ガールズ・ポップ全盛の感がある昨今だが、今からちょうど50年前の1961年、僕が高校1年の頃、日本のポップスシーンはまだ黎明期だった。ポップスを唄うということは、欧米のヒット曲を一生懸命コピーすることだった。森山加代子、弘田三枝子、中尾ミエ、伊東ゆかり、田代みどりらが欧米のレベルに追いつこうと一生懸命頑張っていた。たしかに今から見ればレベルは低かったかもしれない。しかし、彼女たちが今日の日本のポップスシーンの基礎を築いたことは間違いない。彼女たちもカバーした1961年のヒット曲を聴いてみた。
「夢のデイト」 コニー・フランシス
「ポケット・トランジスタ」 アルマ・コーガン
「悲しき片想い」 ヘレン・シャピロ
「夢のデイト」 コニー・フランシス
「ポケット・トランジスタ」 アルマ・コーガン
「悲しき片想い」 ヘレン・シャピロ