徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

城下町の再生と新しい“くまもと”づくり

2011-02-05 21:57:56 | 熊本
 毎週土曜日の夕方6時からは、テレ朝系列の「人生の楽園」を観る。土曜日はだいたいその時間が夕食時だからでもあるが、今日は秋田県の角館に東京から移住したご夫婦の話だった。昔、角館を旅行で訪れたそのご夫婦は、角館の魅力にハマって3年前に移住し、現在は歴史案内人や町宿プロジェクトを通して角館の魅力を伝える活動をしているそうだ。その中で、町宿プロジェクトを興すきっかけとなったのが、観光客の角館滞在の平均時間が、わずか90分だという統計に愕然としたことだという。
 実は熊本市も全く同じ問題を抱えている。熊本城などの史跡を観たら、そのまま次の目的地に移動する観光客が圧倒的に多いという。熊本城の城下町である新町古町では、町民のみなさんが「城下町和samonもてなし隊」を結成し、昔栄えた城下町の魅力を再発見し、新たな観光資源にしようと、数年前からいろんな仕掛けをしておられる。今、来月の新幹線開業に向けて官民一体となった新しい“くまもと”づくりが進められているが、新町古町のようなグラスルーツの活動と有機的に連携していくことが、とても重要だと思う。いや、そうなっていると思っていた。ところが、先日参加したシンポジウム「新幹線『新』時代~どうする熊本」で、パネリストの一人であり、「サプライズ!県民運動実行委員会」の委員長でもあるM氏の口から出た「熊本城の城下町ってどこにあるの?」の発言にはわが耳を疑った。肩書きだけで委嘱した委員なんてしょせんその程度のものなのか。

■感動体験!新町・古町
  熊本城下町 来て見てびっくりツアー