今日は散歩の途中、監物台樹木園が開いていたので入ってみた。久しぶりに園内を回ってみたが、園内の手入れが行われていないようで雑草が伸び放題の状態だった。「祇王寺祇女桜(ぎおうじぎじょざくら)」の前まで来た時に、3輪の花が開いていることに気付いた。今秋、異常な暑さが続いたので季節を勘違いしたのだろう。今年の春の開花時季には監物櫓が再建工事中だったため、樹木園は閉鎖中でこの「祇王寺祇女桜」の開花を見ることができなかったので、わずか3輪でも見られたことはちょっと得した気がした。
「祇王寺祇女桜」という桜の種類があることを知ったのは、10数年前、あるブログ記事で見つけた京都市右京区嵯峨の祇王寺の写真が、立田山麓にあった父の生家のイメージとそっくりだったことがきっかけだった。「祇王寺祇女桜」は祇王寺に植栽されていた桜で「平家物語」に登場する白拍子、祇王・祇女の姉妹がその名の由来である。
祇王の物語のあらすじは「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」をご覧ください。
白拍子とは「今様」という当時の流行歌謡を歌い、舞を舞う男装の遊女のことで、「平家物語」には
「白拍子の始りける事は、昔 鳥羽院の御宇に 島の千歳、和歌の前、彼等二人が舞出したりける也。」
と、その起源について書かれています。
下の舞踊「島の千歳」はこの起源をもとに、当時の「今様」を現代の長唄にアレンジしたものです。
「祇王寺祇女桜」という桜の種類があることを知ったのは、10数年前、あるブログ記事で見つけた京都市右京区嵯峨の祇王寺の写真が、立田山麓にあった父の生家のイメージとそっくりだったことがきっかけだった。「祇王寺祇女桜」は祇王寺に植栽されていた桜で「平家物語」に登場する白拍子、祇王・祇女の姉妹がその名の由来である。
祇王の物語のあらすじは「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」をご覧ください。
白拍子とは「今様」という当時の流行歌謡を歌い、舞を舞う男装の遊女のことで、「平家物語」には
「白拍子の始りける事は、昔 鳥羽院の御宇に 島の千歳、和歌の前、彼等二人が舞出したりける也。」
と、その起源について書かれています。
下の舞踊「島の千歳」はこの起源をもとに、当時の「今様」を現代の長唄にアレンジしたものです。