ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『風雲児たち 幕末編』第30巻新発売

2018年03月03日 | みなもと太郎
みなもと太郎先生のコミックス『風雲児たち 幕末編』第30巻が発売になりました。



リイド社 SPコミックス 平成30年3月13日 初版第一刷発行

『COMIC 乱』平成29年6月号掲載の第190話から平成30年1月号掲載の第197話まで、全8話が収録されています。

雑誌掲載時にはサブタイトルは付いていません。最後のページに「『風雲児たち~幕末編~』第197話 完」と記入されています。コミックス収録時にサブタイトルが付されますが、話数はなくなります。

ここで整理してみると、次のようになります。

平成29年 6月号 第190話 「第一章 流罪・吉之助 死罪・鉄之助」
平成29年 7月号 第191話 「第二章 豪遊・高杉晋作」
平成29年 8月号 第192話 「第三章 戦火・太平天国」
平成29年 9月号 第193話 「第四章 狂奔・晋作 脱藩・竜馬」
平成29年10月号 第194話 「第五章 非業・吉田東洋」
平成29年11月号 第195話 「第六章 四苦八苦・遣欧使節」
平成29年12月号 第196話 「第七章 諭吉ら・ロンドン万博」
平成30年 1月号 第197話 「第八章 望郷・大理石宮殿」

雑誌掲載時とコミックス収録時では、内容に大きな変更はありませんが、セリフや説明文が少し変わっている部分もあります。特に第191話で多く見られました。

『COMIC 乱』2017 八月号は、「創刊18周年記念号」で、作家陣直筆サイン色紙のプレゼントが行われています。


また、テレビドラマ化決定を受けて、『COMIC 乱』2017 十一月号では「風雲児たち色々特報」が掲載されています。



雑誌掲載の第195話


コミックスの第六章


その他大きな変更はないと思っていましたが、最後にありました。「生麦村で一大事件」1ページが足されています。このページは次の2月号にもありません。

次号のコミックスではどう展開していくのでしょうか?

「みなもと太郎まんが館」更新しました。

みなもと太郎まんが館

『COMIC 乱』は、2018 四月号まで発売されています。昨年のみなもと太郎先生生誕70周年記念やNHKテレビドラマ化の特集があったためでしょうか、大きく取り上げられていませんが、200話達成です。先生、おめでとうございます。次号で特集していただきたいですね。

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『風雲児たち~ 蘭学革命篇~』発売

2017年12月29日 | みなもと太郎

みなもと太郎先生の『風雲児たち~蘭学革命篇~』が発売になりました。


リイド社 平成29年12月17日 初版第1刷発行

全372ページとワイド版より厚いですね。コミックスに付けられた帯です。

 


NHK総合テレビで1月1日に放送予定の正月時代劇に合わせた刊行で、永久保存版です。

「第一章 さらば長崎」から「第十五章 蘭学革命」まで全15章を収録しています。オリジナルコミックスと比較してみました。

『風雲児たち』第5巻「早すぎた人達」


潮出版社 昭和58年12月10日発行

「第1章 長崎から江戸へ」から「第8章 早すぎた人々」まで全8章を収録しています。サブタイトルは少し変更になっていますが、収録範囲は同じです。

「風雲児たち」は、『月刊少年ワールド』の昭和54年(1979年)6月号から連載が始まりました。同年12月号まで6回連載したところで『少年ワールド』が休刊となり、翌昭和55年(1980年)5月、同じ潮出版社から創刊された『月刊コミックトム』に舞台を写して連載されました。

『風雲児たち』第5巻収録の「長崎から江戸へ」は、昭和56年(1981年)11月号の掲載です。なお、雑誌掲載時にはサブタイトルはなく、コミックス収録時に付されたものです。

この時点では、まだコミックスは発売になっていません。第5章「決闘」には「早いとこ単行本出せ」との林 子平のセリフがあり、コミックスでは「とうとうでたのだ。よかったよかった」との手書きの注が付けられています。

この手書きの注はワイド版が出版された時に、「今やワイド版まで出て大変めでたい」と変えられています。今回発売の『蘭学革命篇』ではワイド版に準じていますね。

『風雲児たち』第6巻「海から来た男」


潮出版社 昭和59年4月2日発行

「第1章 放浪の異国人」から「第8章 ここ掘れワンワン平賀源内」まで全8章を収録しています。

ここからはベニョヴスキーの物語が平行して始まるため、『蘭学革命篇』への収録は各章から抜粋して収録されています。第3章「ベニョヴスキーお手紙事件」の前半と第5章「不動如莫迦(うごかざることばかのごとし)」の後半が「第九章 スポンギウス」になっています。

第6章から第8章は『蘭学革命篇』の第十章から第十二章にあたります。

『風雲児たち』第7巻「強情解体新書」


潮出版社 昭和59年8月1日発行

「第1章 その名は買いたい新書」から「第7章 洋刀七本斬り」まで全7章を収録しています。

この巻の「第3章 解体新書UP」が「第十五章 蘭学革命」となり、『風雲児たち~蘭学革命篇~』の最終章となります。次の「平賀源内モノローグ」で語られる後日談、特に中津藩の藩主奥平昌鹿と前野良沢の話も感動的なのですが、収録はされていません。

「風雲児たち」は『月刊コミックトム』平成9年(1997年)11月号の連載第212回「明日への旅立ちの巻」をもって、第一部/完となりました。

その後、『月刊コミックトムプラス』に連載された『雲龍奔馬』を挟んで、『風雲児たち・幕末編』がリイド社刊行の月刊誌『COMIC 乱』に掲載されます。平成13年(2001年)7月号から連載が始まり、現在まで続いています。

『風雲児たち』もワイド版としてリイド社から再刊されました。今回の『風雲児たち~蘭学革命篇~』はワイド版第4巻、第5巻に収録されています。

『ワイド版風雲児たち』第4巻


リイド社 平成14年5月30日 初版第一刷発行

帯の推薦文は題字も書いた平田弘史氏です。

 



『ワイド版風雲児たち』第5巻


リイド社 平成14年6月30日 初版第一刷発行

帯の推薦文は夢枕獏氏。「NHKは なぜ これを 大河ドラマにしないのだ。」今回のNHKのドラマ化により、希望は一部ですが、実現されたことになりますね。

 



「みなもと太郎まんが館」更新しました。

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みなもと太郎原画展

2017年11月10日 | みなもと太郎

11月4日(土)、Chu☆Oh!Dollyのライブ終了後、神保町に向かいました。途中、総武線快速からスカイツリーが見えます。

 
神保町では、みなもと太郎原画展が開催されています。翌日5日(日)にはトークショーがあるので、日曜日に来たかったのですが、用事があったので4日に来ました。

会場は古書店ワンダー2階の「ブックカフェ二十世紀」です。

 
 
 
 
 
 
素晴らしかったです。本当に、衝撃の展示会でした。

衝撃その1
1976年のみなもと太郎先生「われら夫婦」の映像

 
 
 
 

こんな映像があったんですね。驚きました。みなもと太郎先生、29歳、若いです。写真を撮ったときは「1977年」と書かれていましたが、帰るときには「1976年」に訂正されていました。

1976年(昭和51年)というと、『マンガ少年』で「お楽しみはこれもなのじゃ」が連載され始めたころですね。

衝撃その2
奥様、後藤静香先生の原画展示&『ぐるーぷ』表紙の原画

 
 
 

後藤静香先生、これまで意識したことはありませんでした。みなもと太郎先生の奥様であることも知りませんでした。

改めて『GROUP』を見てみました。掲載はとびらイラストが中心です。昭和53年(1978年)9月発行創刊号のイラスト。

2号、3号、4号と初期の『GROUP』のとびらイラストを手がけています。7号のイラストです。



そして原画が展示されていた10号のカラーイラスト。

同じころの『なかま』35号の表紙イラストです。昭和54年(1979年)12月15日発行です。この号では作品批評もしています。

『GROUP』13号掲載の作品「恋心」。オールカラー8ページです。この作品からも多くの原画が展示されていました。単行本も発行されていたんですね。入手したかった。



ところで、『GROUP』には「作者紹介」が掲載されているのですが、13号も含めて見つけることはできませんでした。

唯一確認できたのが、『GROUPグラフィティ』の、みなもと太郎著作「狂得附(グループ)大辞典」でした。

「後藤静香 『GROUP』初の巻頭カラーイラストを、何とヌードで飾ってしまう人。」

『GROUPグラフィティ』の原画も展示されていました。

初期の『GROUP』のカバーイラストはみなもと太郎先生が描いていました。

『GROUPグラフィティ』の巻頭カラーは、『GROUP』カバーイラスト集が掲載されています。みなもと太郎先生、作画グループ総会での100人が選んだ第1位は、共にこの「ネコ」でした。

11号の表紙でした。

そういえば、後に「FUTENEKO-TARO」という作品もありましたね。

衝撃その3
「ホモホモ7」「二人は恋人」「風雲児たち」、幼年誌から成人誌まで幅広い原画展

 
 
 
 
 
 
 

みなもと太郎先生の原画展はこれまでも開催されていますが、撮影可ということも素晴らしかったです。

会場ではグッズも販売されていました。

「下じき・ノート・ハンカチ3点セット」売り切れだったのは残念でしたが、ピンバッジ2種類を購入。『二人は恋人』と『ハムレット』です。

 

『マンガの歴史 1』も購入することができました。

たくさんあった複製画は迷いに迷って6枚を購入しました。

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『風雲児たち 幕末編』第29巻発売

2017年06月12日 | みなもと太郎
みなもと太郎先生のコミックス『風雲児たち 幕末編』第29巻が発売になりました。


リイド社 SPコミックス 平成29年6月12日 初版第一刷発行

『COMIC 乱』平成28年11月号掲載の第183話から平成29年3月号掲載の第189話まで、全7話が収録されています。

雑誌掲載時にはサブタイトルは付いていません。最後のページには「『風雲児たち~幕末編~』第189話 完」と記入されています。コミックス収録時にサブタイトルが付されますが、話数はなくなります。

ここで整理してみると、次のようになります。

平成28年11月号 第183話 「第一章 脱藩・・・集結・・・」
平成28年12月号 第184話 「第二章 寺田屋騒動 発端」
平成29年 1月号 第185話 「第三章 オイゴト刺せ」
平成29年 2月号 第186話 「第四章 寺田屋騒動 乱刃」
平成29年 3月号 第187話 「第五章 寺田屋騒動 終結」
平成29年 4月号 第188話 「第六章 寺田屋騒動 始末」
平成29年 5月号 第189話 「第七章 寺田屋騒動 余燼」

雑誌掲載時とコミックス収録時では、内容に大きな変更はありませんが、セリフや説明文が少し変わっている部分もあります。

とびら絵は「第二章 寺田屋騒動 発端」の刀が2本から1本になるなどの変更がありました。これはコミックスの判型を考慮しての変更でしょうか。

平成29年2月号は、さいとう・たかを生誕80周年記念号で。みなもと太郎先生も「『さいとう貸本劇画』にアコガレた、みなもと太郎の図」のイラストとお祝いの言葉をよせています。

『COMIC 乱』五月号は、「みなもと太郎生誕70周年記念号」でした。


「生誕80周年となった劇画家・平田弘史とみなもと太郎が緊急対談!」8ページが掲載されています。


また、巻中カラー4ページのうち2ページが見開きの「作って楽しい !! 風雲児たち 超アナログ 3D立ち絵」です。コミックスにも収録されていますが、雑誌見開きは迫力がありますね。

「みなもと太郎まんが館」更新しました。

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『風雲児たち 幕末編』第28巻新発売

2016年12月06日 | みなもと太郎
みなもと太郎先生のコミックス『風雲児たち 幕末編』第28巻が発売になりました。


リイド社 SPコミックス 平成28年12月14日 初版第一刷発行

『COMIC 乱』平成28年4月号掲載の第176話から平成28年10月号掲載の第182話まで、全7話が収録されています。

サブタイトルは雑誌掲載時には付されておりません。コミックス収録時に付けられたもので、第176話が「清河八郎」、第182話が「大久保VS岩倉」となっています。

ほぼ雑誌掲載時と同じ形で収録されています。

「みなもと太郎まんが館」更新しました。

みなもと太郎まんが館

コミックスは千葉市の三省堂で購入しました。

諸星大二郎のコミックスが発売されていたので、併せて購入。



岩明均の『ヒストリエ』第10巻は1月に発売延期になったとの張り紙がありました。残念。

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