孔雀王「鬼還祭」(1988年)
役名:慈空(じくう)
孔雀王は全部で3本あり、うち1の「鬼還祭」と3の「櫻花豊穣」がOVA。
2の「幻影城」が劇場版です。
悟朗さんの役は慈空阿闍梨。(あじゃり)
主人公・孔雀のお目付け役的存在の老僧です。
たまたまウチは真言宗なので、密教を扱った話が結構面白かったです。
キャスト
孔雀:関俊彦
アシュラ:安藤ありさ
慈空:納谷悟朗
王仁丸(おにまる):石丸博也
僧正:加藤精三
天鐘:水島裕
岡本弥美(やみ):横尾まり
高原巽麻(たかはらたくま):若本規夫
安部晴明(あべのせいめい):仲木隆司
奈良にある法相宗の寺から、阿修羅像が盗まれたと僧正から依頼を受け、孔雀、アシュラ、慈空が寺を訪れる。(注1)
寺を訪れる途中で、孔雀は大きな包みを持った男を見かける。
この寺所有の有名な八部衆像の一つが盗まれたと言う。
八部衆は一般に公開されているが、彼らが通されたのは、厳重な警戒がしかれている特別な部屋。八部衆は実は表と裏の像があり、全部で16体存在する。
一般公開されているのは表の八部衆像で、盗まれたのは裏の阿修羅像だと言う。
裏の像には魔を引きつけ眠らせる役目があり、この裏の阿修羅様には魔物を閉じ込めてあると言う事だった。
裏の八部衆像が安置されている特別な部屋へ行く途中で、天鐘が「孔雀さんは凄いんですってね」と彼の術の凄さを話題にする。
孔雀は、この間も「依頼人は取り殺される。屋敷は燃える。失敗しちゃって。」と頭を掻くと、慈空が「私に言わせれば、依頼人の悪行が祟っただけで、仏様の功徳ですかな。
ホホホホホ・・・」と笑っていたのが、最高でした。
何となく食えないジジイと思わせる所が良いです。(笑)
僧正から説明を受けていると、いきなり式鬼(しきおに)登場。
僧正の念仏は利かないが、孔雀の術でその場を治める事が出来た。
式鬼は必ずそれを打ち放った者がいると言う。その主の後を追う孔雀。
式を放ったのは、呪禁道(じゅきんどう)の王仁丸。(注2)
強力な術者だが、依頼されれば殺しもやると言う呪禁道師。
「俺の式を倒したのは、てめえが最初だ」・・・と言いつつ、孔雀と対決する。
お互い、相手が裏の阿修羅像の行方を知っていると思っていたが、やがて別に犯人が居る事に気づく。
一方慈空は、寺にある裏阿修羅像に関する縁起書「天竜魔封之事」(てんりゅうまふうのこと)を読み、状況を把握しようとする。
一千年前、陰陽師安部晴明は魔物を阿修羅像に封じ込めたと言う。
王仁丸は、阿修羅像を盗んだのは、縁起書の内容を知った陰陽師の仕業だと見当をつけ、孔雀と共に、京都にある安部晴明ゆかりの晴明神社を訪れる。
晴明神社にある一条戻橋は、晴明が式神を隠していたと言う伝承があり、晴明の霊力を残している場所。犯人が阿修羅の封印を解く為に、晴明の霊力が残る場所を破壊すると考えたのだ。
そこで魔物が団体で登場!
孔雀の九字(くじ)が効かず、また王仁丸の式鬼も言う事を聞かずに、逆に王仁丸に向かってくる始末。余程強力な魔物が阿修羅像に封じ込められているらしい。
孔雀は千手観音消魔法で、すべての鬼を闇に帰したが、鬼どもが、地獄の業火を招き、あたりは火の海と化していた。
孔雀は、そこで、奈良で見かけた大きな包みを持った男を再度目撃する。
孔雀はあれだけの力を持ちながら、邪悪な魔の復活に使おうとしている・・・同じ術者として許せないと憤る。
王仁丸は、式すら操る魔物は、鬼の支配者の様な存在かもしれないと孔雀に助言し、去っていった。
慈空は、縁起書が寺の外部に出る事はほとんどないが、数ヶ月前、ある大学の研究室に貸し出された事があり、その後研究員の一人が行方不明になったと孔雀に告げる。
その男、高原巽麻の写真を孔雀に見せると、それは孔雀が目撃した男と同一人物だった。
巽麻が研究室で知り合った、恋人の岡本弥美なら何か知っているかもしれない。
そこで、孔雀は弥美を訪ね、巽麻について質問するが、弥美は、巽麻は強い霊力を持っていながら、それを使う事が出来ず悩んでいた。現代ではそんな力があっても何にもならないのだから・・・と非協力的だった。孔雀は、自分は巽麻と話したいと告げる。
そんな折、またまた魔物登場。巽麻が壺の中に封じ込めて行った物らしい。
孔雀はあっという間に魔物を退治する。弥美は「あなたなら巽麻を助けられるのね」と、孔雀を信用し、巽麻が北海道に居ると教えてくれた。
役名:慈空(じくう)
孔雀王は全部で3本あり、うち1の「鬼還祭」と3の「櫻花豊穣」がOVA。
2の「幻影城」が劇場版です。
悟朗さんの役は慈空阿闍梨。(あじゃり)
主人公・孔雀のお目付け役的存在の老僧です。
たまたまウチは真言宗なので、密教を扱った話が結構面白かったです。
キャスト
孔雀:関俊彦
アシュラ:安藤ありさ
慈空:納谷悟朗
王仁丸(おにまる):石丸博也
僧正:加藤精三
天鐘:水島裕
岡本弥美(やみ):横尾まり
高原巽麻(たかはらたくま):若本規夫
安部晴明(あべのせいめい):仲木隆司
奈良にある法相宗の寺から、阿修羅像が盗まれたと僧正から依頼を受け、孔雀、アシュラ、慈空が寺を訪れる。(注1)
寺を訪れる途中で、孔雀は大きな包みを持った男を見かける。
この寺所有の有名な八部衆像の一つが盗まれたと言う。
八部衆は一般に公開されているが、彼らが通されたのは、厳重な警戒がしかれている特別な部屋。八部衆は実は表と裏の像があり、全部で16体存在する。
一般公開されているのは表の八部衆像で、盗まれたのは裏の阿修羅像だと言う。
裏の像には魔を引きつけ眠らせる役目があり、この裏の阿修羅様には魔物を閉じ込めてあると言う事だった。
裏の八部衆像が安置されている特別な部屋へ行く途中で、天鐘が「孔雀さんは凄いんですってね」と彼の術の凄さを話題にする。
孔雀は、この間も「依頼人は取り殺される。屋敷は燃える。失敗しちゃって。」と頭を掻くと、慈空が「私に言わせれば、依頼人の悪行が祟っただけで、仏様の功徳ですかな。
ホホホホホ・・・」と笑っていたのが、最高でした。
何となく食えないジジイと思わせる所が良いです。(笑)
僧正から説明を受けていると、いきなり式鬼(しきおに)登場。
僧正の念仏は利かないが、孔雀の術でその場を治める事が出来た。
式鬼は必ずそれを打ち放った者がいると言う。その主の後を追う孔雀。
式を放ったのは、呪禁道(じゅきんどう)の王仁丸。(注2)
強力な術者だが、依頼されれば殺しもやると言う呪禁道師。
「俺の式を倒したのは、てめえが最初だ」・・・と言いつつ、孔雀と対決する。
お互い、相手が裏の阿修羅像の行方を知っていると思っていたが、やがて別に犯人が居る事に気づく。
一方慈空は、寺にある裏阿修羅像に関する縁起書「天竜魔封之事」(てんりゅうまふうのこと)を読み、状況を把握しようとする。
一千年前、陰陽師安部晴明は魔物を阿修羅像に封じ込めたと言う。
王仁丸は、阿修羅像を盗んだのは、縁起書の内容を知った陰陽師の仕業だと見当をつけ、孔雀と共に、京都にある安部晴明ゆかりの晴明神社を訪れる。
晴明神社にある一条戻橋は、晴明が式神を隠していたと言う伝承があり、晴明の霊力を残している場所。犯人が阿修羅の封印を解く為に、晴明の霊力が残る場所を破壊すると考えたのだ。
そこで魔物が団体で登場!
孔雀の九字(くじ)が効かず、また王仁丸の式鬼も言う事を聞かずに、逆に王仁丸に向かってくる始末。余程強力な魔物が阿修羅像に封じ込められているらしい。
孔雀は千手観音消魔法で、すべての鬼を闇に帰したが、鬼どもが、地獄の業火を招き、あたりは火の海と化していた。
孔雀は、そこで、奈良で見かけた大きな包みを持った男を再度目撃する。
孔雀はあれだけの力を持ちながら、邪悪な魔の復活に使おうとしている・・・同じ術者として許せないと憤る。
王仁丸は、式すら操る魔物は、鬼の支配者の様な存在かもしれないと孔雀に助言し、去っていった。
慈空は、縁起書が寺の外部に出る事はほとんどないが、数ヶ月前、ある大学の研究室に貸し出された事があり、その後研究員の一人が行方不明になったと孔雀に告げる。
その男、高原巽麻の写真を孔雀に見せると、それは孔雀が目撃した男と同一人物だった。
巽麻が研究室で知り合った、恋人の岡本弥美なら何か知っているかもしれない。
そこで、孔雀は弥美を訪ね、巽麻について質問するが、弥美は、巽麻は強い霊力を持っていながら、それを使う事が出来ず悩んでいた。現代ではそんな力があっても何にもならないのだから・・・と非協力的だった。孔雀は、自分は巽麻と話したいと告げる。
そんな折、またまた魔物登場。巽麻が壺の中に封じ込めて行った物らしい。
孔雀はあっという間に魔物を退治する。弥美は「あなたなら巽麻を助けられるのね」と、孔雀を信用し、巽麻が北海道に居ると教えてくれた。