この一週間、時々雲が広がりましたが、関東地方は爽やかな秋晴れに恵まれましたね。
ただ私は肋骨の痛みを抱えながら自分の病院と父の病院通いに奔走し、夕方からのシフトの仕事をこなしました。
我が家近辺ではまだ木々の色付きは見られませんが、妙高高原「笹ヶ峰」で堪能した綺麗な紅葉を思い出しています。
「清水ヶ池」の風景を引き続きUPいたしますのでお付き合いください。
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私たちが到着した時には小学生の団体が休憩していましたが、彼らもすぐに出発し・・・
池は周辺の錦色を鏡のように写して、静寂の中に広がっていました
午前中は晴れていたのに、午後から雲が広がってきたのが残念です。
ここには東屋やベンチ、トイレなどの設備はありますが、売店はありません。
食料や飲み物は持っていくことをお勧めします。
大きな表示板に「笹ヶ峰」の事が書かれていました。フェーン現象の影響で「晴天率が高い!」・・・
笹ヶ峰は思っていた以上に紅葉が綺麗な所で感動しました
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笹ヶ峰牧場の周りには「トチの実」がたくさん落ちていました。
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乙見湖の休憩所のおじさんに勧められた「宇棚の清水」を目指します。
清水ヶ池の元になる清水が湧き出ている所らしいのですが・・・
歩いている途中で、突然名前を呼ばれました。
声の主は、主人のサラリーマン時代の会社の同僚の方でした
休暇村の宿に泊まって、ノンビリと絵を描いているそうです。
今日はこれから「清水ヶ池」で写生だとか・・・
カメラはほんの一瞬ですが、絵はジックリと風景を眺めて描くユックリズムの世界ですね
老後の趣味としてはこちらの方が好いような気がしますが、才能が伴わないと難しいでしょうね~?
茂みの向こうに清水が湧き出している所があるようですが、これ以上は立ち入り禁止でした。
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水はここから清水ヶ池に流れて行き、その先乙見湖(笹ヶ峰ダム)からの水路に合流し関川に注いでいるようです。
広大な笹ヶ峰牧場の一端が見えてきました。
明るくてぼっか的な風景はどこかヨーロッパ的でもありますね。
私はしばらく牛さんたちを眺めていましたが、お腹をすかせていた主人はグリーンハウスのレストランに直行しました。
ここから先は、笹ヶ峰の写真とは関係ない私の個人的な呟きです。
お忙しい方、興味のない方は飛ばしてください
夏の終わりごろから発熱を繰り返していた父を病院に連れて行き、検査に立会い、その原因は尿道経路の炎症と言うことでハッキリしたのですが・・・
胸のレントゲン写真を見るなり医師が「肺炎は無いようですが、アスベストの影響特有の症状が見られます」と言いました。
TVや新聞でのニュースでしか知らないあのアスベスト(石綿)が原因の中皮腫
「父は化学専門の技術者で、硫安や尿素を作る化学会社の工場や研究所勤務の長かった人です。直接アスベストに触れる仕事に携わっていたわけでもないのですが・・・」としか私は答えられませんでした。
子供は案外親の詳しい仕事のことは知らないものです
大正8年生まれの父は、第二次大戦末期に大学の理学部応用化学科を卒業して、戦争には行かず・・・
北海道にあった国策会社に就職して「石炭から石油を作る」という壮大な夢の計画のプロジェクトにタッチしていました。
北海道のど真ん中に、当時同盟国のドイツから輸入したプラント工場がドカン!と建っていたのです。
その頃、石綿を扱っていたのかしら?
戦後間もなく、長女の私はその会社の社宅で生まれたのですが・・・
物心がつく頃には国策会社も閉鎖となり、父の故郷の東京に戻りました。
建築士でゼネコン会社に勤める弟の方が、「石綿」についての詳しい事は知っているだろうから、調べるようにと伝えたら・・・
「石綿は断熱材として昔からどこでも使われたものだから、直接扱わなくても現代人はみんなが影響を受けていると思うよ。つい最近までは学校の校舎でもたくさん使われていたんだから・・・、直接扱っていた人々はもっと若いうちに症状が現れる人が多くて、俺の友達はもう2人もそれが原因で死んでいる。」と
「親父の勤務していた工場などの建物に石綿が使われていた可能性は充分考えられるし、89歳の今になって影響が出ているとしたら、年寄りの多くの人々にも同様の症状が出ているかもしれないね」との、弟の話にショックを受けている私です。