自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

2001夜物語 その1

2006-03-15 | OVA
スペース・ファンタジア 「2001夜物語」 (1987年5月21日) OVA (全一巻)
役名:アダム・ロビンソン Jr.  (地球からの贈り物)
アダム・ロビンソン船長 (遥かなる地球の歌)
                         
三部構成のオムニバスで、トータル約60分の作品です。(1話、約20分)
なお原作は全く読んでいません。その点ご理解の上でお読み下さい。

「宇宙の孤児」
*この話には悟朗さんはご出演になっていません。

アダム・ロビンソン:古川登志夫
ハンナ・ロビンソン:鶴ひろみ
レオ(科学者):大木民夫
クラーク(科学者):野田圭一
クリス:淵崎ゆり子
トビー:堀川亮
カレン:村田博美
モーリン:荘真由美
男の子:中島千里
女の子:佐藤智恵

2058年、人類の宇宙進出は始まったばかり。
未だ十分な科学力がなく、有人恒星間飛行等は不可能な時代だった。
そこで、彗星オズマ3を利用した航法が考え出される。
彗星の核からエネルギーを直接補給しつつ、彗星と一緒に航行し、その後エネルギーを採り尽くした後に彗星を核融合爆発させて、そのエネルギーを使って高速飛行に入ると言うもの。
しかしこの加速度に人体は耐えられない。(細かい事は分かりませんが、彗星を爆破したら、宇宙船も吹っ飛ぶと思うんですけど・・・?????)
そこで、冷凍した精子と卵子を乗せ、高速飛行後に子供達に命を与え、くじら座タウ星系第二惑星オズマを目指す。

精子と卵子の提供者は、アダムとハンナ・ロビンソン夫妻だった。
二人は実際には宇宙へは飛び立たないが、航行中、二人のイメージから創られたアンドロイドとなって、子供達の世話をする。

22人の子供達はついにオズマに到着した。
そこは真っ青な空と、山と湖、そして緑に囲まれた美しい星だった。
太陽系を離れてから375年が経過していた。
 
「地球からの贈り物」

アダム・ロビンソンJr.:納谷悟朗
ミラー:徳丸完
ギルフォード:北村弘一
作業監督(A):大木民夫
作業監督(B):野田圭一
作業監督(C):田中亮一
連絡員:塩屋翼
コンピューター:堀川亮

21世紀後半、人類は第十惑星「魔王星」を発見する。
この星は反物質で構成されており、無限のエネルギーを保有していた。
また科学も飛躍的な進歩を遂げ、ワープ航法も可能となった。
恒星間航行時代の幕開けだった。

アダムは、岩ばかりの不毛の星の開拓に従事していた。
水はあるが、岩だけの星だ。酸素も十分ではなく、作業員達は宇宙服を着用。
アダムは岩盤を砕いて土にし、植物を植えて、この星を楽園に変えようとしていた。

ここに登場するアダムは、壮年の穏やかながら、意志の強そうなオジサマです。(笑)
最初は分からなかったのですが、このオジサマが実はアダム&ハンナ夫妻の息子。
父のアダム・ロビンソンは、第十惑星の開発に係わり、巨万の冨を手にしていた。
彼からロビンソン宇宙財団を引き継いだアダムは、その冨すべてをかけて、この星を開拓しているのだった。

北村氏は、ロビンソン財団の財務顧問ギルフォード。
このギルフォードは、アダムを「アダム様」と呼んで、北村氏お得意の執事っぽいキャラでした。(笑)ギルフォードはこのままでは財団は破産すると、心配しているのだ。
しかし、アダムは計画を中止する意志は全く無かった。

地形の整備をし、運河から水を引いて湖を創る。
努力の甲斐あって、植物が芽を出した。

大規模な改造の為、天候のバランスが崩れたのか、豪雨が続いていた。
ミラーは、環境の改造は長くは持たない。600年もすれば元に戻ってしまうだろう、とアダムに忠告するが、アダムは600年持てば十分だよ。600年後の事を考えるのは我々ではない、と答える。

降り続く雨の為に、ついに湖が決壊する。
「谷を埋めて水の流れを変えるんだ。」と命令するアダム。
が、湖の決壊で、やっと開拓した土地も滅茶苦茶になってしまった。

雨の中の危険な作業が続き、地球に帰りたいと言う作業員が続出する。
彼らの訴えを聞き入れ、もうすぐ機材を積んだ母船が到着するので、帰りたい者はそれに乗って帰る様に、と指示するアダム。
「ご苦労だった。」とねぎらう事も忘れず、この人は穏やかで冷静な人物でした。
(悟朗さんのお得意の役でしょう?????笑)

この星の開発は、やはり無理なのか?
しかし瓦礫の下には、若芽が残っていた。それを見てアダムは希望をつなぐ。

やがてこの星に緑が広がり、植物のお陰で大気中の酸素も濃くなっていく。

この星は、子供達が乗った宇宙船が目指している目的地、惑星オズマなのだ。
宇宙船が地球を出発してから50年。
地球からここまで11.9光年、今何処を飛んでいるのか、全く分からなかった。
アダムは先回りして、子供達の為にこの星を楽園に変えたのだ。
それが両親の意志だった。財団の資金は、この事にこそに使われるべきだったと、ミラーに語るアダム。

アダムから、300年後に到着する子供達へのメッセージ。
「兄弟達よ。宇宙の闇の彼方から、まっしぐらにここに向かっている、まだ生まれぬ兄弟達よ。どうか、このささやかな贈り物を受け取って欲しい。そして忘れないで欲しい。
父も母も私も、君達と共にある。」

***

最初、岩だけの索漠とした星と、「宇宙の孤児」で子供達がたどり着いた、美しいオズマとが結びつかず、2つが同じ星だと分かった時はかなり驚きました。
行ってみるまで、どんな星か分からないオズマへ、子供達を送り込むと言うのも相当無謀ですが、そこを楽園に創り変えたアダム・・・とても素敵な展開でした。
悟朗さんも、全体に静かで優しく、とても思慮深い感じ。良かったです。

*次回、第三話にあたる「遥かなる地球の歌」をご紹介します。


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ルパン三世(旧作) 第15話 その2

2006-03-09 | ルパン三世
続きです。その1よりお読み下さい。

***

アジトに戻って来たルパンは、今夜、金満邸へ、防空壕の穴を伝って忍び込むと言うが、
不二子「ルパン、銭形は甘くないわよ。」
(不二子も、ちゃんと銭形に一目置いてますヨ!)

次元は金満邸の外にトラックで乗りつけ、穴に車を乗り上げる。
警官達に車を押してもらうが、次元は、今度はエンジンが掛からないと、引き続き彼らに手助けを頼むのだった。
次元が注意を引き付けている間に、ルパンが穴から侵入。
次元は、突如エンジンをスタートして暴走し、金満邸の門に突っ込んだ。

金満邸のマントルピースの下まで来たルパン。
やはり今日は来ないのだろう、と言う金満氏に、「いや、ひょっとしたら、もう足元まで来ているかもしれません。」と、悟朗さん、ちょっとパターンなセリフです。(笑)
調度その時、門へ次元のトラックが突っ込み、金満氏が、あれは一千万円もした門だと、大騒ぎになる。(当時で一千万円って、一体どういう値段なんでしょう?????
もの凄い門ですね。笑)
銭形達が門の所へ駆けつけると同時に、不二子が電源を切り、暗くなった所で、金の胸像を盗むルパン。
ところが、ルパンが胸像を持ち上げると、自家発電で灯りがついた。
(時価三億円の金の胸像だそうですが、アレ、相当重いんじゃないでしょうか???
純金でしょう??ルパン一人で持ち上げられるのかな??なんてフト・・・???笑)

穴を通って、金満邸の外に出るが、穴の出口には、上から鉄格子がはめられ、脱出不可能。大笑いの銭形は、「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう!」と、一言。(笑)

投獄されたルパンに向かって、「これで俺の実力がわかったろう?」と高笑いし、
「じゃあね!次はヨーロツパ!」と言って去る銭形。
「ヨーロツパ!」ついに登場です!(笑)しかも「じゃあね!」って、お茶目ですねぇ。(笑)
一方ルパンは、隠しておいた脱獄七つ道具を取り出す。

お手柄の銭形は、同僚達から盛大な祝福を受ける。
総監にルパン逮捕を報告する所も、とってもカッコイイ声です。
首相からの祝電を「ないか、く、そう、りだ、いじーん」(内閣総理大臣)と読む所、「ヨーロツパ!」と同じくらい記憶にありました。(笑)

空港では、「祝・洋行」のノボリまであり、皆に見送られて搭乗する銭形。
太い派手なネクタイに、派手な帽子も楽しい。
いよいよ離陸と言う時にフト窓の外を見ると、ルパン一家も見送りに来ていた。
あわてて降りようとするが、既に離陸体勢に入っており、「ルパンめー。この仇はきっと取ってやるぞ!」と叫ぶとっつあん。

空港で、「胸像は警視庁の金庫に保管する事にしました」と銭形が総監に報告しているのを、しっかりキャッチしていたルパン達は、警視庁の人間を装って金満邸に現れ、すんなり胸像を手に入れるのだった。

***

結局はズッコケなんでしょうが、銭形、カッコ良かったです。
銭形がルパンとある程度互角と言うのが、やっぱり嬉しい。
あとは、ゴエのセリフが少なくて・・・悟朗さん、銭形で本当に良かった・・・って、つくづく思いました。(笑)

この話で1つだけ(??)無理だと思うのは、ああいう招待状が来る時は、実際の会議は半年先とかなのではないでしょうか?
外国へ行くのに、パスポートを取ったり、いろいろ計画しなくてはいけないし・・・。
ほんの数日のうちに、ルパンを捕まえて、即ヨーロッパへ行くなんて、ほとんど今の感覚??????(笑)ある意味、スゴイですが・・・。(笑)

機内アナウンスによると、あの飛行機はパリ行きだそうですが、ICPOとの関連を考えると、ちょっと楽しかったデス。
とっつあんは旧作で、既にパリへ飛んでいたんですね!!!サスガです!(笑)

お礼:真ライダー様。
どうしても、「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう」を書かないではいられない気持ちになりました!!(爆)ありがとう御座いました。



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ルパン三世(旧作) 第15話 その1

2006-03-09 | ルパン三世
「ルパン三世」(旧作) 第15話 「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう」
1972年1月30日 (日本テレビ)
役名:銭形警部

旧作で一番覚えていたセリフ、「ヨーロツパ!」が出てくるエピソードです。

キャスト
ルパン三世:山田康雄
次元大介:小林清志
銭形警部:納谷悟朗
峰不二子:二階堂有希子
石川五右ヱ門:大塚周夫
警視総監:永井一郎
金満邸の主人:塩見竜介

銭形警部へ「世界警察会議ヨーロッパ大会」の招待状が来る。
休暇半分(?)に出席を勧める警視総監だったが、ルパンから、今日から三日間の月夜の間に金満邸にある金の胸像を頂くと予告状が出ており、ルパン逮捕を諦める訳には行かない。
「ルパン逮捕の指揮を他の者にやらせたいようですが、私は交替しませんよ!」と息巻く銭形。
警視総監から、「ヨーロッパの会議の方はどうするんじゃ?」と聞かれ、「ルパンを捕まえた後に、私が行かせてもらいます。」と大宣言する。(笑)
「今夜中に捕まえろ」と警視総監。

鮮やかに金満邸へ侵入するルパン達だが、そこには銭形達が待ち受けていた。
次元がおとりとなり、集中的にサーチライトの的になる。
その間にルパン達は反対側にある土蔵に向かった。
ルパンは、倉の壁に爆弾をしかけ、開けようとするが、爆弾よけの特殊金属版に守られていて、壁の外を崩しただけ。しかもそこには高圧電流が流れていて、ルパンも全く歯が立たない。

一方、五右ヱ門は床下から、不二子も屋根裏から侵入しようとするが、ここは防弾ガラスで守られており、切ろうとしても、ガラスに傷をつけただけだった。
(斬鉄剣で斬れませんか???)

逃走するルパン達。しかもルパンは、逃走中に金満邸の外にあった穴に落ちてしまう。
次元に助けられ、やっとの事で逃げおおせた。

今回の失敗に、「お前の作戦が強引すぎたんだ。つまり銭形を侮りすぎた!」と、ルパンに怒鳴り散らす次元。次元さん、ちゃんと銭形に一目置いてます!!!(笑)

結局ルパン達に逃げられ、部下達に「バカもーん」と、怒鳴る銭形。
ド迫力のとっつあんでした。

ルパンは捕まえたか?と警視総監から電話が来ると、「全くもうほんのチョイ、ほんのチョイと言う所で失敗したのでありまして・・・」と言い訳する所もカワイイです。(笑)
総監には、やっとの事で、ルパン逮捕をもう一晩だけ待ってもらう事になる。

翌日。銭形達が張り込んでいるその上空から、ヘリで偵察を続けるルパンと不二子。
出来上がった写真には、しっかり昨日ルパンが落ちた穴が写っていた。

一方銭形も穴を発見するが、金満邸主人が、それは防空壕の1つで、マントルピースの下まで続いていると言うのだった。

次元は、一度ケチが付いた仕事は中止するか・・・と言うが、「予告した仕事を止めた事は一度もねえや!」と仕事へのプライドを忘れないルパン。山田さん、カッコイイです。

ルパン達が撮って来た写真を見て、「銭形・・・あいつさえいなけりゃ、こんなバカなマネする奴はいやしねぇんダ!」と怒っている次元さんも楽しいです。
そこには上空を見上げ、アッカンベェしている銭形が写っていた。

不二子曰く、銭形を追い払う手が1つだけあるわ。ルパンが捕まれば、銭形はヨーロッパへ行っていなくなる、そのすきに胸像を盗めばいい・・・と、サスガ不二子ちゃんです。

写真に写っている穴に注目するルパンだが、これはワナだ、「銭形の目だって節穴じゃないぜ。」とルパンが言うと、次元は、銭形が穴に気付いていない事もあるかもしれない・・・「弘法も筆のあやまり」「猿も木から落ちるとか」・・・とまたまた二人とも、それなりに銭形に一目置いていました。
ルパンは、もう少し様子を見ようと言って、出て行った。

酔っ払いに変装して、金満邸付近に登場するルパン。
彼を見て、この忙しい時に・・・と怒る銭形は「酔いが冷めるまで、ブチ込んでおけ~」と ド迫力で怒鳴っていました。悟朗さん、こういう所もカッコイイ!(笑)
牢獄送りになったルパンは、牢に脱獄七つ道具を隠す。

<続く>


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ゴルゴ13 その2

2006-03-04 | アニメ
続きです。その1よりお読み下さい。

***

ドーソンは、船上に小林氏らを召集する。
そして、まだ何も提供していないFBIに、連邦刑務所で死刑を待つ凶悪犯、ゴールド&シルバーを差し出せと迫る。
彼らは、中央アフリカ、バッジバルの密林に放たれた40人の殺し屋のうち、唯一生き残ったツワモノ。彼らは生き残っただけではなく、元々の任務であった、ゲリラ兵2000人の壊滅にも成功していた。
私怨の為に、彼らを刑務所から出す事はあまりにも危険すぎると、手を引こうとする小林清志氏らに対し、ブチ切れ、一席ぶつ彼は、またまた大変な迫力です。
君たちが手を引くのなら、ドーソン企業のすべての操業を無期限停止にするまでだ・・・と、奥の手を出すドーソン。
それはアメリカ経済にも支障をきたす事になり、小林氏、村越氏等が蒼くなっていました。(笑)
ドーソンは、もし言う事を聞くのなら、市民は絶対に巻き添えにしないと誓うのだった。

ドーソンは孫のエミリーに射撃の練習をさせていた。
また道具に使われたローラは、ドーソンに、ゴルゴ13への復讐だけに執念を燃やしているのは、何故なのか?ロバート暗殺の依頼人を何故探そうとしないのか、問うが、ドーソンは今は答えられないと言うのだった。
「わしからの慰謝料は、欲しいだけアルバートに言ってくれ。いつでも支払える様に用意しているはずだから。」と、口調は穏やかながら、すべて金銭で解決しようとする所も、お手本通りとは言え面白かったです。

空港に降り立ったゴルゴ13。
そこにはエミリーが、武器を仕込んだ人形を抱いて、彼を待ちうけていた。
ゴルゴを狙うが失敗。気付いたゴルゴ13は、エミリーの側で銃を構える執事アルバートを射殺した。

ゴルゴ13は、情報屋のパブロ(青野氏)から、巨大組織の黒幕がレオナルド・ドーソンである事を聞かされる。
ドーソンはドーソン城と呼ばれる、ドーソン・コンツェルンの本社、ドーソン・カンパニーズ・ビルディングで、ゴルゴ13との対決を待っていると言う。
そして家族を人質に取られたパブロは、ゴルゴ13に銃を向けるが、ゴルゴに射殺された。

シルバー&ゴールドが連邦刑務所から放免され、ドーソンの元へやってくる。
彼らに、ターゲットはゴルゴ13だと告げるドーソン。
(トンデモナイ凶悪な二人。良くドーソンの命令なんて聞くなぁ~~~なんて、フト・・・爆)

ゴルゴ13は、ついにドーソン・ビルに突入する。
40階のフロアに居るゴルゴに、ヘリが外から攻撃です。(原始的なCGも登場!)
エレベーターの中で、スネークとの対決になる。激しい格闘となり、ゴルゴも刺されるが、ヘリの攻撃がまた始まり、ゴルゴはスネークを盾にして、生き延びる。

ゴルゴ13の動きは、すべてモニターで監視されており、逐一ドーソンに報告されていましたが、その報告の声が六朗氏。ほんの少しながら、悟朗さんと直接対話もありました。
ちょっと再現。(爆)

納谷六朗:Gは間もなく34階通過。
納谷悟朗:良し。行け、スネーク。(スネークへ指令を出す所。)

納谷六朗:Gは40階のフロアに入りました。
納谷悟朗:よし、始めろ。(ヘリ攻撃の指令。)

ゴルゴ13はゴールド&シルバーの襲撃を受ける。強敵ながら、二人を倒した。
(と言うか・・・あれだけスゴイ二人なのに、結構呆気なくゴルゴに倒された様な気も・・・???単にゴルゴがもの凄いだけでしょうか??笑)

納谷悟朗:もういい。もういい。誰も、もう奴には手出しをするな。
納谷六朗:分かりました。

モニター室では、監視カメラのスイッチをすべて切った。

ドーソンの部屋に入るゴルゴ13。
ドーソンのデスクには、アネモネと白のバーベナが飾られていた。
アネモネの花言葉は「薄れ行く希望。」そして白のバーベナは「私の為に祈って下さい。」だと言う。ロバートはこの花言葉を父に贈って逝ったのだ。

ドーソンは、ゴルゴ13に、「あんたは、絶望と怒りの闇の中から、私が最後の情熱を燃やすのに相応しい最高の男だったよ。あんたは羨ましい事に、人間じゃなかった。」と言うと、笑いながらビルから落下して行った。
ロバートは遺書を残していた。
彼の射殺をゴルゴ13に依頼したのは、ロバート自身だったのだ。
(遺書を読む声:富山氏)
ゴルゴ13は、落下するドーソンの眉間にとどめを刺した。

身を落としたローラが、街角に立っていた。
ゴルゴ13をたまたま見かけた彼女は、銃を向ける。
ゴルゴ13は街中に消えて行った。

***

悟朗さんは、最初の優しそうな人格者(?)から、マッドになって行く所、とても迫力がありました。面白かったです。

全体的にセクシーな部分や暴力的な部分も、まあまあ上手く処理してあったと思います。
ローラのシーンは苦手でしたが・・・。
彼女が可哀想でしたが、よく考えたら、今となっては、あの人がドーソン家の相続人なのでは??娘のエミリー(ドーソンの孫)がどうなったか良く分かりませんが、エミリーは幼少だし、ローラが後見人(母)である事は間違いはないと思います???
(あとは、いくら酷い目にあったって、ローラがあそこまで落ちちゃうストーリーは飛躍しすぎ。ドーソン家にお嫁にくるような人は、少なくともそれなりの家柄の人だと思うんですけど・・・。苦笑)

***

最初の方のシーンで、ゴルゴ13は海岸線を走っていましたが、ラジオの声・・・悟朗さんでしょうか???あまり良く聞こえないんですが・・・。
悟朗さんの声がはっきり分からないなんて・・・。(土下座)
「海岸線、今夜は晴れ。風力3。気圧1018ミリバール。気温は22度。明け方近くに10ミリ程度の雨。では続けて音楽をどうぞ。」

原作:さいとうたかを、さいとうプロダクション
監督:出崎統




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ゴルゴ13 その1

2006-03-04 | アニメ
「ゴルゴ13」劇場版 (1983年) 東宝
役名:レオナルド・ドーソン

劇場で拝見した作品でしたが、機会があり再見出来ました。
悟朗さんと、瑳川、富山、武藤礼子氏がご出演だったのは記憶にあったのですが、
まさかこんなに沢山の方がご登場だったとは!!驚きました。(笑)
(キャスト聴き取り。)

キャスト
ゴルゴ13(“デューク”“G”):瑳川哲朗
レオナルド・ドーソン:納谷悟朗
ロバート・フレドリック・ドーソン:富山敬
ローラ:武藤礼子
シンディ:藤田淑子
モレッティ司教、他:納谷六朗
司教と一緒にいた人:嶋俊介
執事アルバート、他:北村弘一
ジェファーソン将軍:小林清志
ブレイガン:富田耕生
CIA副長官:村越伊知郎
情報屋(時計屋):千葉耕市
ブラジルに居た情報屋(パブロ?):青野武

悟朗さんの役は大実業家、石油王レオナルド・ドーソン。
「いかにも」の貫禄です!
自分の船(超豪華客船と言う感じ)の上で、62歳の誕生日を祝う彼は、これを機に、会社のほとんどを息子ロバートに引き継ぐ事にしていた。
ロバートから父へ、アネモネと白のバーベナの花束が贈られ、ドーソンは幸福だった。
が、ロバートがその場で狙撃される。
(富山さんの出番はあと、最後の方に少しあります!)

ゴルゴ13(瑳川氏)は墓地で司教(六朗氏)から仕事の依頼を受ける。
司教はシシリー島のマフィアの家系出身だが、流血を避け聖職に就いていた。
が、実家の家族が、マフィアのドクターZの組織に皆殺しにされ、どうしてもそのままにする事が出来ないと言うのだった。
ゴルゴ13にすべてを託した彼は、神に裁きを請い、その場で自殺する。
(六朗氏はあとで、ちょこちょこ声が聴こえます。笑)

ゴルゴ13の情報屋の千葉氏がとても良かったです。
彼からの情報によると、ドクターZの正体は、組織の最高幹部さえ知らないと言う。
ドクターZに接触出来るのは娘のシンディだけ。
そこで、ゴルゴ13は彼女に近づき、首尾よくドクターZを片付ける。
このシンディ、とても綺麗でしたが、イタリア人なのに、どうして金髪なの???・・・なんて、フト思いましたけど・・・。(爆)

ゴルゴ13がドクターZを始末する所は、すべて監視されていた。
何か巨大な組織が、ゴルゴ13をマークしているのだ。

この辺りから、富田氏の出番がやたらにありました。(笑)
ゴルゴ13が車に乗ると、富田氏らの大襲撃が・・・。
あやうくその場を逃れた彼は、教会へ向かう。
そこでは、司教と一緒にいた男が血祭りにあげられていた。
そしてそこへゴルゴ13を狙う刺客トリオが登場する。(彼らはかなりの凄腕。)
ゴルゴは刺されるが、何とか彼らから逃れて外へ出ると、そこにはゴルゴ13を待ち受ける巨大組織の大襲撃が待っていた。富田氏が指揮を取ってスゴイです。(笑)

千葉氏の所には、別の刺客が現れ(これがもの凄い刺客。)千葉氏の情報屋は瀕死の状態に陥る。そこへ現れたゴルゴ13に「お前さん、狙われてるぜ。今まで見た事も聞いた事もない馬鹿デカイ組織に・・・」と忠告して息絶えた。
千葉氏、最高すぎでした。(笑)

CIA副長官(村越氏)、FBI本部長(キャストが分かる方がいらっしゃいましたら、ご教示お願いします。)、ブレイガン(富田氏)、ジェファーソン将軍(小林清志氏)が、ゴルゴ13を倒すべく、密談していたが、そこでスネークと呼ばれる最強の殺し屋(千葉氏を倒した刺客。)を披露する富田氏。
富田氏は、彼をCIAが派遣した刺客トリオと対決させるが、スネークのもの凄さは圧倒的で、CIAトリオはその場で全滅した。
何故かこの場に、ローラ(ドーソンの息子、ロバートの未亡人。武藤礼子氏。)が居ましたが、私にはその理由が理解出来ませんでした。(苦笑)

ゴルゴ13に特別な車や武器を提供する、銃器密造職人のリタ。

ゴルゴ13の次のターゲットは、もとナチスのベルンハルト・ミューラー(「銀河英雄伝説」に出てきそうな名前ですね。笑)ことドン・ヒューズ。
彼は、ヒューズ・ビルの最上階に住み、そこから一歩も外へ出ないと言う。
最上階は、50ミリの特殊防弾ガラスで守られていた。
ゴルゴ13が狙撃に使うと思われるビルは絞られており、富田氏率いる組織がしっかり監視していた。

スーパー・ビールの広告塔は、ヒューズ・ビルとの間にUSAビルがある為、狙撃に使うビルのリストからは除外されていた。
しかし、そのスーパー・ビールの広告塔にゴルゴ13は現れる。
広告塔の高さは、障害となっているUSAビルの48階にあたるが、この48階はユニオン
カンパニーが全フロアを借り切っており、ここを突き抜ければ、広告塔→USAビル→
ヒューズ・ビル・最上階への狙撃が可能なのだ。
ゴルゴ13の弾丸は、本当にUSAビルを突き抜け、ヒューズ・ビルの窓まで突き破り、
ドン・ヒューズを見事射殺した。
(いくら特殊改造銃と言ったって、そんな事が可能なんでしょうか???????)

不可能に見えたドン・ヒューズ射殺に成功したゴルゴ13は、地上で富田氏率いる組織の人間と対決。
ゴルゴも撃たれるが、その場で富田氏が殺られていました。

スネークによって、リタも始末された。

そして始まりから約53分、レオナルド・ドーソン、ついに登場です!(笑)
息子ロバートを殺され、ゴルゴ13への復讐に燃える彼は、「国家機関から諸君を買い取ったのだ」と言い切り、今回の失敗に激怒していた。

復讐の為には、もはや感情も捨て去った彼は、平気で(?)ローラを酷い目に合わせる。
その間、自分は屋敷からの美しい眺めに心を和ませ、静かに執事と話すあたり、もの凄かったです。

ブラジルに飛んだゴルゴ13は、そこに居る情報屋と接触。このキャラ、ちょっと良いです。
セリフが少ないですが、青野氏が堂々ご登場!(笑)
ゴルゴは巨大組織の黒幕を知りたい、と依頼する。

<続く>

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