自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

整形手術

2006-09-01 | 舞台
「整形手術」

9月1日、テアトル・エコーが50周年を迎えました。
おめでとう御座います!

エコーと言うと、ちょっとお洒落で小粋なコメディ・・・と言うのが、私のイメージです。
50周年記念に、私が昔拝見した、いかにもエコーなお芝居を幾つか簡単にご紹介しようと思います。
懐かしい舞台が、遠い記憶の彼方から、今蘇る!!!!!(笑)

今回は「整形手術」をご紹介します。

***

「整形手術」
テアトル・エコー第64回公演 1982年5月14日(金)~ 30日(日) 

<スタッフ>
作:ピエール・シェノ 
訳:鈴木治子 
演出:キノトール
美術:大田創 
照明:東原修 
衣装:瀬川愛子
音響:田代敦巳 
振付:牧野和子 
舞台監督:白戸規之 
スチール:中野英伴 
制作:明石誠

<キャスト>
マキシム・マルティーノ:納谷悟朗 
アレクサンドラ・ベルトウ:火野捷子
マダム・ロベール:瀬能礼子 
ドクター・フェルンバック:沢りつお
ジュリエット・マルティーノ:牧野和子 
ジョルジュ・ベルトウ:沖恂一郎 
マリオン:小宮和枝

***

この作品は、ピエール・シェノ氏の書き下ろしだったらしく、「パリよりも一足お先に恵比寿で初演!」とチラシに載っていました。

ストーリーは、現代のおとぎ話風?
ラストは結構読めるのですが、とても素敵にまとまっていました。
年老いたマキシム・マルティーノは、もう一度だけ夢を見ようと、若返りの整形手術を受け、再び青春を謳歌?
美人のガールフレンドも手に入れて、人生バラ色。
でも、夢は長くは続かない・・・。(爆)
だって、いくら若返ったと言っても、それは所詮うわべだけ。
それに、マキシムがもう一度若さを手に入れたいと考えたのなら、他にもそう考えた人間が居るはずですからネ・・・!(笑)

***

まず最初に悟朗さんが登場。
私の持っている当時のメモによると、マキシムは65歳ぐらいの設定だった様です。
でも、その後のインパクトを考えてか、メイクはほとんど80歳ぐらいに見えました。
もう本当にお爺さんと言う感じ。

そして、「整形手術」後に、颯爽と登場したマキシム。
その若返りぶりに、圧倒されました。
悟朗さん、テニス・ウェア姿が本当に若々しかったです。
タキシード姿もキマッていました。

詳しいシチュエーションが今一つ思い出せませんが、悟朗さんが、ロミオとジュリエットなみに、バルコニーにいる火野氏の所へ、身軽に登って行かれたシーンがあったと思います。わぁ、スゴイ!と思ったので、記憶しています。(笑)

舞台の後で、周りに居た人達が、「あの人(悟朗さんの事)、本当は幾つなんだろう?」って話していたのが聞こえてきて、ちょっと嬉しかった。
それぐらい、「老」と「若」の対比が素晴らしかったです。

全体的にお洒落な感じで、いかにも「エコーのお芝居」でした。

***

悟朗さん、とてもカッコ良かったです!!
記憶の中にしかありませんが、とても貴重な思い出です!

***

ポール・シェノ氏の舞台は他にも幾つかエコーで上演されています。

今回、ほとんど記憶だけが頼りのご紹介なので、一応あらすじだけでもチェックしたいと思ったのですが、「整形手術」に関する資料がほとんど見つかりませんでした。
残念ながら、原題も、シェノ氏のお名前のフランス語表記も分からず(汗)、本国での上演状況、また米国などで上演された事があるかなども、分かりませんでした。
日本語でチェックした限りでは、「整形手術」の舞台は、日本ではこのエコーでの上演一回のみの様です。(未確認)

なおこの舞台は、NHKの「劇場中継」で放送されました。(1982年10月2日(土)放送)
エコーの舞台が放送されるなんて、当時は大変な事で、本当に嬉しかったのを覚えています。

*もし万一、録画されていた方がいらっしゃいましたら、何卒ご連絡下さい!!!



コメント (2)
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