徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「秘密」 広末涼子 VS 志田未来

2010-10-16 15:38:46 | テレビ
 東野圭吾の「秘密」が11年ぶりにテレビドラマとしてリメイクされた。映画版の広末涼子に対し、こちらは志田未来というのも興味があって昨夜の第1回を観た。映画版とテレビ版を比較するつもりもないし、その必要もないと思っていたのだが、ついつい比べながらテレビを観ていた。広末涼子が「秘密」に出演したのは19歳の時で、まだ映画やドラマではキャリアをそんなに積んでいなかった頃、それに対し、志田未来はまだ17歳ながら、子役時代から映画やドラマのキャリアは相当なもの。従って細かい演技力では圧倒的な差があるように感じられた。しかし映画、それも、こういうファンタジーものとなると、ヒロインの透明感や個有のオーラみたいなものが演技力以上に求められる。広末をキャスティングした滝田洋二郎監督(後に「おくりびと」でも広末をキャスティング)の眼力はさすがだ。それはさておき、「雨鱒の川」で可愛い聾唖の少女を演じたのは、ついこの間だったような気がする志田未来が、微妙な親子(夫婦)関係を演じる年齢になっていたことに感慨を覚えると同時に、これからのドラマの展開の中でどんな演技を見せてくれるか楽しみだ。