自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

ルパン三世(旧作) 第13話 その2

2007-06-08 | ルパン三世
続きです。その1よりお読み下さい。

***

そこへ魔毛が現われる。
魔毛一族がルパン一族に対する復讐の前奏曲だ、と言う。
「魔毛一族が、ルパン13世によって滅ぼされた事に対する復讐だよ。」
2874年3月31日の事だ。
魔毛狂介はタイムトラベルの最中にその事実を目撃し、ルパンに復讐する為にやって来たのだ。

次元と五エ門は、魔毛を聞いた事があると言って、書物を調べまくっていた。
魔毛狂介。 
科学者。ヒューゴー賞受賞SF作家。
四次元、特に時間と空間の研究に熱中し、1966年発狂。
その後タイムマシンを制作。
現在、過去及び未来を旅行中。
1932年11月18日生まれ。(注1)

魔毛と直接対決を試みるルパンだが、魔毛は、そんな事はしない、過去へ行ってルパンの祖先を殺せば、ルパンもルパンの子孫も消えるのだから、と告げるのだった。
あと3日でルパンも消えるのだ。
そして、ルパンの目の前から古城が消えた。
昔に戻って城を建てた男を殺したからだと言う。
魔毛は自分の言葉を実践して見せたのだ。

魔毛の事を笑い飛ばし、空騒ぎするルパンだが、
次元「だいぶ深刻だな、ルパンの奴は。」
五エ門「いかんな。」

そこへやって来る不二子ちゃん。
二人は競馬場へ行くが、ルパンの賭け馬が消えた。魔毛の仕業だ。
(競馬場のガヤに雨森さんの声がしました。笑)

今度はトラックと衝突しそうになるルパン。運転していた男が突如消えたのだと言う。

今度ばかりは運の尽きと、ルパンは不二子にプロポーズするが、教会での誓いの最中、今度は不二子が消えてしまった。
(牧師さんも雨森さんでした。笑)
そこに現われた魔毛は、あと3日だと言って去った。

次元、五エ門にワルサーP38を自分の形見だと言って渡し、二人の前から消えてみせるルパン。(次元さん、泣いてましたヨ!)

名案を思いついたルパンは、もう一度教会へ行き、神様に魔毛に会わせて下さいと祈る。
現われた魔毛に、2つのお願いをするのだった。

1.どうせ消えるのなら、自分と一番顔立ちが似ていたと言われる、アルセーヌ・ルパンの祖父、「川向こうの次郎吉」と消えたい。
2.もう一度不二子に会いたい。

今まで狂気じみていた魔毛なのに、コロッと妙に優しく、願いを聞いちゃう所が可笑しいです。(笑)家弓さんも、この辺はジミー(スチュワート)かフランク・シナトラか!?(笑)

魔毛が不二子を連れて戻ってくると、そこには教会はなく、畑が広がっていた。
「今」は嘉永3年8月(注2)で、川向こうの次郎吉が、これからミレーヌ・ルパンと祝言を挙げるのだと言う。
ルパンの祖先を見つけた・・・と思った魔毛だが、ルパン、次元、五エ門が一斉に飛び掛かる。
五エ門「今は昭和47年でござる。」(1972年)
そしてタイムマシンを滅茶苦茶に壊すルパン達だった。

魔毛狂介がほうほうの体で逃げ去った後の、三人(ルパン、次元、五エ門)の笑いのシーンも印象的です。(OPにこの部分が出てきますよね?)

***

魔毛狂介は、最終的には結構情けない奴で、それが何度見ても楽しいです。(笑)
正気(?)の時は結構気の弱い人???(笑)
家弓さんお得意のマッドな笑いと、冷静な役の声も聞かせて頂きました。
悟朗さんも、勿論いつもの名調子です。命令する時の力強さがカッコイイ!!!(笑)
悟朗さんと家弓さんとの直接対話がないのが残念です。

***

(注)と言うより蛇足ですが・・・(笑)

(注1)魔毛狂介の誕生日、1932年11月18日。
何だかヤケに家弓さん御自身のお誕生日と近くなかったかなあ??と思ってチェックしてみました。(笑)
家弓さんのお誕生日、1932年10月31日。
(注2)嘉永3年(1850年)
鎖国中に、フランス人女性と結婚する訳ないのに・・・魔毛って天才と○○は紙一重そのまんまですよね。(笑)
ペリー来航 嘉永6年(1853年)



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ルパン三世(旧作) 第13話 その1

2007-06-08 | ルパン三世
ルパン三世(旧作)
第13話「タイムマシンに気をつけろ!」(1972年1月16日放送)
役名:銭形警部

<キャスト>
ルパン三世:山田康雄
次元大介:小林清志
石川五エ門:大塚周夫
峰不二子:二階堂有希子
銭形警部:納谷悟朗
魔毛狂介:家弓家正
豪邸の主人他:雨森雅司

***

ルパンが夜道を運転中、突然出現した男。
その男は魔毛狂介。
自分は予言を与えにやって来た、「お前は四日後にこの世から消える運命にある。」とルパンに告げるのだった。
家弓さん、お得意の無気味な高笑いです!!

*ヒマだったので、メモしました。(爆)
ルパンの車(赤い車)のナンバー・プレート。「P38 X974」

次元と落ち合ったルパンは、シンジケートが殺し屋を雇ったのだろうと、魔毛の事を軽く笑い飛ばした。
二人はこれから豪邸に侵入する計画だ。
今回のお宝は黄金の仏像だった。

銭形警部が警備を固めていた。
とっつあんの出番は最初の方だけなので、この辺の会話をご紹介!(笑)

雨森「来やせん。きっと悪質な嫌がらせに決まっておる!」
納谷「失礼ですが、ルパンを知らんようですな。奴は来ると言ったら必ず来る。
一度狙った獲物を、途中で諦めた事は絶対にない!」
雨森「しかしいくらルパンが変幻自在でも、こう警戒が厳重では・・・。」
納谷「油断は禁物ですぞ。」

部屋の外で大きな物音がすると、
「みんな持ち場を離れるな!」とカッコ良く命令して、外を見に行くとっつあん。
女中がお盆を落としたらしい。

納谷「五分過ぎた。遅いな。あの野郎、ひょっとして・・・いや、そんなはずはない。」

女中に扮した次元が「ルパンなら、もうとっくにお前さんの前に現われてるのヨ。」とつぶやく。小林さん最高です。(笑)

納谷「予告しておいて現われないなんて、そんなバカな事はない!」
雨森「少しは落ち着いたらどうかね、警部?」
納谷「こいつが落ちついていられるか!ルパンの野郎、勝手に約束を破りやがって。」
雨森「そんなに残念かね、ルパンが現れない事が。」
納谷「当たり前だ!オレとルパンは宿命のライバルだ。そいつを忘れて、ルパンの奴、俺をコケにしやがった。許せん!絶対に許せ~ん!」

とっつあん、駄々っ子状態で、悟朗さんも最高です。(笑)
ルパンが来ない・・・と焦れている所が可愛い(???)デス。(笑)

が、ルパンは銭形が部屋の外を見に行った時に、主人と入れ替わっていた。
まんまと仏像を手に入れたルパンと次元は、戦利品を見ながらはしゃぐが、次元の目の前から仏像が忽然と消える。驚く二人。

***

その2に続く


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