五條文化博物館 「ごじょうばうむ」
五條市にバームクーヘンのような形の博物館 (安藤忠雄氏設計) がある。愛称「ごじょうばうむ」、正式には「五條文化博物館」。
建物自体は市の内外に伝わる文化遺産を収蔵・公開するとともに、新たな五條文化の発信基地をつくろうという目的で1991年に完成した。
地上からはあまりわからないが空撮だと一口つまみ食いされたバームクーヘンのような形なので、この愛称になったという。
入口まで長い階段で、まるで城壁のよう。
城壁?には木槿やアガパンサスの花が彩を添える。
展示物で目を引くのは、念仏寺の「陀々堂(だだどう)の鬼走り」の鬼面。
毎年1月14日夜、父・母・子の3人の鬼が、燃え盛る松明を手に茅葺き屋根の堂内を練り歩く。
人々に福をもたらす「春来る鬼」として、室町時代から500年以上続く重要無形民俗文化財の行事である。
天平時代の建築物、栄山寺の重文「八角円堂」。法隆寺夢殿と並ぶものがある。
同じく、国宝の鐘楼。
江戸時代の面影残す新町通り。
ひとつ残念だったのは、展示されていると思っていた新町通り、「ジオラマ工房」野口さんの鉄道ジオラマの展示がなかったこと。
五條の名物のひとつとして、「五新鉄道」跡(かつての五條・新宮間の計画路線で着工したが、中途で中止。)があるが、鉄道とは切り離せない町・五條。
また、復活させていただきたいものである。
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