白馬村・田植えのころ ~白馬岳の雪形
春になると、白馬岳の北稜線下に「代掻き馬」が現れる。
白馬村では、この雪形が現れると、田植えの準備を始めたという。
馬を使って行う代掻きという作業から、この馬を「代掻き馬」と呼び、その「代馬」から、「白馬」となまったという説がある。
「はくば」ではなく、「しろうま」が正しいとする根拠である。
左に頭部があり、山頂を見ている。
尻尾は右淵で、稜線に跳ね上がっている。
水を張った水田に白馬連峰が映り込む。
早朝6時ころより、田植えが始まった。
もう、「代掻き馬」は見られない。
ただ、冷たく、清い北アルプスの雪解け水だけは、今も変わっていない。