スペース・ファンタジア 「2001夜物語」 (1987年5月21日) OVA (全一巻)
役名:アダム・ロビンソン Jr. (地球からの贈り物)
アダム・ロビンソン船長 (遥かなる地球の歌)
三部構成のオムニバスで、トータル約60分の作品です。(1話、約20分)
なお原作は全く読んでいません。その点ご理解の上でお読み下さい。
「宇宙の孤児」
*この話には悟朗さんはご出演になっていません。
アダム・ロビンソン:古川登志夫
ハンナ・ロビンソン:鶴ひろみ
レオ(科学者):大木民夫
クラーク(科学者):野田圭一
クリス:淵崎ゆり子
トビー:堀川亮
カレン:村田博美
モーリン:荘真由美
男の子:中島千里
女の子:佐藤智恵
2058年、人類の宇宙進出は始まったばかり。
未だ十分な科学力がなく、有人恒星間飛行等は不可能な時代だった。
そこで、彗星オズマ3を利用した航法が考え出される。
彗星の核からエネルギーを直接補給しつつ、彗星と一緒に航行し、その後エネルギーを採り尽くした後に彗星を核融合爆発させて、そのエネルギーを使って高速飛行に入ると言うもの。
しかしこの加速度に人体は耐えられない。(細かい事は分かりませんが、彗星を爆破したら、宇宙船も吹っ飛ぶと思うんですけど・・・?????)
そこで、冷凍した精子と卵子を乗せ、高速飛行後に子供達に命を与え、くじら座タウ星系第二惑星オズマを目指す。
精子と卵子の提供者は、アダムとハンナ・ロビンソン夫妻だった。
二人は実際には宇宙へは飛び立たないが、航行中、二人のイメージから創られたアンドロイドとなって、子供達の世話をする。
22人の子供達はついにオズマに到着した。
そこは真っ青な空と、山と湖、そして緑に囲まれた美しい星だった。
太陽系を離れてから375年が経過していた。
「地球からの贈り物」
アダム・ロビンソンJr.:納谷悟朗
ミラー:徳丸完
ギルフォード:北村弘一
作業監督(A):大木民夫
作業監督(B):野田圭一
作業監督(C):田中亮一
連絡員:塩屋翼
コンピューター:堀川亮
21世紀後半、人類は第十惑星「魔王星」を発見する。
この星は反物質で構成されており、無限のエネルギーを保有していた。
また科学も飛躍的な進歩を遂げ、ワープ航法も可能となった。
恒星間航行時代の幕開けだった。
アダムは、岩ばかりの不毛の星の開拓に従事していた。
水はあるが、岩だけの星だ。酸素も十分ではなく、作業員達は宇宙服を着用。
アダムは岩盤を砕いて土にし、植物を植えて、この星を楽園に変えようとしていた。
ここに登場するアダムは、壮年の穏やかながら、意志の強そうなオジサマです。(笑)
最初は分からなかったのですが、このオジサマが実はアダム&ハンナ夫妻の息子。
父のアダム・ロビンソンは、第十惑星の開発に係わり、巨万の冨を手にしていた。
彼からロビンソン宇宙財団を引き継いだアダムは、その冨すべてをかけて、この星を開拓しているのだった。
北村氏は、ロビンソン財団の財務顧問ギルフォード。
このギルフォードは、アダムを「アダム様」と呼んで、北村氏お得意の執事っぽいキャラでした。(笑)ギルフォードはこのままでは財団は破産すると、心配しているのだ。
しかし、アダムは計画を中止する意志は全く無かった。
地形の整備をし、運河から水を引いて湖を創る。
努力の甲斐あって、植物が芽を出した。
大規模な改造の為、天候のバランスが崩れたのか、豪雨が続いていた。
ミラーは、環境の改造は長くは持たない。600年もすれば元に戻ってしまうだろう、とアダムに忠告するが、アダムは600年持てば十分だよ。600年後の事を考えるのは我々ではない、と答える。
降り続く雨の為に、ついに湖が決壊する。
「谷を埋めて水の流れを変えるんだ。」と命令するアダム。
が、湖の決壊で、やっと開拓した土地も滅茶苦茶になってしまった。
雨の中の危険な作業が続き、地球に帰りたいと言う作業員が続出する。
彼らの訴えを聞き入れ、もうすぐ機材を積んだ母船が到着するので、帰りたい者はそれに乗って帰る様に、と指示するアダム。
「ご苦労だった。」とねぎらう事も忘れず、この人は穏やかで冷静な人物でした。
(悟朗さんのお得意の役でしょう?????笑)
この星の開発は、やはり無理なのか?
しかし瓦礫の下には、若芽が残っていた。それを見てアダムは希望をつなぐ。
やがてこの星に緑が広がり、植物のお陰で大気中の酸素も濃くなっていく。
この星は、子供達が乗った宇宙船が目指している目的地、惑星オズマなのだ。
宇宙船が地球を出発してから50年。
地球からここまで11.9光年、今何処を飛んでいるのか、全く分からなかった。
アダムは先回りして、子供達の為にこの星を楽園に変えたのだ。
それが両親の意志だった。財団の資金は、この事にこそに使われるべきだったと、ミラーに語るアダム。
アダムから、300年後に到着する子供達へのメッセージ。
「兄弟達よ。宇宙の闇の彼方から、まっしぐらにここに向かっている、まだ生まれぬ兄弟達よ。どうか、このささやかな贈り物を受け取って欲しい。そして忘れないで欲しい。
父も母も私も、君達と共にある。」
***
最初、岩だけの索漠とした星と、「宇宙の孤児」で子供達がたどり着いた、美しいオズマとが結びつかず、2つが同じ星だと分かった時はかなり驚きました。
行ってみるまで、どんな星か分からないオズマへ、子供達を送り込むと言うのも相当無謀ですが、そこを楽園に創り変えたアダム・・・とても素敵な展開でした。
悟朗さんも、全体に静かで優しく、とても思慮深い感じ。良かったです。
*次回、第三話にあたる「遥かなる地球の歌」をご紹介します。
役名:アダム・ロビンソン Jr. (地球からの贈り物)
アダム・ロビンソン船長 (遥かなる地球の歌)
三部構成のオムニバスで、トータル約60分の作品です。(1話、約20分)
なお原作は全く読んでいません。その点ご理解の上でお読み下さい。
「宇宙の孤児」
*この話には悟朗さんはご出演になっていません。
アダム・ロビンソン:古川登志夫
ハンナ・ロビンソン:鶴ひろみ
レオ(科学者):大木民夫
クラーク(科学者):野田圭一
クリス:淵崎ゆり子
トビー:堀川亮
カレン:村田博美
モーリン:荘真由美
男の子:中島千里
女の子:佐藤智恵
2058年、人類の宇宙進出は始まったばかり。
未だ十分な科学力がなく、有人恒星間飛行等は不可能な時代だった。
そこで、彗星オズマ3を利用した航法が考え出される。
彗星の核からエネルギーを直接補給しつつ、彗星と一緒に航行し、その後エネルギーを採り尽くした後に彗星を核融合爆発させて、そのエネルギーを使って高速飛行に入ると言うもの。
しかしこの加速度に人体は耐えられない。(細かい事は分かりませんが、彗星を爆破したら、宇宙船も吹っ飛ぶと思うんですけど・・・?????)
そこで、冷凍した精子と卵子を乗せ、高速飛行後に子供達に命を与え、くじら座タウ星系第二惑星オズマを目指す。
精子と卵子の提供者は、アダムとハンナ・ロビンソン夫妻だった。
二人は実際には宇宙へは飛び立たないが、航行中、二人のイメージから創られたアンドロイドとなって、子供達の世話をする。
22人の子供達はついにオズマに到着した。
そこは真っ青な空と、山と湖、そして緑に囲まれた美しい星だった。
太陽系を離れてから375年が経過していた。
「地球からの贈り物」
アダム・ロビンソンJr.:納谷悟朗
ミラー:徳丸完
ギルフォード:北村弘一
作業監督(A):大木民夫
作業監督(B):野田圭一
作業監督(C):田中亮一
連絡員:塩屋翼
コンピューター:堀川亮
21世紀後半、人類は第十惑星「魔王星」を発見する。
この星は反物質で構成されており、無限のエネルギーを保有していた。
また科学も飛躍的な進歩を遂げ、ワープ航法も可能となった。
恒星間航行時代の幕開けだった。
アダムは、岩ばかりの不毛の星の開拓に従事していた。
水はあるが、岩だけの星だ。酸素も十分ではなく、作業員達は宇宙服を着用。
アダムは岩盤を砕いて土にし、植物を植えて、この星を楽園に変えようとしていた。
ここに登場するアダムは、壮年の穏やかながら、意志の強そうなオジサマです。(笑)
最初は分からなかったのですが、このオジサマが実はアダム&ハンナ夫妻の息子。
父のアダム・ロビンソンは、第十惑星の開発に係わり、巨万の冨を手にしていた。
彼からロビンソン宇宙財団を引き継いだアダムは、その冨すべてをかけて、この星を開拓しているのだった。
北村氏は、ロビンソン財団の財務顧問ギルフォード。
このギルフォードは、アダムを「アダム様」と呼んで、北村氏お得意の執事っぽいキャラでした。(笑)ギルフォードはこのままでは財団は破産すると、心配しているのだ。
しかし、アダムは計画を中止する意志は全く無かった。
地形の整備をし、運河から水を引いて湖を創る。
努力の甲斐あって、植物が芽を出した。
大規模な改造の為、天候のバランスが崩れたのか、豪雨が続いていた。
ミラーは、環境の改造は長くは持たない。600年もすれば元に戻ってしまうだろう、とアダムに忠告するが、アダムは600年持てば十分だよ。600年後の事を考えるのは我々ではない、と答える。
降り続く雨の為に、ついに湖が決壊する。
「谷を埋めて水の流れを変えるんだ。」と命令するアダム。
が、湖の決壊で、やっと開拓した土地も滅茶苦茶になってしまった。
雨の中の危険な作業が続き、地球に帰りたいと言う作業員が続出する。
彼らの訴えを聞き入れ、もうすぐ機材を積んだ母船が到着するので、帰りたい者はそれに乗って帰る様に、と指示するアダム。
「ご苦労だった。」とねぎらう事も忘れず、この人は穏やかで冷静な人物でした。
(悟朗さんのお得意の役でしょう?????笑)
この星の開発は、やはり無理なのか?
しかし瓦礫の下には、若芽が残っていた。それを見てアダムは希望をつなぐ。
やがてこの星に緑が広がり、植物のお陰で大気中の酸素も濃くなっていく。
この星は、子供達が乗った宇宙船が目指している目的地、惑星オズマなのだ。
宇宙船が地球を出発してから50年。
地球からここまで11.9光年、今何処を飛んでいるのか、全く分からなかった。
アダムは先回りして、子供達の為にこの星を楽園に変えたのだ。
それが両親の意志だった。財団の資金は、この事にこそに使われるべきだったと、ミラーに語るアダム。
アダムから、300年後に到着する子供達へのメッセージ。
「兄弟達よ。宇宙の闇の彼方から、まっしぐらにここに向かっている、まだ生まれぬ兄弟達よ。どうか、このささやかな贈り物を受け取って欲しい。そして忘れないで欲しい。
父も母も私も、君達と共にある。」
***
最初、岩だけの索漠とした星と、「宇宙の孤児」で子供達がたどり着いた、美しいオズマとが結びつかず、2つが同じ星だと分かった時はかなり驚きました。
行ってみるまで、どんな星か分からないオズマへ、子供達を送り込むと言うのも相当無謀ですが、そこを楽園に創り変えたアダム・・・とても素敵な展開でした。
悟朗さんも、全体に静かで優しく、とても思慮深い感じ。良かったです。
*次回、第三話にあたる「遥かなる地球の歌」をご紹介します。