房のままでも可愛いですね~。