自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

孔雀王 鬼還祭 その1

2005-10-12 | OVA
孔雀王「鬼還祭」(1988年)
役名:慈空(じくう)

孔雀王は全部で3本あり、うち1の「鬼還祭」と3の「櫻花豊穣」がOVA。
2の「幻影城」が劇場版です。
悟朗さんの役は慈空阿闍梨。(あじゃり)
主人公・孔雀のお目付け役的存在の老僧です。
たまたまウチは真言宗なので、密教を扱った話が結構面白かったです。

キャスト
孔雀:関俊彦
アシュラ:安藤ありさ
慈空:納谷悟朗
王仁丸(おにまる):石丸博也
僧正:加藤精三
天鐘:水島裕
岡本弥美(やみ):横尾まり
高原巽麻(たかはらたくま):若本規夫
安部晴明(あべのせいめい):仲木隆司

奈良にある法相宗の寺から、阿修羅像が盗まれたと僧正から依頼を受け、孔雀、アシュラ、慈空が寺を訪れる。(注1)
寺を訪れる途中で、孔雀は大きな包みを持った男を見かける。

この寺所有の有名な八部衆像の一つが盗まれたと言う。
八部衆は一般に公開されているが、彼らが通されたのは、厳重な警戒がしかれている特別な部屋。八部衆は実は表と裏の像があり、全部で16体存在する。
一般公開されているのは表の八部衆像で、盗まれたのは裏の阿修羅像だと言う。
裏の像には魔を引きつけ眠らせる役目があり、この裏の阿修羅様には魔物を閉じ込めてあると言う事だった。

裏の八部衆像が安置されている特別な部屋へ行く途中で、天鐘が「孔雀さんは凄いんですってね」と彼の術の凄さを話題にする。
孔雀は、この間も「依頼人は取り殺される。屋敷は燃える。失敗しちゃって。」と頭を掻くと、慈空が「私に言わせれば、依頼人の悪行が祟っただけで、仏様の功徳ですかな。
ホホホホホ・・・」と笑っていたのが、最高でした。
何となく食えないジジイと思わせる所が良いです。(笑)

僧正から説明を受けていると、いきなり式鬼(しきおに)登場。
僧正の念仏は利かないが、孔雀の術でその場を治める事が出来た。
式鬼は必ずそれを打ち放った者がいると言う。その主の後を追う孔雀。

式を放ったのは、呪禁道(じゅきんどう)の王仁丸。(注2)
強力な術者だが、依頼されれば殺しもやると言う呪禁道師。
「俺の式を倒したのは、てめえが最初だ」・・・と言いつつ、孔雀と対決する。
お互い、相手が裏の阿修羅像の行方を知っていると思っていたが、やがて別に犯人が居る事に気づく。

一方慈空は、寺にある裏阿修羅像に関する縁起書「天竜魔封之事」(てんりゅうまふうのこと)を読み、状況を把握しようとする。
一千年前、陰陽師安部晴明は魔物を阿修羅像に封じ込めたと言う。

王仁丸は、阿修羅像を盗んだのは、縁起書の内容を知った陰陽師の仕業だと見当をつけ、孔雀と共に、京都にある安部晴明ゆかりの晴明神社を訪れる。
晴明神社にある一条戻橋は、晴明が式神を隠していたと言う伝承があり、晴明の霊力を残している場所。犯人が阿修羅の封印を解く為に、晴明の霊力が残る場所を破壊すると考えたのだ。
そこで魔物が団体で登場!
孔雀の九字(くじ)が効かず、また王仁丸の式鬼も言う事を聞かずに、逆に王仁丸に向かってくる始末。余程強力な魔物が阿修羅像に封じ込められているらしい。
孔雀は千手観音消魔法で、すべての鬼を闇に帰したが、鬼どもが、地獄の業火を招き、あたりは火の海と化していた。
孔雀は、そこで、奈良で見かけた大きな包みを持った男を再度目撃する。
孔雀はあれだけの力を持ちながら、邪悪な魔の復活に使おうとしている・・・同じ術者として許せないと憤る。
王仁丸は、式すら操る魔物は、鬼の支配者の様な存在かもしれないと孔雀に助言し、去っていった。

慈空は、縁起書が寺の外部に出る事はほとんどないが、数ヶ月前、ある大学の研究室に貸し出された事があり、その後研究員の一人が行方不明になったと孔雀に告げる。
その男、高原巽麻の写真を孔雀に見せると、それは孔雀が目撃した男と同一人物だった。

巽麻が研究室で知り合った、恋人の岡本弥美なら何か知っているかもしれない。
そこで、孔雀は弥美を訪ね、巽麻について質問するが、弥美は、巽麻は強い霊力を持っていながら、それを使う事が出来ず悩んでいた。現代ではそんな力があっても何にもならないのだから・・・と非協力的だった。孔雀は、自分は巽麻と話したいと告げる。
そんな折、またまた魔物登場。巽麻が壺の中に封じ込めて行った物らしい。
孔雀はあっという間に魔物を退治する。弥美は「あなたなら巽麻を助けられるのね」と、孔雀を信用し、巽麻が北海道に居ると教えてくれた。


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お知らせ 掲示板

2005-10-09 | ノンジャンル
「自称納谷悟朗後援会 掲示板」

最近古い記事にコメントを頂く事が結構あります。
そういうコメントを皆さんにご覧頂く機会はあまりないのでは?と考え、掲示板を開けてみました。
こちらの方へいろいろ情報も頂ければ、と思っております。
ヨロシクお願い致します。

なお下の方にある「管理者メニュー」にパスワードを入れずにクリックすると、
投稿頂いた記事の削除・編集が出来ます。
コメントはその機能がないので、その点も不便だったと思います。

掲示板もご利用頂ければ幸いです。

「自称納谷悟朗後援会 掲示板」はこちらです。

http://6709.teacup.com/nayagorofan/bbs

この日誌のリンクからもご利用頂けます。

自称納谷悟朗後援会長



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ミッドウェイ 1979年 TBS版

2005-10-05 | ヘストン
「ミッドウェイ」(Midway 1976年・米)1979年10月8日、15日(TBS)
役名:ガース大佐(チャールトン・へストン)

2週に渡って放送された特別版「ミッドウェイ TV版」(これが正確なタイトルだそうです。まっぷ様情報)を、ヘストンのリストに載せた時に、確認出来ないキャストがあると書きました。
1979年版「ミッドウェイ」のビデオをお持ちだったと仰る kamakari-masayuki 様が、ご記憶のキャストをご教示下さいました。本当に有難う御座いました。

「フォンダ-柳生博、コバーン-小林清志、ミッチャム-浦野光、フォード-田中信夫 
その他、羽佐間道夫、武藤礼子、津嘉山正種、家弓家正、小林修など 
日本側で穂積隆信(劇場公開時も同じ)」

リストに載せていたキャストは以下の通りです。

チャールトン・ヘストン:納谷悟朗
ヘンリー・フォンダ:柳生博
三船敏郎:三船敏郎
*以下参考キャスト
ジェームズ・繁田:穂積隆信
ロバート・ワグナー:城達也
ジェームズ・コバーン:小林清志
ロバート・ミッチャム:浦野光
グレン・フォード:田中信夫
ロバート・ウェバー:家弓家正
スーザン・サリバン:武藤礼子

城氏、羽佐間氏、小林修氏等、一部不明ながら、キャストがほぼ一致しており、確認が出来たと判断したいと思います。
リストの方へは、以下のキャストを載せておきました。

「ミッドウェイ」(Midway 1976年・米)1979年10月8日、15日(TBS)
チャールトン・ヘストン:納谷悟朗
ヘンリー・フォンダ:柳生博
三船敏郎:三船敏郎
ジェームズ・繁田:穂積隆信
ロバート・ワグナー:城達也
ジェームズ・コバーン:小林清志
ロバート・ミッチャム:浦野光
グレン・フォード:田中信夫
ロバート・ウェバー:家弓家正
スーザン・サリバン:武藤礼子
羽佐間道夫、津嘉山正種、小林修

一応自分の記憶にあったものの、一番驚いたのは、ミッチャムの浦野光氏です。
この映画をご覧になった事がある方はご記憶かもしれませんが、ミッチャムのハルゼー中将と言う人は、出撃前に皮膚病に侵され、病院に寝ているシーンが一番印象的でした。(笑)
代わりにグレン・フォードのスプルーアンス少将がエンタープライズ(!!スタートレックが好きなので、この名前に即反応。笑)に乗り込みます。
特に重要とも思えないこの役の声を、ちゃんと浦野氏がされていたと言うのはスゴイですね!私はこのミッチャム=浦野氏が、一番妄想かもしれないと思っていました。(苦笑)

あとは、個人的には何と言っても、フレッチャー提督(ロバート・ウェバー)の家弓氏。
ヘストンは彼と一緒にヨークタウンに乗艦して、二人の直接対話も多かったです。
悟朗さんと家弓さんの共演は、特に嬉しいのが常で、もう一度あのシーンを見てみたい・・・本当にそう思います。(笑)

最後にヘストンが着陸に失敗しますが、元々ガース大佐は手か腕を負傷して、療養していたと言う設定だったと思います。
映画では、その怪我について「腕の傷はどうした?」ぐらいに軽く流していましたが、TV版では、最初の方にヘストンがガールフレンドと出て来て、確かこの怪我の事を話していたのだったと思います。
手は大丈夫?と聞く彼女に、もう全然平気さ、新品みたいだよ、と答えるヘストン。
しかし、彼女が突如パッとボールを投げると、ヘストンはそれをキャッチする事が出来なかった・・・彼女に、「新品ねぇ・・・」と、言われるとヘストンはやられたな・・・と言う感じの対応でした。
(テレビ版の正確なセリフではありません。参考程度にお読み下さい!)
ちょっとしたシーンでしたが、結末に来て、あの最初の小物が利いていたと思いました。
あの怪我がなければ、難しい着陸も出来たのでは・・・と私は思ったので。

TBS版が「一回限りの放送」と荻氏が仰っていた、とまっぷ様にご教示頂くまで、私は漠然と「またいつか放送されるのだろう」と思い込んでいました。
(そして25年経ちました。爆)
音源が残っているのでしょうか?
こんな凄いキャストの吹き替えは、ぜひキチンと保存して欲しいです。
何かの機会に、また拝見するチャンスがある事を心から願いつつ・・・!!!

***

過日1981年日本テレビ版の「ミッドウェイ」が、午後のロードショーで放送されていました。
これを拝見したのは、81年以来(爆)でしたが、このバージョンで個人的にツボだったのは、筈見純氏のエド・ネルソン。ヘストンと同期で、諜報関係の人です。
初めへストンが彼のオフィスを訪ねて来た時は、やぁ、良く来たなぁ!と言う感じで、笑顔でしたが、ヘストンに頼み込まれて、仕方なしにヘストンの息子の恋人の調査をする事になって、段々表情も険しくなり、ヘストンが帰って行く時には、彼の方を見ようともしなかった。
「これで借りは返したぞ」と言う様なセリフが印象的でした。
あとは、クロード・クサツの若本氏。楽しすぎました。(笑)

ところで、この作品を劇場で見た時に、日本軍の声は吹き替えてありました。
劇場版のパンフをお持ちの方がいらっしゃいましたら、その中に日本軍の声のキャストが載っているかどうか、ご連絡頂けないでしょうか?
パンフレットを当時映画館で購入したのは確かなのですが、残念ながら手元に残っておりません。

*パンフレットには日本軍のキャストは載っていないそうです。
こりんご様、ありがとう御座いました。(2005年10月17日)

第三のバージョン、1983年のテレビ朝日版については、拝見しているはずですが、残念ながら全く記憶にありません。

参考資料:kamakari-masayuki 様、まっぷ様、自称吹替評論家様、さすらい人様。
「Midway Collector's Edition」。有難う御座いました。
お礼:松村様、いつもお世話様です。心よりお礼申し上げます。


コメント (3)
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