自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

空飛ぶゆうれい船

2012-07-10 | アニメ
「空飛ぶゆうれい船」 1969年 東映


ビデオのカバーです。
隼人(野沢雅子)、少女、ゆうれい船長(納谷悟朗)、犬のジャック

<キャスト>

隼人少年:野沢雅子
黒汐会長:田中明夫
嵐山<隼人の父>:名古屋章
ゆうれい船長、冒頭ナレーション:納谷悟朗
少女:岡田由紀子
国防長官:富田耕生
会長夫人:里見京子
アナウンサー他:野田圭一
大竹宏、増岡弘、北川国彦、石原良

ボアジュースCMの歌:滝口順平、堀絢子

監督:池田宏
原作:石森章太郎 (「ゆうれい船」)

***

最近船の沈没事故が相次ぎ、生き残った乗組員達によると、その原因は突然現われたゆうれい船だったと言う。(この部分のナレも悟朗さんです。)

両親、ペットの犬のジャックとボート遊びをしていた隼人少年は、そこで自動車事故を目撃し、黒汐会長と奥様を助けた。
雨が降ってきたので、とりあえず近くの幽霊屋敷と呼ばれている屋敷に避難したが、そこで幽霊船とゆうれい船長が登場です。

ゆうれい船長は、私は10年前なぶり殺しにされたこの屋敷の主人、と名のり、その犯人が悔い改めるまでゆうれい船はなくならない、と宣言します。
悟朗さんの不敵な笑い、圧倒的です。(笑)

奥様はゆうれい船長をとても恐がっていましたが、車の事故の時も、車の前にがい骨のゆうれいが現われた、との事でした。

後日。
お父さんと今度は車に乗っていると(お父さんの車が、左ハンドルの黄色いスポーツカーでした。凄いですね。笑 でも周りの車も左ハンドルでした。皆が外車を乗り回すリッチな町?それともここは日本ではないのでしょうか?)いきなり戦車が登場です。
そしてゆうれい船の使者と名乗る大型ロボットのゴーレムが出現します。
とっても奇想天外です。
この騒ぎでお父さんもお母さんも亡くなってしまいました。

お父さんは最期に、隼人は本当の子供ではない、10年程前、海で板切れに乗った赤ちゃんを助けて自分の子にした、と伝えます。
(モーゼみたいですね。笑)
そして、隼人の腕時計のバンドに隠してあった、本当の両親と一緒に写っている写真を見せて亡くなりました。
写真のウラには「隼人3歳の誕生日」と書いてありました。
(3歳って・・・赤ちゃんじゃないんですけど?笑)

黒汐会長の屋敷を尋ねる隼人。
会長も夫人もずっと一緒に住んでもいいんだよ、と、とても優しいです。

隼人は両親の仇を討ちたいと黒汐会長に訴えていました。
と、ゴーレムが暴れているとのニュース速報です。
そこへゆうれい船が登場して、ゴーレムとの対決になり、ゆうれい船は見事ゴーレムを倒しました。
ゴーレムと仲間同志だったはずのゆうれい船は、実は正義の味方でした。

ニュースが始まると席を外した黒汐会長を探して、どんどん中へ入る隼人君です。
屋敷の地下には、秘密の基地があり、兵器工場がありました。
しかも、さっきニュースで見た破損したゴーレムもありました。
黒汐が実は悪の黒幕だった?

この基地、とても大掛かりですが、セキュリティが全然ないのか(爆)隼人君がどんどん中に入っても平気でした。(笑)

基地から脱出した隼人は警察へ通報しますが、相手にされません。
道行く人にも話しますが、笑われるだけでした。

がっかりして、大好きなボアジュースを飲んでいると、ジュースを飲んで苦しみ出し、溶けてしまった人を目撃。
他にも溶けてドレスだけ残っている人を見かけます。
かなり恐い設定です。

そこに黒汐の部下が現われ、隼人は連れ去られます。
秘密を知った自分は殺される・・・と思っていると、行った先はテレビ局。
ゆうれい船に勇敢に立ち向かい、黒汐会長を助けた少年、として、紹介されました。
そこで、隼人は全国ネット(?)で堂々、黒汐の秘密をバラします。

怒った黒汐と部下達。
と、今度はそこに巨大カニや巨大海老が出現しました。
巨大カニは、ゴーレムの失敗と、隼人にボアの存在を暴露された為、黒汐を罰し、黒汐会長は、ボアジュースを飲んだ人の様に溶けてしまいました。
黒汐の更に黒幕がいたのです。

逃げる隼人とジャック(犬)はビルの屋上へ行きますが、大型カニにやられそうになり絶対絶命。
ついにビルから落ちそうになりますが、その時、空飛ぶゆうれい船に助けられます。
(その辺にあったビルの看板に「KURONEKO」と言うのがありました。笑)

ゆうれい船長は本当は良い人。
ゆうれい船が沢山の船を沈没させたのは、黒汐の武器が沢山積まれていたからだそうです。
そして、ボアと言う、海底に本拠を持つ怪物を絶滅しようとしていました。
でも、ボアが何者なのか、ボアを見た者はいないそうです。

悟朗さん、声がとっても素敵です。(笑)
半端じゃなく、凛々しいです。(笑)
そして、相変わらず、お得意の船長役です。(笑)

司令室へ案内された隼人は、そこで、沢山飲んでいたボアジュースのせいで、ボア中毒にかかり、危ない状態になります。
中毒で苦しんで暴れた時に、レーダー吸収装置のスイッチに触ってしまった為、装置が解除され、ゆうれい船が大破してしまいました。
(そんなちょっと触ったぐらいで、スイッチが切れてしまうなんて、困った設計ですね、この船。爆)

隼人は、看病してくれた少女に、船が酷く破損してしまった事を聞きます。
そしてフト見ると、重症の船長が横にいました。
素顔の船長の顔は、写真に写っていた、実の父の顔でした。
隼人君、実のお父さんと再会です。


とっくにネタバレなので、このシーンからのキャプチャーです。(笑)
素顔のゆうれい船長こと、隼人の実の父(納谷悟朗)

生き残ったのは、隼人と少女、そして船長とドクターのみでした。
しかも元気なのは隼人と少女だけ。
武器もあまり使えそうもなく、これでは、ボアの海底都市を破壊出来ません。

少女は船ごと基地に体当たりしよう、と提案します。
(・・・って、これもヤマト並に、特攻オチなんですか???)

なんとか基地へたどり着き、特攻寸前に、お父さんに自殺は良くないと言われ、脱出カプセルで脱出。
船だけボアの基地を直撃しました。

めでたしめでたし・・・ですが、ボアと言うのが何なのか、最後まで良く分かりませんでした。
最後に基地から、何かちょっと出て、またもぐって行きましたが、私には何だか分かりませんでした。
調べてみたら、巨大貝らしいです。
貝が黒幕???
いろいろ象徴的に描かれている様ですが、私には、本当にただただ奇想天外でした。

相変わらず鈍すぎの私ですが、悟朗さんが超カッコ良かった事だけは確実に理解出来ました。(笑)

***

*ボアジュースのCMが、昔のトリスのコマーシャルの様な雰囲気で面白かったです。
滝口さんの歌を拝聴出来て楽しかったです。

*この作品には、宮崎駿さんも係わっているそうです。
新ルパンの最終回に出てくるロボットは、この作品からのオマージュとの事です。

***

*荒野の流れ者様
*ウィキ他


コメント
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