昨日から始まったNHK土曜ドラマ「リミット -刑事の現場2-」は、久々に見ごたえのある連ドラになりそうだ。チャラチャラした刑事ドラマが多い中、コクのある人間ドラマを見せてくれそうな予感がする。1stシリーズからの森山未来と、寺尾聡に代わる武田鉄矢の組み合わせが面白い。何かの番組で、武田鉄矢が森山未来のことを素晴らしい役者になると褒めていたが、もうあの「セカチュー」の軟弱な高校生のイメージはない。武田鉄矢が演じるハグレ刑事は、彼がこれまでに演じた刑事にはないダークなキャラクタだ。作・遊川和彦は、今の世の中は、沸々たる人間の怒りが限界点に達してやがて、限界を超えて何かが起こるのではないかという社会の状況を描きたかったらしい。それがタイトルの「リミット」の意味だそうだ。1回目の昨日は通り魔事件が取り上げられたが、次回以降の展開が楽しみだ。
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