これまで住んだ町は10箇所にのぼるが、その中には周辺の観光名所に恵まれている所も数多い。中でも、栃木県の黒磯市(現那須塩原市)、滋賀県の彦根市、山口県の防府市などは特にそうだった。最近よく思うことは、当時デジカメがあったなら、どんなに素晴らしい映像記録が残せただろう、ということだ。アナログカメラは持っていたが、やっぱり今日のデジカメのようにいつでもどこでも気軽に使えるような物ではなかった。だから、写真がほとんど残っていない。特にこれからの季節、那須の山々は綺麗に色づいてくる。仕事で、毎日のように那須高原に上っていたことを思い出すと、本当に惜しいことをしたものだと悔やまれてならない。