ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ&チェコの旅、その16
ドイツの高速列車ICE(InterCity Express)は、飛ぶ鳥を落とす勢いで客車列車のIC(InterCity)にとって代わり、2001年頃にはDB(ドイツ鉄道)の新しい主役の地位を確固たるものとしていました。第1世代のICE(先頭車と最後尾の車両が動力車)に始まり、動力車が片側だけのICE2、動力分散式の完全な電車となったICE3、振り子式のICE-Tとバリエーションが豊かになっていきました。
こうなると非電化区間に直通する列車はどうなるのか、気になっていましたが、何とディーゼルカーのICEが登場したのには、正直驚きました。それが、ICE-TD。2001年7月に運転開始、それもミュンヘン~チューリッヒ(スイス)の国際列車としての運転ということで、ミュンヘン滞在中にその姿を見てみたいものだと思っていました。列車ダイヤを見てみると、朝の8時14分発のチューリッヒ行きがあることが分かりました。
幸い、中央駅直結のインターシティ・ホテルに泊っていましたので、朝食前に、さくらこさんを部屋に待たせて、ちょっとだけ撮影してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/06/05c9d50518f74dd003e4c08e9ea8645b.jpg)
運よく、回送列車として入線してくるところをキャッチ。列車は4連を2編成連ねた8両編成でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/36/aa4b2ad117bf27edde81b41b497548cc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/31/3c66b1ea7fb4b5335109439de34a71d3.jpg)
振り子式電車のICE-Tからパンタグラフを取っただけのような(むろん動力方式は異なりますが)外観ですね。
この列車は8両編成なので、中間部は、このようになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/cc/c5066570f73132177d98d84406ec4b5c.jpg)
発車までかなり時間があったので、ちょっとだけ車内をのぞいてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/44/4d8f6fc8df203b16cb0f2b9aca41bdc9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/6f/554da722f9ed3e9a15c171c8317f6032.jpg)
ぱっと見ただけでは、ICE-Tとの違いは分かりませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/34/61e5d41febdd3c4f8118fdd138fcf3ac.jpg)
ドアの右にミュンヘン中央駅発、チューリッヒ中央駅行きという表示があるのですが、見にくいですね。念のため、駅の案内板を撮っておきました。
↓写真、左はICE(初代)、右はICE-TD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/78/b8ef12b6e2734e297a05f239e40c7bb0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/e8/5645c51aa73ef26fd13d183e4121691d.jpg)
ICE92列車
列車名 Angelika Kaufmann (18世紀に活躍したスイス生まれの女流画家。ミュンヘンの美術館にも作品が展示されているらしい)
Muenchen Hbf ab 8:14(ab=Abfahrt=発)(an=Ankunft=着)
Lindau ab 10:29
Bregenz ab 10:40
St Gallen an 11:22
Winterthur an 12:01
Zuerich Flughafen an 12:16
Zuerich HB an 12:27
残念なことに、車両は故障がちで、別の車両が代行することもしばしばだったようです。その結果、2003年には運行停止となり、再整備の後、2007年から、ハンブルク~コペンハーゲンの「渡り鳥コース」で用いられたものの2017年には引退してしまったようです。ある意味、貴重な記録だったのかもしれませんね。なお、このときの写真の一部は、帰国後、人づてに「鉄道ジャーナル」編集部に紹介され、ニュース記事の1枚として掲載されました。私としては、「ジャーナル誌」に掲載された唯一の写真です。
(撮影日=2001年8月9日or10日)
<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら
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ドイツの高速列車ICE(InterCity Express)は、飛ぶ鳥を落とす勢いで客車列車のIC(InterCity)にとって代わり、2001年頃にはDB(ドイツ鉄道)の新しい主役の地位を確固たるものとしていました。第1世代のICE(先頭車と最後尾の車両が動力車)に始まり、動力車が片側だけのICE2、動力分散式の完全な電車となったICE3、振り子式のICE-Tとバリエーションが豊かになっていきました。
こうなると非電化区間に直通する列車はどうなるのか、気になっていましたが、何とディーゼルカーのICEが登場したのには、正直驚きました。それが、ICE-TD。2001年7月に運転開始、それもミュンヘン~チューリッヒ(スイス)の国際列車としての運転ということで、ミュンヘン滞在中にその姿を見てみたいものだと思っていました。列車ダイヤを見てみると、朝の8時14分発のチューリッヒ行きがあることが分かりました。
幸い、中央駅直結のインターシティ・ホテルに泊っていましたので、朝食前に、さくらこさんを部屋に待たせて、ちょっとだけ撮影してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/06/05c9d50518f74dd003e4c08e9ea8645b.jpg)
運よく、回送列車として入線してくるところをキャッチ。列車は4連を2編成連ねた8両編成でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/36/aa4b2ad117bf27edde81b41b497548cc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/31/3c66b1ea7fb4b5335109439de34a71d3.jpg)
振り子式電車のICE-Tからパンタグラフを取っただけのような(むろん動力方式は異なりますが)外観ですね。
この列車は8両編成なので、中間部は、このようになっています。
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発車までかなり時間があったので、ちょっとだけ車内をのぞいてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/44/4d8f6fc8df203b16cb0f2b9aca41bdc9.jpg)
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ぱっと見ただけでは、ICE-Tとの違いは分かりませんでした。
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ドアの右にミュンヘン中央駅発、チューリッヒ中央駅行きという表示があるのですが、見にくいですね。念のため、駅の案内板を撮っておきました。
↓写真、左はICE(初代)、右はICE-TD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/78/b8ef12b6e2734e297a05f239e40c7bb0.jpg)
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ICE92列車
列車名 Angelika Kaufmann (18世紀に活躍したスイス生まれの女流画家。ミュンヘンの美術館にも作品が展示されているらしい)
Muenchen Hbf ab 8:14(ab=Abfahrt=発)(an=Ankunft=着)
Lindau ab 10:29
Bregenz ab 10:40
St Gallen an 11:22
Winterthur an 12:01
Zuerich Flughafen an 12:16
Zuerich HB an 12:27
残念なことに、車両は故障がちで、別の車両が代行することもしばしばだったようです。その結果、2003年には運行停止となり、再整備の後、2007年から、ハンブルク~コペンハーゲンの「渡り鳥コース」で用いられたものの2017年には引退してしまったようです。ある意味、貴重な記録だったのかもしれませんね。なお、このときの写真の一部は、帰国後、人づてに「鉄道ジャーナル」編集部に紹介され、ニュース記事の1枚として掲載されました。私としては、「ジャーナル誌」に掲載された唯一の写真です。
(撮影日=2001年8月9日or10日)
<参考>
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