桜前線は津軽海峡を越え、平年より2週間も早く札幌に到達したようですね。
「ゴールデンウィーク」のお花見に慣れている道産子の皆様はさぞビックリされたことでしょう
こちら関東は「ソメイヨシノ」はすでに終わっていますが、まだ最後の八重サクラが楽しめます。
お天気に恵まれた21日に、ご近所仲間の皆さん4人でお食事会を兼ねて高尾にある「多摩森林科学園」に行ってきました。
珍しい緑のサクラ「御衣黄」(ギョイコウ)が満開でした。
過去に2回ほど山仲間とここに来ていますが、満開のギョイコウを見たのは初めてです。
江戸時代、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりとか・・・
貴族の衣装の色に似ているので「御衣黄」という名前が付いたそうです。
咲き始めは緑色が濃いのですが、開くと白いスジが見えてきます。
満開になるとお花の中心部が赤くなってきます。
園内には親切丁寧に教えてくれるおじさんがいましたよ。
この日は登山姿ではなかったから・・・
私たち、少し若く見えたかもしれません
こちらも少々薄い黄緑色の「鬱金」(ウコンサクラ)です。
ギョイコウと同じように満開になると、中心部が赤くなるようですね。
ただギョイコウの花には裏に気孔があるそうですが、ウコンにはないとか・・・
一昨年は18日に来ていますが、山がピンクに染まるほどたくさんのサクラが咲いていました。
今年は新緑が眩しいばかりで、サクラはソロソロ終りに近い感じです。
この「多摩森林科学園」のサクラ保存林には日本各地のサクラ約250種・1700本が植えられています。
咲く時期は種類によっていろいろで、2月下旬から4月下旬にかけて順次見頃となるようですが、今年はちょっと早かったのでしょうね。
見頃のサクラの一部をnon_nonさんのソースで纏めましたのでご覧下さい。
開山 | ||||
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ピンクの色が濃い「開山」はサクラ茶になる種類だそうです。
市原のトラノオの幹の、黒くてガッシリとした枝振りが個性的でしたね。
他にも「楊貴妃」「イトクグリ」「駿河台匂いサクラ」などが咲いていましたが、名前と画像が一致しなくてUPは諦めました。
こうして見ると・・・
私たちのお花見といえば「ソメイヨシノ」が主ですが、それ以外にも、日本古来の歴史のあるサクラがたくさんあることに驚かされます。
前回、山の仲間と来た時はここでお弁当を食べましたが・・・
この日は午後2時半過ぎに入園したので、あっと言う間に閉園時間の4時近くになりました。
まだ三分の一程度しか見ていません
写真の下に見える濃いピンクのサクラは「開山」
左手のサクラは「奥州サトザクラ」です
「閉門の放送」に促されて入り口に急ぎます。
門の近くにはたくさんの山野草が見られるのですが・・・
残念ながらユックリ見る時間はありませんでした。
こちらは「春リンドウ」ではなく「フデリンドウ」のようですね
(山小屋さん、横浜のおーちゃん、ご指摘ありがとうございます)
同じような色の「ヤマルリソウ」の群落の近くで咲いていました。
ヤマルリソウの写真は、このブログのプロフィールの所に載せているのがここで写したものです。
時間がなくて見逃した山野草がたくさんあると思いますが・・・
最後に「チゴユリ」が見られたのでヨシとしましょう。
スミレもたくさん咲いていましたね。
この中を全部を廻るには3時間以上かかります。
広さが8haもありますので・・・
ザックに食料と飲み物を入れて、ゆっくり散策する事をお勧めします。
尚、この「多摩森林科学園」は4月いっぱい休園日はありません。
まだ見られる桜もありますのでこちらでチェックしてからお出かけすると良いでしょう。
又このブログでも過去に今回見られなかったサクラをUPしていますので、ご興味のある方はこちらと
こちらを参考になさって下さいね。
高尾駅から歩いて行けるそうですね。
ハルリンドウには根生葉があります。
根元を確認すればすぐにわかります。
根生葉がなければフデリンドウでしょうね。
のんびり時間をかけて歩くにはよさそうなところですね。
いつか必ず行ってみます。
桜が250種類もあるんですか。
そのうち八重桜がどのくらいあるのかと、HPを覗ききましたが、たどり着けなかった。
御衣黄の変化については、ワテのブログに写真が載せてあります。
この変化も今年初めて知りました。
大阪の造幣局が126種類ですから、とうてい及びませんね。
そのうち100種類ほど写真で撮っていますが、よく似た花が多いので、撮るときは名札を撮ってから、浮気しないで同じは名を撮るしかありません(笑)
高尾駅の北口から歩いて10分くらいでしょうか・・・
歳をとってからでも行ける所ですね。
一昨年はギョイコウは咲き出したばかりでしたが、サクラが一番花盛りの時に行きました。
ヤマルリソウも綺麗な色でしたが、今回は少々色が薄くなっていました。
フデリンドウか?ハルリンドウか?で迷いましたが、とても大きくて綺麗なお花でした。
この「多摩自然科学園」のサクラ見本林は江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物に指定されたサクラのクローンなどもある研究機関です。
「太白」というサクラなどは日本では絶滅したそうですが、イギリス人のサクラ研究家のお庭にあったものの接木を持ってきたそうです。
日本中の主なサクラがほとんど揃っている見本林だと思います。
ただ「造幣局」のように八重ばかりが並木になって連なっているのと違って、広い丘陵地帯にありますから、派手さの面では叶わないと思いますよ。
ハイキングがてら、他の木々や山野草も一緒に楽しむ場所ですね。
引用しましょう。
日本からイギリスに渡ったが、日本では品種がなくなり、昭和5年イギリスの桜の蒐集家イングラム氏から日本に接穂が寄贈され育成された一重白色大輪の名花である。
このように書いています。
多摩森林科学園と同じものが、造幣局にあると言うことですね。
「太白」、そちらにもありますか・・・
大事なサクラはストックのためにもあちこちに散らばせてあるのでしょうね。
一昨年行った時「太白」は満開でした。
今年も少しお花も残っていて、写真も撮りましたがUPは見送りました。
この「多摩自然科学園」は今話題の「独立行政法人・森林総合研究所」という所がやっているようです。
「いつかなくなるかも・・・」と友人同士で思わず呟いてしまいました
その点「造幣局」の方が国の直結だから安心かも・・・
今年、初めて見ました。
感激ショットです。
見せていただき、とても、嬉しかったです。
ありがとうございました。
さて、naoママさん
昨日の「アリスイ、・・・・・、名前とおりに『アリ』が好物なんでしょうか?」についてですが、・・・・。
→ その通りのようですよ。
山小屋さんが書いておられるように私もフデリンドウのほうだと思います。花が1箇所から出ている様子とか花の時期も判断材料です。昨年5月下旬にご覧になったのがハルリンドウではないでしょうか。
チゴユリ、可愛いですね。私も撮りました。
ウコンザクラというのも中々心騒ぐ桜です。
多摩森林科学園は桜の種類が豊富でしかも名前が分かるのでまるで桜の見本市のようですね。
自分では行かれなくてもこうして桜の満開の様子を拝見できて幸せです。
リンドウは私もフデリンドウのような気がしました。私も先日見てきたばかりですから・・・それにそっくりです。
明日はまた晴れそうですが、、、
晴れると一層新緑が映える事でしょう。
こちらは早、新緑の時期になりました。
御衣黄桜が奇麗ですね。
近くの小学校とお寺の庭にあり、毎年撮っていたのですが、今年は見ないうちに終ってしまいました。
薄緑色の変わった桜ですね。