50~60年代に活躍し、「アパッチ」などのヒット曲で知られるイギリスのインストゥルメンタル・グループ、“ザ・シャドウズ”。ビートルズやストーンズなど、後のブリティッシュロックの先駆けとなった。この「紅の翼」は彼らが1964年にリリースしたアルバムに収められていた曲。もともとジョン・ウェインが主演した映画「紅の翼(1954)」の主題歌で、映画音楽の巨匠ディミトリ・ティオムキンの作曲。口笛のメロディが印象的だった。ネッド・ワシントンの作詞による歌も多くの歌手が歌った。また、寺尾聰のいた“ザ・サベージ”が、伝説の番組「勝ち抜きエレキ合戦(フジテレビ)」で4週勝ち抜き、グランドチャンピオンとなった時、演奏したのもこの「紅の翼」だった。当時、エレキ少年たちが、こぞって真似をしていたのが懐かしい。