徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ウォーターポロ レジェンド ~古荘次平~

2011-02-25 22:00:15 | 水球
 先日、「Water Polo legends」というヨーロッパのブログ(ギリシャの元水球選手が運営しているようだ)を見ていたら、古荘次平さんの写真が出てきて驚いた。古荘次平さんと言えば、1936年のベルリン・オリンピックに日本代表の水球ゴールキーパーとして出場した、いわば日本水球の祖の一人である。熊本商業から早稲田大学に進み、名もない平泳ぎの選手から水球のゴールーキーパーに転じ、猛練習を重ねてオリンピックの日本代表に登りつめた立志伝中の人だ。彼が水球のゴールキーパーとして成功した要因の一つは、熊本伝統の小堀流踏水術の心得があったからだとも言われている。水球の基本中の基本は巻き足を使ったフローティング技術。これが最初から出来ていたのは大きかったのかもしれない。ちょうど僕らが高校時代、忙しい社長業(白屋/現シロヤパリガン)の合間を縫って練習を見に来ていただいた。技術面よりも精神面のご指導をよく憶えている。古荘さんの言葉の中で一番忘れられないのは「負けて新聞記事になるようなチームになれ!」だった。