熱帯幻想・ゴーギャンとルソー ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ㉑
タヒチに心酔し移住までしたゴーギャンに対し、行ったこともない南国を幻想的に描いたルソー。
どちらも彼の地に「失われた楽園」を見出していたのは間違いない。
ゴーギャン・ポール 「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
果てしない問いかけである。「我々」を「人類」に置き換えてみる。
ゴーギャン・ポール「マリア崇拝」
ゴーギャン・ポール「ヴァイルマティ」
ゴーギャン・ポール「自画像」
ルソー・アンリ「異国風景」
ルソー・アンリ「蛇使いの女」
ルソー・アンリ「田舎の結婚式」
ルソー・アンリ「戦争」
「恐るべき形相をした彼女は、あらゆるところに絶望と涙と廃墟を残して進んでいった」 (ルソー)
戦争は正義を振りかざすのが常である。欲望と野心を正義と言い替えた男がいた。死体を積み重ねる先に正義はない。
いつか必ず、報いを受けるだろう。
リヴィエール・ヒュー・ゴールドウィン『エデンの園』
女性の幸せそうな眼差しがインプレッシブだ。
スーラ・ジョルジュ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
シーレ・エコン「四本の樹」
ヴァロトン・フェリックス「ボール」
BIフロアを抜け出して地上に出る。エントランスからB3、B2、B1の展示場は山の中であった。
その半端ないスケール感を地上に出て初めて実感する。
地上の風景は絵画の延長のようでもあった。
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