マーティン・ランドーさんの作品からもう1作ご紹介します。
マット・デイモンさん主演の「ラウンダーズ」(1998年作品)です。
デイモンさん扮する法学生のマイクは法律学校の学費もポーカーで稼いでしまうほどの腕前です。
悟朗さんはマーティン・ランドーさんのペトロフスキー教授役です。
出番はあまりありませんが、悟朗さんもランドーさんも味がありました。
「ラウンダーズ」
左から キネッシュ役のジョン・タトゥーロさん(千田光男)、マイクのマット・デイモンさん(宮本充)、ワームのエドワード・ノートンさん(桐本琢也)、テディー KGB役のジョン・マルコヴィッチさん(佐々木梅治)
***
法学部教授のランドーさんとマット・デイモンさん扮するマイクの会話です。
ペトロフスキー教授役のマーティン・ランドーさん(納谷悟朗)
マット・デイモンさん(宮本充)
納谷: マイク。ちょっと話しを聞いてくれるかね。
宮本: どうぞ。
納谷: 私の家系は先祖代々ユダヤのラビだった。イスラエルの前はヨーロッパにいた。
私も当然ラビにと。子供の頃はこれでも神童と呼ばれていたんだ。
12の時に、長老達に神学書の理解は40歳を超えると言われた。
だが13歳になった時、私はラビにはなれないと悟った。
宮本: どうしてです。
納谷: そりゃあ。経典を理解すればするほど、神が遠くなったのだ。
宮本: ああ、自分を偽れなかった。
納谷: 神はいる。そう思い込もうとした。みんなの期待に答えたくて。
宮本: でも、大学教授も尊敬される職業です。
納谷: 我が家では違う。私の決断を知って、両親は激怒し嘆いた。すったもんだの末、私は、ニューヨークの、遠い親戚に預けられたよ。
それでようやく私は、自分の居場所を、見つけられた。
宮本: ああ、それからは?
納谷: やがて法律学と言う学問に出会い、その研究に没頭して今日に至った。私は心の底から法学を愛しとる。法学こそ、天職だ。
宮本: ご両親は、許してくれましたか。
納谷: いいや。何とか理解を得ようとして、いろいろ手を尽くしたが、どうしても分かってくれなかった。父は口さえ聞こうとしなかった。
宮本: もしまた人生をやり直せたら、同じ道を選ばれますか。
納谷: ほかにはない。私が神学校で最後に学んだ事は一つ。自分は自分でしかない。宿命からは逃れられないのだ。
宿命に。(乾杯)
***
「ラウンダーズ」
Rounders 1998年 米
ビデオ DVD 吹き替え(1999年11月21日 松竹)
マイク(マット・デイモン):宮本充
ワーム(エドワード・ノートン):桐本琢也
テディー KGB(ジョン・マルコヴィッチ):佐々木梅治
ジョーイ・キネッシュ(ジョン・タトゥーロ):千田光男
ペトロフスキー教授(マーティン・ランドー):納谷悟朗
ジョー(グレッチェン・モル):大坂史子
ぺトラ(ファムケ・ヤンセン):塩田朋子
グランマ(マイケル・リスポリ):天田益男
辻親八、喜多川拓郎、後藤哲夫、仲野裕、佐藤しのぶ、八十川真由野
大黒和広、遠藤純一、横尾博之、筒井巧、水野光太、大平泉
***
1995年3月27日、「エド・ウッド」(1994年作品)で第67回アカデミー賞助演男優賞を受賞した時のランドーさんです。
「エド・ウッド」やアカデミー賞ノミネート作品の「タッカー」(1988年作品。ランドーさんはゴールデングローブ賞を受賞)、「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」(1989年作品)を悟朗さんに吹き替えて頂きたかったです。
*「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」の吹き替えは無い様です。
***
*ウィキぺディア、IMDb他
マット・デイモンさん主演の「ラウンダーズ」(1998年作品)です。
デイモンさん扮する法学生のマイクは法律学校の学費もポーカーで稼いでしまうほどの腕前です。
悟朗さんはマーティン・ランドーさんのペトロフスキー教授役です。
出番はあまりありませんが、悟朗さんもランドーさんも味がありました。
「ラウンダーズ」
左から キネッシュ役のジョン・タトゥーロさん(千田光男)、マイクのマット・デイモンさん(宮本充)、ワームのエドワード・ノートンさん(桐本琢也)、テディー KGB役のジョン・マルコヴィッチさん(佐々木梅治)
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法学部教授のランドーさんとマット・デイモンさん扮するマイクの会話です。
ペトロフスキー教授役のマーティン・ランドーさん(納谷悟朗)
マット・デイモンさん(宮本充)
納谷: マイク。ちょっと話しを聞いてくれるかね。
宮本: どうぞ。
納谷: 私の家系は先祖代々ユダヤのラビだった。イスラエルの前はヨーロッパにいた。
私も当然ラビにと。子供の頃はこれでも神童と呼ばれていたんだ。
12の時に、長老達に神学書の理解は40歳を超えると言われた。
だが13歳になった時、私はラビにはなれないと悟った。
宮本: どうしてです。
納谷: そりゃあ。経典を理解すればするほど、神が遠くなったのだ。
宮本: ああ、自分を偽れなかった。
納谷: 神はいる。そう思い込もうとした。みんなの期待に答えたくて。
宮本: でも、大学教授も尊敬される職業です。
納谷: 我が家では違う。私の決断を知って、両親は激怒し嘆いた。すったもんだの末、私は、ニューヨークの、遠い親戚に預けられたよ。
それでようやく私は、自分の居場所を、見つけられた。
宮本: ああ、それからは?
納谷: やがて法律学と言う学問に出会い、その研究に没頭して今日に至った。私は心の底から法学を愛しとる。法学こそ、天職だ。
宮本: ご両親は、許してくれましたか。
納谷: いいや。何とか理解を得ようとして、いろいろ手を尽くしたが、どうしても分かってくれなかった。父は口さえ聞こうとしなかった。
宮本: もしまた人生をやり直せたら、同じ道を選ばれますか。
納谷: ほかにはない。私が神学校で最後に学んだ事は一つ。自分は自分でしかない。宿命からは逃れられないのだ。
宿命に。(乾杯)
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「ラウンダーズ」
Rounders 1998年 米
ビデオ DVD 吹き替え(1999年11月21日 松竹)
マイク(マット・デイモン):宮本充
ワーム(エドワード・ノートン):桐本琢也
テディー KGB(ジョン・マルコヴィッチ):佐々木梅治
ジョーイ・キネッシュ(ジョン・タトゥーロ):千田光男
ペトロフスキー教授(マーティン・ランドー):納谷悟朗
ジョー(グレッチェン・モル):大坂史子
ぺトラ(ファムケ・ヤンセン):塩田朋子
グランマ(マイケル・リスポリ):天田益男
辻親八、喜多川拓郎、後藤哲夫、仲野裕、佐藤しのぶ、八十川真由野
大黒和広、遠藤純一、横尾博之、筒井巧、水野光太、大平泉
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1995年3月27日、「エド・ウッド」(1994年作品)で第67回アカデミー賞助演男優賞を受賞した時のランドーさんです。
「エド・ウッド」やアカデミー賞ノミネート作品の「タッカー」(1988年作品。ランドーさんはゴールデングローブ賞を受賞)、「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」(1989年作品)を悟朗さんに吹き替えて頂きたかったです。
*「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」の吹き替えは無い様です。
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*ウィキぺディア、IMDb他