旅する蝶 「アサギマダラ」とフジバカマ ~嵯峨水尾 1
フジバカマ畑を見に、京都嵯峨野の水尾に出かけた。
いや、正確には、フジバカマを目指して飛来する「アサギマダラ」を見に行ったというのが正解だろう。
それくらい、「アサギマダラ」は我ら蝶好きにとっては、憧れの蝶である。
まず、黒い縁取りに彩られた、繊細な薄いブルーがいい。
このブルーは和名で、その名もズバリ、「水浅葱(みずあさぎ)」と表記される。
それにしても、この蝶、よほど、フジバカマが好きとみえて、どこからともなく、嗅ぎつけてやってくる。
特にフジバカマなどのヒヨドリバナ類を好むらしい。
アサギマダラは北海道から沖縄まで全国に分布するが、見られる季節は地域によって違う。
なぜなら、彼等はツバメのように渡りをする、すなわち、「旅する蝶」だから。
寒い季節は暖かい地方に、熱い季節は涼しい地方や高山に移動するのだ。
が、その渡りの実態は、まだまだ、謎が多いらしい。
アサギマダラにマーキングをして、研究する会もあるそうだ。
このマーキング、「水」と読めるが、残念ながら、これは当地、水尾のもの。
渥美半島の伊良湖や奈良県天川村からも飛来するという。
秋の南下例としては、福島県北塩原村⇒台湾、和歌山日高町⇒香港などという渡りもあるらしい。
飛び立つとき、お尻を上げるクセがあるようだ。
この蝶、実にカメラマン泣かせの蝶で、俊敏なうえに、花に留まっても、なかなか、翅を開いて、その優美な衣装を見せてはくれない。
翅全開シーンは待ちに待って、やっとの思いで撮影した。
クリック嵯峨水尾 2
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アサギマダラの写真中々綺麗におとりになっていますね、良く動くので大変だったでしょう・・・
私も開催期間中に2回行きましたが人が多いのと曇りと小雨模様で良い写真が撮れませんでした。
来年は期間外にいこうと思います
今後とも宜しくお願いします