ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

千葉交通『銚子磯めぐり』パンフレット その4

2023年02月08日 | 銚子

千葉交通の『銚子磯めぐり』パンフレット、最終回です。

千葉交通による、銚子磯めぐり定期観光バスの開始は昭和30年で、終了は平成12年でした。

1955年(昭和30年)4月7日

 銚子磯めぐり定期観光バス認可、運行期間を4月1日~11月30日とする。

 (第1コース)銚子駅~ヒゲタ工場~磯めぐり~銚子駅

 (第2コース)銚子駅~ヤマサ工場~磯めぐり~銚子駅

   昭和30年4月実績:1,269人(1日平均42.3人) 

2000年(平成12年)2月29日

 銚子磯めぐり定期観光バス廃止の件、関東運輸局長認可

 なお、同定期観光バスは2月29日付けで(有)千葉交タクシーに譲渡され、関東運輸局長の許可を受け、4月1日より運行を開始した。

 千葉交通株式会社(『100年の歩み 北総地域とともに一世紀』)2008年11月発行

「銚子磯めぐり定期観光バス」は(有)千葉交タクシーにより続けられたので、平成12年で運行が終了したわけではありません。現在は運行が終了していますが、この終了時期については未調査です。

次に関連パンフレットの紹介です。千葉交通の北総全体のパンフレットです。

定期観光バスの料金は、Aコース大人550円になっています。前回紹介した『銚子半島』のパンフレットではAコース大人420円だったので、少し後でしょうか。

もう一種類、こちらは初期の沿線案内です。

広げると、大きな「千葉交通路線案内図」になります。銚子市内については別図が掲載されています。

私が使っていた路線は、八日市場行き、春日台行き、あと小学生の頃でしょうか、市内循環線も乗っていました。

最後に、これは戦前でしょうか「北総自動車」のパンフレットです。

「北総自動車磯廻り」という路線があったんですね。これも調べてみたいですね。

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千葉交通『銚子磯めぐり』パンフレット その3

2023年02月06日 | 銚子

千葉交通の『銚子磯めぐり』パンフレット、3回目です。今回は千葉交通の残りのパンフレットの紹介です。

ただし、「磯めぐり」と銘打ったパンフレットは一種類しか持っていません。『磯めぐり銚子遊覧』です。

発行時期は記載されていないのですが、料金は大人180円で成田バスの時代と同じです。

銚子営業所の住所は馬場町になっています。千葉交通『100年の歩み』によると、銚子営業所は昭和32年6月18日に飯沼町から馬場町に位置変更が認可になっています。そして、昭和35年1月26日に陣屋町に位置変更認可になっています。

このことから、このパンフレットは昭和32年(1957年)から昭和35年(1960年)に発行されたと推定できます。

パンフレットは三つ折りの変形で、広げるとB4判の大きさになります。

見開きページをスキャンしてみました。

次のパンフレットのタイトルは『ちょうし』です。

このパンフレットは三つ折りで、広げるとB4判になります。

見開き面の内容は『磯めぐり銚子遊覧』と同じ感じですが、写真は変わっています。

次のパンフレットのタイトルは『銚子半島』です。

Aコースの料金が大人420円になっています。犬吠スカイタワーの写真もあるので、比較的新しい時代のパンフレットですね。

「銚子磯めぐり遊覧記念」のチケットです。

 

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千葉交通『銚子磯めぐり』パンフレット その2

2023年02月04日 | 銚子

『磯めぐり定期観光バス』の運行は、千葉交通(株)の前身の成田バス(株)の時代に始まっています。磯めぐり定期観光バスの運行開始は、昭和30年4月でした。

千葉交通(株)の社史『100年の歩み 北総地域とともに一世紀』によると、認可になったのは4月7日で、運行期間は4月1日~11月30日でした。

成田バス時代の『磯めぐり 定期観光バス』のリーフレットです。

同じく成田バスのパンフレット

これも成田バス時代のパンフレットです。

定期観光バス乗車記念券。裏面の日付は「32.4.29」です。運行開始から2年後ですね。

銚子磯めぐり定期観光バスの運行は当初期間限定でしたが、昭和31年10月6日に年間運行で認可となっています。

成田バス株式会社が千葉交通株式会社に商号変更したのは昭和31年11月13日なので、成田バスの磯めぐり観光バスは、本当に短い期間だったようです。

なお、昭和32年はすでに千葉交通になっていたはずなので、上の成田バスの定期観光バス乗車記念券の日付には疑問も残りますね。

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千葉交通『銚子磯めぐり』パンフレット その1

2023年02月02日 | 銚子

千葉交通の銚子関連パンフレットで一番豪華なのは『銚子磯めぐり想い出のしおり』です。すでにホームページに掲載してありますが、最初にこの『しおり』を振り返ってみます。

ソノシート付のパンフレットは数種類発行されています。私の持っている中で一番古いのはこのパンフレットです。

 
ソノシートは「フォノシート LP 331/3」で、収録曲は「正調大漁節」「銚子木遣」「銚子音頭」「じょうかんよう節」の4曲でした。

まだ犬吠スカイタワーはできていません。日比友愛の碑は昭和33年の建立なので、それ以降ですね。記事の中に銚子大橋が「このほど完成」とありますから、昭和37年~38年ころのパンフレットでしょうか。

次のパンフレットの表紙はほとんど同じデザインです。写真は同じだと思います。左下に「LP 331/3 フォのシート」と記載されています。

裏面は「犬吠埼京成ホテル」に変わっています。

写真はカラーが主体になっています。

地球展望台の写真もカラーになっています。

 
「銚子の想い出」のフォトシートです。
 
 
 

次のパンフレットは内容はほどんど一緒です。何が変わったかというと、電話番号が変わっていました。京成ホテルの電話番号は3029から(2)8111に変わっています。

 

次のパンフレットは、タモリ倶楽部の画面にチラリと映し出されたことがありました。平成27年(2015年)12月18日(金)の「タモリ倶楽部」です。この日のタイトルは「歴史に埋もれた名盤が続々登場?輝かない!ニッポンレコード大会」でした。「銚子」の文字を大きくデザインした、斬新な表紙の『銚子磯めぐり想い出のしおり』が映っていました。

発行時期は明確ではありませんが、犬吠スカイタワーが営業開始していますから昭和43年(1968年)3月以降です。

このタイプの展望タワーを、現在では「回転昇降式タワー」と呼んでいます。このパンフレットでの名称は「回転式昇降展望台」です。現在でも通じる名称ですね。

次が私の持っているパンフレットでは一番新しいものです。写真や記事の構成も大きく変わっていますが、4曲入りのソノシートは続いています。

犬吠スカイタワーは千葉県観光公社に移管され、オーシャンランドができました。スカイタワーはすでに運行をやめた後のようで、犬吠観光資料館として営業しています。

現在は磯めぐり定期観光バスもなくなってしまいました。残念ですね。

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