自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

へヴィ その2

2006-10-27 | アニメ
続きです。その1よりお読み下さい。

***

トレーニング中に、ジムに現れたラッキー。(屋良氏)
昔ライト・ヘビー級のチャンピオン候補だったと言う、ラッキー・ローマンだ。
オカマと言う設定が面白いです。
屋良氏が、女性言葉で演って下さっています。
ガイを「坊や」と呼び続けるラッキー。
俺には名前がある、とガイが言うと、ワンラウンドが終わってあんたが立っていられたら、名前を呼んであげるわ、とラッキーは答えた。

アレックスはラッキーに、ガイのトレーナーになって欲しいと頼みに行った時の事を思い出す。
ラッキーはエイズに感染していた。
まだ死にたくない・・・と言って泣くラッキーに、「我が儘を言って済まなかった。どうか残された人生を、好きな様に生きてくれ。」君の気持ちは分かるよ。私も病気で、君より先に死ぬだろうと、アレックスはラッキーと一緒に涙を流した。

ガイは苦戦しながらも、ラッキーのパンチをかわし始める。
そして、ラッキーに反撃のパンチを浴びせるのだった。
ラッキーはついにガイの名前を呼ぶ。
が、エイズだからトレーナーにはなれないと言う。
ラッキーはアレックスに、「貴方が羨ましいわ。こんな怪物と最後の夢が一緒に見られて・・・やっぱり私、ボクシング大好きだわ。」と言って笑うと去って行った。

ガイはラッキーにトレーナーになって欲しいと頼む。
「親父以外の人間に、これほど殴られたのは始めてなんだ。」
ガイから必要とされている事を理解したラッキーは、喜んでトレーナーを引き受ける。

ガイにボクシングのライセンスを下して欲しいと、協会の事務員に話すアレックス。
が、アマチュア戦績が全くないガイを、事務員は一笑に付した。
それなら、コミッショナーに掛け合ってくれないか、と言うと、事務員は益々呆れるが、そこへコミッショナー登場です!
しかも「ゴードン博士!」、博士の選んだ人間に間違いがある訳はないと、即座にガイにライセンスを下すのだった。
唖然とする事務員。
腕っ節はイマイチですが、やっぱりアレックス、悟朗さんのキャラです・・・タダモノではない。(笑)

ついにガイのデビュー戦の日がやってきた。
控え室、そして控え室からリンクへ向かうシーンのあたり、悟朗さん、サスガです!!

対戦相手はスネークと呼ばれる、ストリートファイト出身のドン・ベイリー。(玄田氏)
ベイリーは昔は弱く、いじめられてばかりいた。しかも家には、暴力を振るうアル中の父が居た。
耐え切れなくなったベイリーは、父を殺す決心をし銃を構えるが、父は逃げた。
そしてトラックにひかれて即死した。
彼が父を殺したも同然だった。その時ベイリーの中で何かが弾けた。
その時から、彼はストリートファイターになった。

ガイは、そんなベイリーの強力なパンチにダウンした。
そんな中、少年時代を思い出すガイ。
父と二人でヒッチハイクしていた。同じ様に道を行く犬の母子。
が、母犬はトラックにひかれて死んでしまった。子犬が可哀想だった。
そんな母犬を、父は食べようと言う。
子犬のチビもその肉を食べた。
絶対にイヤだと言うガイに、これでチビが助かるなら、食われた母親だって絶対に満足している、と言って父は泣いていた。
「俺がこの荒野で死んだら、お前も俺の肉を食らって生き延びるんだ。絶対諦めるな。降参するな。倒されたら何度でも立ち上がれ。生きている限り戦え!立ち上がれ!ガイ!」

立ち上がったガイは、チビも自分もそしてベイリーも同類だと思った。
言わば仲間のベイリーを葬り去らなければならない・・・そう思って涙を流すガイ。
そして、ジョルティング・ブローで、ベイリーを吹き飛ばした。
大変な威力だった。
それでも立ち上がるベイリーに、パンチを浴びせ続けるガイ。
「ベイリー、お前は大した男だった。俺は忘れないぜ。」

ベイリーの妹に、兄ちゃんに代わって必ずへヴィー級の世界チャンピオンになって下さいと言われ、そう約束するガイ。

ガイはデビュー戦に勝った。が、チェンプへの道はまだ遠い。
「これからだぞ」とアレックス。

ガイは「戦えガイ。生きている限りは戦うんだ。」と言う父の声を聴いた気がした。

***

悟朗さん、出番が多くて良かったです!とても渋かったし。(笑)
映画はデビュー戦に勝って終わりでしたが、ガイが世界チャンピオンになる所も見たかったです。

***

原作:村上もとか(週刊少年サンデー)


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へヴィ その1

2006-10-27 | アニメ
へヴィ  HEAVY  アニメ・劇場 (1990年) 50分
役名:アレックス・ゴードン

往年の名マネージャーで、スポーツ生理学専門の医師、アレックス。
病気の為余命一年だが、空手のガイ・ヒューガを見出し、人生の最後にもう一度チャンピオンを世に送り出そうと決心する。

***

キャスト
ガイ・ヒューガ:松本保典
アレックス・ゴートン:納谷悟朗
リリィ:鶴ひろみ
ラッキー・ローマン:屋良有作
リュウ・ヒューガ(ガイの父):池田勝
ドン・ベイリー:玄田哲章
メアリー・ベイリー:矢島晶子
ゾルダー:大滝進矢
ビリィ:塩屋浩三
ジャック・レッドマン:小野健一
キングコング:青森伸
コミッショナー:小島敏彦
レフリー:沢木郁也
トレーナー:広瀬正志
事務員:梅津秀行
ヤンカース・ギャル:佐々木るん
ガイ(少年時代):高山みなみ
ロニー:ならはしみき

長島雄一、石野竜三、中博史、高木渉、森川智之
佐原夏子、南杏子、篠原あけみ、浅野典子、三石琴乃

***

強力なチャンピオンに、リングサイドでアドバイスするアレックスが居た。
その選手は勝つが、その場で射殺されてしまう。
アレックスはガンの宣告を受けてから、そんな悪夢を毎晩見ているのだった。

最初から出番があり、最後までほとんど通してご登場です!!!
なかなか渋くて、カッコイイです。(笑)

そんな折、ヤンカース高校とキャロル高校のチャンピオンファイトを目にする。
ヤンカース高校のガイ・ヒューガ。あの夢の中の若者がそこに居た。
ガイは父親とハーレムに空手道場を開いていると言う。
ガイのパンチを見たアレックスは、「彼こそ天才だ。超一流のボクサーになれる男だ。」と感嘆する。
君は天性のファイターだ、とガイにボクシングをやらないかと誘うが、ガイは興味を示さなかった。

女の子が不良達に絡まれているのを見たアレックスは助けに行こうとするが、ガイは、あの子はプロだからほっておけと言う。
それでもアレックスは、「アメリカの男は、レディが危ない時には命をかけても戦うのさ。グッドラック!」と言って、彼らの後を追った。

不良達の中に入っても、飄々とした感じのアレックス。なかなかカッコイイです。
でも力では全くかなわず(苦笑)危機一髪の所で、戻って来るガイ。
(ただのオジサンと見えて、実はマスター・・・と言う設定ではなかったみたいですネ。爆)
ガイは、不良達をあっと言う間に倒した。
その中で、ボクシングの心得があるビリィ(塩谷氏)が立ち向かって来るが、ガイは強力なパンチで一撃した。アレックスは「一年でチャンピオンにしてみせる」と再度誘うが、ガイは去った。
しかしアレックスは、これは私の最後の戦いだ、と諦めなかった。

彼らが助けたリリィは、ガイが去った後、アレックスにお礼を言いたかったと、自分を提供しようとするが、アレックスはとっても紳士な対応で、ますますステキです。(笑)

アレックスの事をガイは「じいさん」、リリィは「おじいちゃん」と呼んでいましたが、私にはそれほど高齢には見えませんでした。
私には「おじさん」にしか見えなかったんですが、若い人から見れば、やっぱり「お爺ちゃん」なんでしょうか???(苦笑)

空手道場で子供達に空手を教えるガイ。
アレックスは、ガイの父親リュウ(池田勝氏)にガイを説得して欲しいと頼むが、ガイは頑固者で、一度決めた事はテコでも曲げない。ガイをボクサーにするのは、諦めるんだな、と言うのだった。
そこへ、リリィを襲った若者達が現れる。
父のリュウも見事な空手の技を披露した。
「あの息子にこの親父ありか!」と、またも感嘆するアレックス。
が、リュウは不良の一人に頭を撃たれ、昏睡状態に陥った。

半月後、ガイは父の治療費を稼ぐ為、ボクシングに賭ける決心をする。
ガイとアレックスはマンハッタンへ向かった。

***

その2に続く


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