自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

ゴルゴ13 その2

2006-03-04 | アニメ
続きです。その1よりお読み下さい。

***

ドーソンは、船上に小林氏らを召集する。
そして、まだ何も提供していないFBIに、連邦刑務所で死刑を待つ凶悪犯、ゴールド&シルバーを差し出せと迫る。
彼らは、中央アフリカ、バッジバルの密林に放たれた40人の殺し屋のうち、唯一生き残ったツワモノ。彼らは生き残っただけではなく、元々の任務であった、ゲリラ兵2000人の壊滅にも成功していた。
私怨の為に、彼らを刑務所から出す事はあまりにも危険すぎると、手を引こうとする小林清志氏らに対し、ブチ切れ、一席ぶつ彼は、またまた大変な迫力です。
君たちが手を引くのなら、ドーソン企業のすべての操業を無期限停止にするまでだ・・・と、奥の手を出すドーソン。
それはアメリカ経済にも支障をきたす事になり、小林氏、村越氏等が蒼くなっていました。(笑)
ドーソンは、もし言う事を聞くのなら、市民は絶対に巻き添えにしないと誓うのだった。

ドーソンは孫のエミリーに射撃の練習をさせていた。
また道具に使われたローラは、ドーソンに、ゴルゴ13への復讐だけに執念を燃やしているのは、何故なのか?ロバート暗殺の依頼人を何故探そうとしないのか、問うが、ドーソンは今は答えられないと言うのだった。
「わしからの慰謝料は、欲しいだけアルバートに言ってくれ。いつでも支払える様に用意しているはずだから。」と、口調は穏やかながら、すべて金銭で解決しようとする所も、お手本通りとは言え面白かったです。

空港に降り立ったゴルゴ13。
そこにはエミリーが、武器を仕込んだ人形を抱いて、彼を待ちうけていた。
ゴルゴを狙うが失敗。気付いたゴルゴ13は、エミリーの側で銃を構える執事アルバートを射殺した。

ゴルゴ13は、情報屋のパブロ(青野氏)から、巨大組織の黒幕がレオナルド・ドーソンである事を聞かされる。
ドーソンはドーソン城と呼ばれる、ドーソン・コンツェルンの本社、ドーソン・カンパニーズ・ビルディングで、ゴルゴ13との対決を待っていると言う。
そして家族を人質に取られたパブロは、ゴルゴ13に銃を向けるが、ゴルゴに射殺された。

シルバー&ゴールドが連邦刑務所から放免され、ドーソンの元へやってくる。
彼らに、ターゲットはゴルゴ13だと告げるドーソン。
(トンデモナイ凶悪な二人。良くドーソンの命令なんて聞くなぁ~~~なんて、フト・・・爆)

ゴルゴ13は、ついにドーソン・ビルに突入する。
40階のフロアに居るゴルゴに、ヘリが外から攻撃です。(原始的なCGも登場!)
エレベーターの中で、スネークとの対決になる。激しい格闘となり、ゴルゴも刺されるが、ヘリの攻撃がまた始まり、ゴルゴはスネークを盾にして、生き延びる。

ゴルゴ13の動きは、すべてモニターで監視されており、逐一ドーソンに報告されていましたが、その報告の声が六朗氏。ほんの少しながら、悟朗さんと直接対話もありました。
ちょっと再現。(爆)

納谷六朗:Gは間もなく34階通過。
納谷悟朗:良し。行け、スネーク。(スネークへ指令を出す所。)

納谷六朗:Gは40階のフロアに入りました。
納谷悟朗:よし、始めろ。(ヘリ攻撃の指令。)

ゴルゴ13はゴールド&シルバーの襲撃を受ける。強敵ながら、二人を倒した。
(と言うか・・・あれだけスゴイ二人なのに、結構呆気なくゴルゴに倒された様な気も・・・???単にゴルゴがもの凄いだけでしょうか??笑)

納谷悟朗:もういい。もういい。誰も、もう奴には手出しをするな。
納谷六朗:分かりました。

モニター室では、監視カメラのスイッチをすべて切った。

ドーソンの部屋に入るゴルゴ13。
ドーソンのデスクには、アネモネと白のバーベナが飾られていた。
アネモネの花言葉は「薄れ行く希望。」そして白のバーベナは「私の為に祈って下さい。」だと言う。ロバートはこの花言葉を父に贈って逝ったのだ。

ドーソンは、ゴルゴ13に、「あんたは、絶望と怒りの闇の中から、私が最後の情熱を燃やすのに相応しい最高の男だったよ。あんたは羨ましい事に、人間じゃなかった。」と言うと、笑いながらビルから落下して行った。
ロバートは遺書を残していた。
彼の射殺をゴルゴ13に依頼したのは、ロバート自身だったのだ。
(遺書を読む声:富山氏)
ゴルゴ13は、落下するドーソンの眉間にとどめを刺した。

身を落としたローラが、街角に立っていた。
ゴルゴ13をたまたま見かけた彼女は、銃を向ける。
ゴルゴ13は街中に消えて行った。

***

悟朗さんは、最初の優しそうな人格者(?)から、マッドになって行く所、とても迫力がありました。面白かったです。

全体的にセクシーな部分や暴力的な部分も、まあまあ上手く処理してあったと思います。
ローラのシーンは苦手でしたが・・・。
彼女が可哀想でしたが、よく考えたら、今となっては、あの人がドーソン家の相続人なのでは??娘のエミリー(ドーソンの孫)がどうなったか良く分かりませんが、エミリーは幼少だし、ローラが後見人(母)である事は間違いはないと思います???
(あとは、いくら酷い目にあったって、ローラがあそこまで落ちちゃうストーリーは飛躍しすぎ。ドーソン家にお嫁にくるような人は、少なくともそれなりの家柄の人だと思うんですけど・・・。苦笑)

***

最初の方のシーンで、ゴルゴ13は海岸線を走っていましたが、ラジオの声・・・悟朗さんでしょうか???あまり良く聞こえないんですが・・・。
悟朗さんの声がはっきり分からないなんて・・・。(土下座)
「海岸線、今夜は晴れ。風力3。気圧1018ミリバール。気温は22度。明け方近くに10ミリ程度の雨。では続けて音楽をどうぞ。」

原作:さいとうたかを、さいとうプロダクション
監督:出崎統




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴルゴ13 その1

2006-03-04 | アニメ
「ゴルゴ13」劇場版 (1983年) 東宝
役名:レオナルド・ドーソン

劇場で拝見した作品でしたが、機会があり再見出来ました。
悟朗さんと、瑳川、富山、武藤礼子氏がご出演だったのは記憶にあったのですが、
まさかこんなに沢山の方がご登場だったとは!!驚きました。(笑)
(キャスト聴き取り。)

キャスト
ゴルゴ13(“デューク”“G”):瑳川哲朗
レオナルド・ドーソン:納谷悟朗
ロバート・フレドリック・ドーソン:富山敬
ローラ:武藤礼子
シンディ:藤田淑子
モレッティ司教、他:納谷六朗
司教と一緒にいた人:嶋俊介
執事アルバート、他:北村弘一
ジェファーソン将軍:小林清志
ブレイガン:富田耕生
CIA副長官:村越伊知郎
情報屋(時計屋):千葉耕市
ブラジルに居た情報屋(パブロ?):青野武

悟朗さんの役は大実業家、石油王レオナルド・ドーソン。
「いかにも」の貫禄です!
自分の船(超豪華客船と言う感じ)の上で、62歳の誕生日を祝う彼は、これを機に、会社のほとんどを息子ロバートに引き継ぐ事にしていた。
ロバートから父へ、アネモネと白のバーベナの花束が贈られ、ドーソンは幸福だった。
が、ロバートがその場で狙撃される。
(富山さんの出番はあと、最後の方に少しあります!)

ゴルゴ13(瑳川氏)は墓地で司教(六朗氏)から仕事の依頼を受ける。
司教はシシリー島のマフィアの家系出身だが、流血を避け聖職に就いていた。
が、実家の家族が、マフィアのドクターZの組織に皆殺しにされ、どうしてもそのままにする事が出来ないと言うのだった。
ゴルゴ13にすべてを託した彼は、神に裁きを請い、その場で自殺する。
(六朗氏はあとで、ちょこちょこ声が聴こえます。笑)

ゴルゴ13の情報屋の千葉氏がとても良かったです。
彼からの情報によると、ドクターZの正体は、組織の最高幹部さえ知らないと言う。
ドクターZに接触出来るのは娘のシンディだけ。
そこで、ゴルゴ13は彼女に近づき、首尾よくドクターZを片付ける。
このシンディ、とても綺麗でしたが、イタリア人なのに、どうして金髪なの???・・・なんて、フト思いましたけど・・・。(爆)

ゴルゴ13がドクターZを始末する所は、すべて監視されていた。
何か巨大な組織が、ゴルゴ13をマークしているのだ。

この辺りから、富田氏の出番がやたらにありました。(笑)
ゴルゴ13が車に乗ると、富田氏らの大襲撃が・・・。
あやうくその場を逃れた彼は、教会へ向かう。
そこでは、司教と一緒にいた男が血祭りにあげられていた。
そしてそこへゴルゴ13を狙う刺客トリオが登場する。(彼らはかなりの凄腕。)
ゴルゴは刺されるが、何とか彼らから逃れて外へ出ると、そこにはゴルゴ13を待ち受ける巨大組織の大襲撃が待っていた。富田氏が指揮を取ってスゴイです。(笑)

千葉氏の所には、別の刺客が現れ(これがもの凄い刺客。)千葉氏の情報屋は瀕死の状態に陥る。そこへ現れたゴルゴ13に「お前さん、狙われてるぜ。今まで見た事も聞いた事もない馬鹿デカイ組織に・・・」と忠告して息絶えた。
千葉氏、最高すぎでした。(笑)

CIA副長官(村越氏)、FBI本部長(キャストが分かる方がいらっしゃいましたら、ご教示お願いします。)、ブレイガン(富田氏)、ジェファーソン将軍(小林清志氏)が、ゴルゴ13を倒すべく、密談していたが、そこでスネークと呼ばれる最強の殺し屋(千葉氏を倒した刺客。)を披露する富田氏。
富田氏は、彼をCIAが派遣した刺客トリオと対決させるが、スネークのもの凄さは圧倒的で、CIAトリオはその場で全滅した。
何故かこの場に、ローラ(ドーソンの息子、ロバートの未亡人。武藤礼子氏。)が居ましたが、私にはその理由が理解出来ませんでした。(苦笑)

ゴルゴ13に特別な車や武器を提供する、銃器密造職人のリタ。

ゴルゴ13の次のターゲットは、もとナチスのベルンハルト・ミューラー(「銀河英雄伝説」に出てきそうな名前ですね。笑)ことドン・ヒューズ。
彼は、ヒューズ・ビルの最上階に住み、そこから一歩も外へ出ないと言う。
最上階は、50ミリの特殊防弾ガラスで守られていた。
ゴルゴ13が狙撃に使うと思われるビルは絞られており、富田氏率いる組織がしっかり監視していた。

スーパー・ビールの広告塔は、ヒューズ・ビルとの間にUSAビルがある為、狙撃に使うビルのリストからは除外されていた。
しかし、そのスーパー・ビールの広告塔にゴルゴ13は現れる。
広告塔の高さは、障害となっているUSAビルの48階にあたるが、この48階はユニオン
カンパニーが全フロアを借り切っており、ここを突き抜ければ、広告塔→USAビル→
ヒューズ・ビル・最上階への狙撃が可能なのだ。
ゴルゴ13の弾丸は、本当にUSAビルを突き抜け、ヒューズ・ビルの窓まで突き破り、
ドン・ヒューズを見事射殺した。
(いくら特殊改造銃と言ったって、そんな事が可能なんでしょうか???????)

不可能に見えたドン・ヒューズ射殺に成功したゴルゴ13は、地上で富田氏率いる組織の人間と対決。
ゴルゴも撃たれるが、その場で富田氏が殺られていました。

スネークによって、リタも始末された。

そして始まりから約53分、レオナルド・ドーソン、ついに登場です!(笑)
息子ロバートを殺され、ゴルゴ13への復讐に燃える彼は、「国家機関から諸君を買い取ったのだ」と言い切り、今回の失敗に激怒していた。

復讐の為には、もはや感情も捨て去った彼は、平気で(?)ローラを酷い目に合わせる。
その間、自分は屋敷からの美しい眺めに心を和ませ、静かに執事と話すあたり、もの凄かったです。

ブラジルに飛んだゴルゴ13は、そこに居る情報屋と接触。このキャラ、ちょっと良いです。
セリフが少ないですが、青野氏が堂々ご登場!(笑)
ゴルゴは巨大組織の黒幕を知りたい、と依頼する。

<続く>

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする