徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

合併10年 植木町は今

2020-05-13 20:38:06 | 熊本
 熊本市北部の植木町が熊本市と合併して今年で10年。合併によって住民の皆さんの幸福度は増したのだろうか。植木文化センター前の広場に「植木町閉町」を記念する植樹がある。じっと眺めていると、市町村合併というのは、やっぱり一つの町が消えることなんだという寂しさを実感する。かつて文化センター横の芝生広場で行われ、植木町の夏の風物詩だった「はってん祭」も姿を消した。
 日本一のスイカの名産地として知られる植木町は、西南戦争最大の激戦地・田原坂、種田山頭火ゆかりの味取観音、植木温泉など、いろんな魅力に富んだ町である。
 この町を象徴する唄が民謡「田原坂」。民謡三味線の本條秀美さんは、この唄の保存会活動を進めながら、一方で、どうしても重たく暗いイメージのこの唄のほかに、「明るく楽しい田原坂のイメージを歌にしたい」という願いを込め、2011年に作られたのが「田原坂花音頭」。合併後も植木町の振興に奮闘した人々の努力は報われたのだろうか。


2011.8.7 植木町植木文化センター芝生広場の「はってん祭」で初めて披露された「田原坂花音頭」


2012.5.18 熊本城本丸御殿 春の宴
本條秀美 作詞・作曲
立方:少女舞踊団ザ・わらべ
地方:本條秀美と秀美社中・中村花誠と花と誠の会