ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

熱帯幻想・ゴーギャンとルソー ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ㉑

2025-03-13 | 大塚国際美術館

熱帯幻想・ゴーギャンとルソー ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ㉑

   タヒチに心酔し移住までしたゴーギャンに対し、行ったこともない南国を幻想的に描いたルソー。

 どちらも彼の地に「失われた楽園」を見出していたのは間違いない。

   

    ゴーギャン・ポール 「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」

 果てしない問いかけである。「我々」を「人類」に置き換えてみる。

 

 ゴーギャン・ポール「マリア崇拝」

 

 ゴーギャン・ポール「ヴァイルマティ」

 

 ゴーギャン・ポール「自画像」

 

 

 ルソー・アンリ「異国風景」

 

 ルソー・アンリ「蛇使いの女」

 

 ルソー・アンリ「田舎の結婚式」

 

 ルソー・アンリ「戦争」

 「恐るべき形相をした彼女は、あらゆるところに絶望と涙と廃墟を残して進んでいった」 (ルソー)

 戦争は正義を振りかざすのが常である。欲望と野心を正義と言い替えた男がいた。死体を積み重ねる先に正義はない。

 いつか必ず、報いを受けるだろう。

 

 リヴィエール・ヒュー・ゴールドウィン『エデンの園』

 女性の幸せそうな眼差しがインプレッシブだ。

 

 

 

 スーラ・ジョルジュ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」

 

 シーレ・エコン「四本の樹」

 

 ヴァロトン・フェリックス「ボール」

 

 BIフロアを抜け出して地上に出る。エントランスからB3、B2、B1の展示場は山の中であった。

 その半端ないスケール感を地上に出て初めて実感する。

 地上の風景は絵画の延長のようでもあった。

 

 

 

 

   

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