ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

一言主神社 ~彼岸花の咲くころ・葛城古道 ③

2021-09-22 | 花めぐり~9・10月

一言主神社 ~彼岸花の咲くころ・葛城古道 ③

 

 一言主(ひとことぬし)神社、正式名称は葛城坐(かつらぎにいます)一言主神社で一言主大神と幼武尊(わかたけのみこと=雄略天皇)を祀る。

 一言主大神は、第21代雄略天皇(幼武尊)が葛城山にて狩をされた時に、顕現されたと云われている。

 葛城氏を滅ぼしたとされる雄略天皇が何故、葛城氏の社で共に祀られているのか、そこに葛城王朝と大和朝廷の複雑な関係を垣間見る。

 赤く血塗られた古代史の謎を想起させるように一帯は彼岸花の赤に染まっていた。

  地元では「一言さん(いちごんさん)」として親しまれ、どの様な願い事でも一言の願いならば、かなえてくれると信じられている。

 

 

 

 

 

 

 御神木の樹齢伝承約1200年になる大銀杏。

 

 本殿でいつものように一言だけ願をかけると、大銀杏から、ウラギンシジミが一匹舞い降りてきて、私の手に止まった。

 これって、吉兆だったら、いいのに。

 

 

 

 

 

 

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彼岸花の咲くころ・葛城古道 ① ~九品寺の“紅の海”

2021-09-19 | 花めぐり~9・10月

彼岸花の咲くころ・葛城古道 ① ~九品寺の“紅の海”

 

 奈良県御所市の葛城古道にある「九品寺(くほんじ)」は奈良時代の僧・行基によって開かれたといわれている古刹。

 九品寺周辺は彼岸花が咲き誇る名所でもある。

 私も何度となく訪れているが、“紅の海”はやはり圧巻である。

 左から、耳成山、畝傍山、天の香久山(大和三山)を遠望する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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夏から秋へ ~季節の花

2021-08-22 | 花めぐり~9・10月

 夏から秋へ ~季節の花

             

 日中、照りつける日差しが柔らかくなったと感じた。
 蒸しかえるような夜もいつの間にか去り、涼しげな風が虫の声を運び、心地良い眠りを誘う。
 季節は確実に次のステージに廻り始めている。

 デュランタの紫が美しい。

             

             

 キキョウが、女郎花が秋の到来を告げている。

             

             

             

             

             

 道端では、萩が咲き始めた。

             

             

 ムクゲやホテイアオイだって。

             

             

 コムラサキがかわいい実をつけている。

             

 このサルスベリが、こんなに美しいと思ったことはなかった。


             

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宇陀松山・華小路2020 ~ダリアの絨毯

2020-10-29 | 花めぐり~9・10月

宇陀松山・華小路2020 ~ダリアの絨毯

 奈良県の宇陀松山の歴史的な町並みを色とりどりのダリアの花で彩る「宇陀松山華小路2020」が、10月24、25日に開催された。 

 宇陀は日本有数のダリア球根の生産地ということで、それに因んだダリアの絨毯(インフィオラータ、フラワーカーペット)。

 大宇陀小学校の6年生がデザインを担当し、初日の午前中に花を並べて作った。

奈良でも有数の古い町並み。

 


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金木犀の咲くころ ~平城京の散歩道

2020-10-24 | 花めぐり~9・10月

金木犀の咲くころ ~平城京の散歩道 

 平城京の近隣にお住まいの方は広大な散歩コースを持てて幸せだと思う。

 私も、ときどき、博物館や敷地内を散策するが、これからの季節、朝夕などは本当に快適である。

 朱雀門からミナーラへ続くあたりが香しいフレグランスの薫りに包まれていることに気がついた。

 金木犀のプロムナードだ。 

平城京で悠久の時間を感じながら、ゆったりとした時間を過ごすのも、また格別である。


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コスモスの花手水鉢 ~般若寺

2020-10-22 | 花めぐり~9・10月

コスモスの花手水鉢 ~般若寺

 

 昨今、花手水(はなちょうず)のブームであるが、般若寺でも「コスモスの花手水鉢」が飾られていた。

 鉢の底には、ビー玉が敷き詰められ、陽光にキラキラ輝きながらも、しっかりとコスモスを引き立てていた。

 

様々な種類のコスモスやシオンに包まれた境内。

お地蔵さんたちも、花々に見とれておられたようだった。

 

 


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コスモスの咲くころ ~般若寺

2020-10-20 | 花めぐり~9・10月

コスモスの咲くころ ~般若寺

 

 奈良県の北端に位置する般若寺は飛鳥時代に創建され、平城京の鬼門を鎮護する寺として歴史的にも由緒ある寺。

 また、春の山吹、冬の水仙と共に有名な花の寺であるが、何と言っても、コスモス寺としての知名度は高い。

 何度も訪れる般若寺だが、今年のコスモスは殊の外、見事だ。

 「コスモスの繚乱たるは景をなし」清崎敏郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ダリアの咲くころ ~ 長居植物園

2020-10-18 | 花めぐり~9・10月

ダリアの咲くころ ~ 長居植物園

 

 巨大なススキを思わせる「パンパスグラス」が青空をバックに風になびく様はまさに秋本番。

 薔薇ばかりじゃなく、もうひとつの主役、ダリアも今、花盛りだ。

そして、萩の花。

 今年の秋もたおやかに過ぎていく。


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秋薔薇の咲くころ ~長居植物園 

2020-10-16 | 花めぐり~9・10月

秋薔薇の咲くころ  ~長居植物園 

 

 長居植物園では、秋が一気に深まって、秋薔薇の真っ盛りとなった。

 確実に過行く時の狭間で季節を愛でる。

 慌ただしかった時間が一瞬、止まった気がした。

 

 

 

 

 

 コキアが、マリーゴールドが、芙蓉が、サルビアが薔薇に負けじと彩を競う。

 

 

 

 

 


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白彼岸の咲くころ ~馬見丘陵公園

2020-10-04 | 花めぐり~9・10月

白彼岸の咲くころ ~馬見丘陵公園

 父を亡くした直後だからだろうか。

 白い彼岸花の白の眩しさがやけに心に染みいる。

 まるで、今の心象風景のようだ。

 命は儚いものだと頭ではわかっていたが、初めて、肉親の死に接して、まだ、それを受け入れられないでいる自分がいる。

黄色の彼岸花(ショウキズイセン)も極楽浄土に色を添える。

公園はすっかり、秋の装いを呈していた。

 

 


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赤のコキア ~馬見丘陵公園

2020-10-02 | 花めぐり~9・10月

赤のコキア ~馬見丘陵公園

 

 馬見丘陵公園で『コキア』(和名:ホウキグサ)が紅葉し、見頃となっている。

 コキアはユーラシア大陸の乾燥地が原産の一年草で、前回、8月に訪れたときは緑一色だったが、鮮やかな赤へと変化しており驚かされる。

 このモフモフ感がたまらないと女子の人気が高い。

 


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『珠華のひと』

2020-09-18 | 花めぐり~9・10月

『珠華のひと』


黄昏時、二上山が哀しげな山に変わるのは、古代史、悲劇のヒーロー“大津皇子”が葬られているからだと云われている。
飛鳥稲渕、仏隆寺、葛城古道の彼岸花を巡りながら、「珠華のひと」に想いを馳せる。


珠華のひと

葛城麓から風の森 
いにしえの夢伝う影の細道
夕日沈む二上(ふたかみ)、向かいて 
白き馬の皇子が駆けてゆく

珠華が咲き誇る、来る世で
再び逢わんと契り結びし    
君は振り返ることもなく 
黄昏の朱に染まって消えた    

泡沫の世、儚くとも 
砂塵を越えて果てしなく続く道
私は何者と風に問わば 
すべて、空なりと答ふだけ

(By azukinieta)










 古代においては金剛山、葛城山、二上山と続く山並を“葛城”と称した。
 二上山麓、当麻寺から風の森峠に到るまでを“葛城古道”と呼び、東の三輪山から石上神宮に到る“山の辺の道”と対比される。
 奈良がかつて王国の首都だった頃、大和盆地の民は朝日昇る三輪山と夕日沈む二上山を毎日、仰いだことであろう。
 “山の辺の道”が光の細道なら、さながら、“葛城古道”は影の細道と云えるかもしれない。
 実際、昼間はユーモラスな山容をした二上山だが、黄昏時、夕日がこのふたつの頂、雄岳と雌岳の中間、鞍部に沈む瞬間は何とも悲しげな山に変わる。
 それは古代史、悲劇のヒーローといわれる“大津の皇子”の墓が山頂にあるからだろうか。
 私は単一の生命体ではなかった。
 古代から脈ヶと受け継がれてきた“サイクル生命体”であった。
 二上山と対坐していると、それがわかる。



長居公園の「木の子展」と「薔薇展」

2018-10-28 | 花めぐり~9・10月

長居公園の「木の子展」と「薔薇展」

 長居公園・自然史博物館のネイチュアホールで「薔薇展」と「きのこ!キノコ!木の子!展」が開催されていた。

 

 「木の子展」ではフリーズドライのきのこなどの標本約500点、学術者が描いた図譜や絵画約200点、また、関西にまつわるマツタケ・ブームの歴史、最近のアーティストの作品までがそろい、まさにきのこ尽くしの展示になっていた。

 

 

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ススキたなびく頃 ~曽爾高原

2018-10-23 | 花めぐり~9・10月

ススキたなびく頃 ~曽爾高原

 奈良のススキの名所といえば、曽爾高原。

 この時期、この場所を何回、訪れたことだろう。

 そのたびに、「ちいさなことにこだわるな」と銀色に輝く広大なロケーションに癒されていたように思う。

 何度目かの秋、それは今も変わらない。

                                                                                            (2018.10.14 まだ、少し、早かった。)

お亀池と赤とんぼ。

 帰りは桜井市笠のそば畑のそばのそば屋で、ネギそばをいただいて、大満足。

 

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