徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

本格時代劇映画ブーム?

2010-06-15 22:57:47 | 映画
 このところ、本格時代劇映画がちょっとしたブームのようだ。7月に公開される平山秀幸監督、豊川悦司主演の「必死剣鳥刺し」を始め、秋から年末にかけて数本が公開を控えている。三池崇史監督の「十三人の刺客」は、僕らの年代には懐かしい東映時代劇の中では異色の、リアリズム時代劇として話題になった「十三人の刺客」(1963)のリメイクだ。役所広司を始め、多くのスターが顔を連ねている。「桜田門外ノ変」は、桜田門外における井伊大老暗殺事件を題材とした吉村昭原作の小説の映画化。大ベテランの佐藤純彌監督の下、 大沢たかお他、芸達者が顔を並べる。「最後の忠臣蔵」は池宮彰一郎原作の忠臣蔵後日談とでも言うべき物語で、杉田成道監督の下、こちらも役所広司、佐藤浩市他、多くのスターが顔を連ねる。他にもちょっと毛色の変わったものでは、森田芳光監督、堺雅人主演の「武士の家計簿」などが注目される。時代劇ファンとしては、これから楽しみな半年になりそうだ。
※写真はオリジナルの「十三人の刺客」(1963)

日本、カメルーンを破る!!!

2010-06-14 21:31:00 | スポーツ一般
 いよいよ日本が登場。予選E組での第1戦、カメルーン戦に臨んだ。日本は前半の39分に、松井のクロスパスを本田が落ち着いて決め、先制した。さて後半はどうなるか???(中断)
 鬼門の後半をなんとか耐えしのいで日本が勝った!なんだかワールドカップで初めて勝ったような気分だ。ほとんどアウェー状態の中でのこの勝利は大きな意味があると思う。でもいつまでも余韻に浸っているわけにもいかない。次のオランダ戦が待っている。でも今夜だけは、精神的に辛かったであろう岡田監督に「おめでとう!」と言いたい。
(一夜明けて)
 今まで本田選手の試合をフルタイムで見たことがなかったので、彼の良さが今いち分からなかったが、昨夜の試合で岡田監督が本田にこだわった理由がわかったような気がする。得点シーンは、9割がたは松井のクロスで決まっているのだが、あとの1割を決め切れないのが日本の弱点だったわけだ。それも含め、彼のプレーをひと言で言うと「強い!」。フィジカル面、メンタル面、技術面すべてにわたって非常に強い感じがする。だから彼のプレーを見ていると妙な安心感がある。これまでの純粋な日本人選手にはほとんどいなかったタイプだ。岡田監督も今回は本田と心中するつもりなんだろうな。

ワールドカップ・サッカーあれこれ

2010-06-13 22:02:17 | スポーツ一般
 ワールドカップとなると、よその国同士の試合でも夜更かしして見てしまうので、寝不足になっていけない。1ヶ月体力がもつかな?
 ところで今大会はメッシの大会と言われているが、アルゼンチンの初戦を見ていたら、チームもそうだが、メディアも“メッシ頼み”みたいな感じがして、大丈夫かなと、ちょっと心配になった。各チームとも、これから躍起になってメッシ潰しにかかってくるだろうから、1966年のイングランド大会の時のペレのように怪我させられないかな、とそれが気がかりだ。
 韓国がギリシャに快勝した。韓国では、昨日の試合中、自分のタックルで削った芝生を直したギリシャのカツラニス選手を称讃する声が上がっているらしい。まぁ、勝った余裕からだろうが、あの行為自体は別に珍しいことではない。これまでの大会でも競技場によっては芝の状態が悪いところはいくらでもあった。特に憶えているのは1978年のアルゼンチン大会、どこの競技場だったか忘れたがひどい状態だった。選手たちも度々芝を直しながら戦っていたことを思い出す。サッカー文化の違いかな。
 今大会の合言葉は「ke Nako!(時は来た!)」という南アフリカの言葉。歌を聴いていると「きな粉、きな粉」と聞こえて、きな粉餅好きの僕としてはなんだか微笑ましい。

FIFAワールドカップと永遠の疑問

2010-06-12 20:19:31 | スポーツ一般
 いよいよワールドカップが始まった。開幕戦は予想どおりというか、いつものとおりというか、引き分けだった。ワールドカップが始まると、毎回必ず思うことがある。今日のサッカーは昔のサッカーより強いのだろうか、ということである。今、実力ナンバーワンと言われているスペインチームは、50年代のプスカシュがいたハンガリーより強いのだろうか。50~60年代のガリンシャやペレがいたブラジルよりも強いのだろうか。ヨハン・クライフとベッケンバウアーが激突した70年代のオランダや西ドイツよりも強いのだろうか。これが陸上競技や水泳だったら、タイムや距離などの記録を見れば、今の選手の方が強いことは一目瞭然である。しかし、サッカーのようなチーム球技となるとはたしてどうだろうか。たしかに戦術やプレーシステムは進化しているのだろう。しかし、もし、今のスペインチームと60年代のブラジルが対戦できたなら、間違いなくスペインは勝てるだろうか。おそらくそう簡単にはいかないだろう。これは解決することのない僕の永遠のクエスチョンである。
※写真:1958年ブラジル代表(ガリンシャ、ディディ、ペレ、ババ、ザガロ)

ドラマ「火の魚」はなぜ成功したのか!?

2010-06-11 22:48:55 | テレビ
 昨年放送され、今年3月にも再放送されたNHK広島局制作のドラマ「火の魚」が、モンテカルロ・テレビ祭のドラマ部門で最優秀賞を獲得したそうだ。昨年の放送以来、数々の賞を受賞しているが、日本国内はおろか海外でも支持を受けたこのドラマの成功の要因はどこにあったのだろうか。スタッフ・キャストに有能な人材が揃ったことはもちろんだが、わけても渡辺あやの脚本の良さは特筆すべきだろう。原作者の室生犀星も、あの短編小説がこんなに素晴らしいドラマになるとは思いもよらなかったのではないか。キャラクター設定やセリフの巧妙さ、53分という限られた時間内に極めてうまくまとめられたプロットは、長過ぎず、短か過ぎず、絶妙だ。僕はこのシナリオの原文がどうしても読みたくて取り寄せることにした。また、このドラマの成功のもう一つのポイントは、地方発信にあるのではないかと思う。NHK広島局を含め、これまでも地方局制作の秀作ドラマがいくつもあったが、地方からの目線は、これからのドラマづくりの一つのキーワードかもしれない。
※再放送予定
 NHK-BS2 6月27日(日)13:00~17:00の枠内(詳細未定)

 

ボンドガールのお初は?

2010-06-10 22:19:08 | 映画
 007シリーズ第23作の製作が無期限延期、なんていうニュースが先日流れていたが、1962年の「ドクター・ノオ」(公開時の邦題:007は殺しの番号)から始まった007シリーズは、これまで50年近くも続き、全部で22作を数える。個人的にはイアン・フレミングの原作と関係なくなった近年の作品にはあまり興味がない。
 それはさておき、これまで50人を超えるボンドガールが、スクリーンに彩りを添えてきたが、このボンドガールの第1号は誰か?ということになると、一般的には「ドクター・ノオ」で、ハニー・ライダーを演じたウルスラ・アンドレス(映画公開当時はアーシュラ・アンドレスと呼んでいた)と言われている。しかし、その数年前、英国でテレビ版「カジノ・ロワイヤル」に出演したリンダ・クリスチャンだとか、いやいやシリーズでミス・マニーペニーを演じたロイス・マックスウェルこそボンドガール1号だという説もある。まぁ、僕にとってはどうでもいいが、いわゆるボンドガールのイメージを確立したのは、やはりウルスラ・アンドレスだろう。「マンゴーの木の下で」を口ずさみながら、いきなりビキニでの登場はかなり刺激的ではあった。この歴代のボンドガールの中に二人の日本人が含まれていることは、今日ではすっかり忘れ去られようとしているようだ。「007は二度死ぬ (1967)」の若林映子と浜美枝だ。また、歴代ボンドガールの中で一番の美人は誰かということになると、僕はためらわず、第2作「ロシアより愛をこめて(1963)」(公開時の邦題:007危機一髪)で、タチアナ・ロマノバを演じたダニエラ・ビアンキ(上の写真)を選ぶ。初期の頃のボンドガールの皆さんはもう、いずれも70歳前後になっておられるが、現在のお姿を見たいような、見たくないような・・・

高瀬ノスタルジア

2010-06-09 19:42:42 | その他
 今日は所用で玉名に行ったので、ついでに高瀬裏川菖蒲まつりを見て帰ることにした。花菖蒲は少し時期を過ぎていたけれど、いつ見ても商家の蔵や塀や石垣や路地、そして運河にかかる石橋など、船運が盛んだった頃を偲ばせるノスタルジックな雰囲気に浸ることができる。また、1971年に僕は、新工場の立上げ要員として、この地に赴任したが、横浜からの転勤組の仮宿舎として、この運河沿いの商家を借り上げていたことも懐かしく想いだす。花菖蒲もいいけれど、できることならこの運河は、昔のように平田舟が乗り入れられるようにしてほしかった。その方がきっと観光の目玉になったことだろう。その昔、加藤清正が、菊池川の流れを変えたことを思えばわけはないと思うのだが。








「整いました!ねずっちです!」

2010-06-08 21:29:02 | テレビ
 漫才コンビWコロンのねずっちが、即興なぞかけで大人気だ。クォーリティのバラツキはともかく、「整いました!」のスピードは驚くばかりだ。台本があるんじゃないか?などという噂も立ったようだが、先日、NHKの「めざせ!会社の星」の中で、その発想法について本人が語っていた。お題が出たら、まずその言葉に関連して思いつくキーワードをいくつもリストアップする。そして、その中から同音異義語や、何かを連想する言葉を選び出す、という作業をやっているそうだ。けっして閃きではなく、"ひとりブレスト”みたいな、ちゃんとした発想法をやっているのだ。ただ、これも誰にでもすぐできることではない。日頃から相当訓練しているものと思われる。それから彼は"町工場”芸人としても知られているが、彼の発想法は、毎日、現物現場で対処しなければならない町工場での体験が活きているのかもしれない。いずれにせよ、われわれ一般人にとっても参考になる発想法だ。

再び 「長澤まさみは香川京子に似ているのか!?」

2010-06-07 14:05:13 | 映画
 長澤まさみが23歳になった。そこで彼女のファンの一人として、一時、ネット上で話題になった「長澤まさみは香川京子に似ている」について再び検証してみた。顔については、念のため二人の顔でモーフィングを作ってみたが、ハッキリ言ってかなり微妙だ。しかし、香川京子のファンでもある僕としては、長澤まさみには、香川京子のような大女優になってほしいと願っている。二人の23歳までの映画女優としてのキャリアを比較してみると、下のように香川京子の方が圧倒的なキャリアだ。ただし、まだテレビがなかった時代であり、長澤まさみはその分、テレビドラマに出演しているので総合的には何とも言えない。それにしても毎年8~9本も出演している香川京子はすごい。量的な面だけではなく、既に小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男らの名監督の作品にも出演している。さらにこの後、彼女は黒澤映画の常連となる。一方の長澤まさみの出演作で、僕が個人的に印象に残るのは「世界の中心で、愛をさけぶ」と「深呼吸の必要」くらいしかない。どうも作品に恵まれていない印象が強い。決して才能がない人とは思えないので、イメージ戦略がまずいのか、プロモーション活動に問題があるのか。顔が似ているかどうかはともかく、真に“香川京子の再来”と言われるよう、一歩一歩着実にキャリアを積んでいってほしい。


チサトとモモコの熱き戦い!

2010-06-06 21:14:25 | スポーツ一般
 昨日今日と陸上の日本選手権をじっくりテレビ観戦した。中でもトラックの短距離は面白い。あんな単純なスポーツに、なぜこれほどまでに興奮するのか不思議なくらいだ。特に女子の100mと200mにおける、チサトこと福島千里と、モモコこと高橋萌木子の対決は面白かった。先行型のチサトと追い上げ型のモモコと全く異なるタイプの二人。100と200で勝敗が分かれた。これまで、チサトの後塵を拝することの多かったモモコが逆転勝ちした200のレースでは、最近珍しいほど興奮したいいレースだった。二人で切磋琢磨してロンドンを目指してほしい。また、男子の100で熊本出身の江里口クンが2連覇したことも嬉しかった。
 ところで「位置について!」「用意!」は、いつから「On Your Mark!」「Set!」に変わったんだろう。

ワールドカップ使用球問題

2010-06-05 16:28:53 | スポーツ一般
 ワールドカップ南アフリカ大会も目前に迫ってきたが、この大会で使われるボールの評判が極めて悪いようだ。各国チームの意見を集約すると、おおむね、軽すぎて蹴ったあとの軌道が予測できず、まるでビーチボールのようだ、ということらしい。大きさや重さはルールで決まっているのに、どうしてそんなことになるのかと、ちょっと不思議な気もするが、実はこれ、材質や表面加工などでかなり飛び方も違ってくるらしいのだ。どっかで聞いたような・・・そう、競泳の高速水着と同じようなことがここでも起きていた。メーカーの品質競争がおかしな方向に行きつつあると思われる。
 下の写真は今回の南アフリカ大会の使用球と、1966年のイングランド大会の使用球を比較したものだが、どう見ても今回の使用球の方が“ちゃっちい”感じがする。まるで幼児の遊具だ。1966年大会のボールは牛のなめし革を張った質感が、何ともいえない格調を醸し出している。実はこの時代まで、僕がやっていた水球のボールもほとんど同じものを使っていた。だから、この革張りのボールの感触が今でも忘れられない。もともと水球はサッカーから派生したスポーツなので、初期は全く同じボールを使っていて、今でも大きさや重さの規格は同じである。
 ともかく、今回のワールドカップ使用球問題も、スポーツの本質を見直すきっかけになればいいなと思うのだが。

 
2010ワールドカップ使用球    1966ワールドカップ使用球


 
現在の水球ボール       1956オリンピック水球ボール

西武線小川駅前に立つ白いスーツの青年

2010-06-04 17:03:49 | 時事
 30年前、僕は小平に住んでいた。毎日の通勤は西武国分寺線を利用していたが、乗車する小川駅の前で辻立ちし、行き交うサラリーマンに向かって演説する白いスーツの青年を時々見かけた。その1年ほど前に転勤してきたばかりだったので、その青年が誰か全然知らなかった。やがて衆議院選挙が行なわれることになり、僕の住む東京7区から、その青年が立候補していることを知った。市川房枝さんのスタッフをしていて市民運動に熱心だということも知った。また、年齢も僕と同じと知り、妙な親近感を覚えて選挙では彼に投票した。すでに3回も落選しているという話だったが、その年の選挙ではダントツの1位で当選した。その彼が今日、総理大臣になった。これからいばらの道が続くだろうが、今日は当時流行っていた竹内まりやの「不思議なピーチパイ」でも聴きながら、お祝いをしようと思う。


ファミリーニュースとサーファー・ガール

2010-06-03 22:12:31 | その他
 今日は一日、ファミリーニュースづくりに没頭した。午後からグングン気温が上がってきて、30度近くまで上がった。ニュースでは七月上旬並みの気温だとか言っていた。そのうち西日も当たって、部屋の中がますます暑くなってきた。でも時期的にエアコンを入れるのはしゃくにさわるので、音楽を聞いてまぎらすことにした。こんな時、聴きたくなるのは決まってビーチ・ボーイズの「サーファー・ガール」だ。一瞬涼しくなったような気がした。繰り返し繰り返し聴いた。結局、ファミリーニュースができあがった頃には陽はすっかり傾いていた。





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高速道路はキケンがいっぱい!

2010-06-02 20:53:53 | その他
 たまに休日に高速道路を走ると、あきらかに以前とは様子が異なっている。高速料金の休日上限1000円などの影響か、ペーパーもしくはサンデードライバーと思しき運転の車が増えている。しかも、そこまで出すかと思いたくなるようなスピード、おそらく130kmくらいは出している車が多い。
 栃木県の黒磯(今の那須塩原市)に勤務していた頃、工場の近くに会社のテストコースがあった。顧客を案内して、テストドライバーの運転する車に乗って猛スピードを体験したことが何度かある。そんなプロドライバーの人が運転する車に乗せてもらって高速を走ったことがあった。どんな運転をするのかと注目していると、ずっと90kmくらいをキープしていた。ちょっと拍子抜けしたような顔をしていると、そのプロドライバーが察したかのように言った。「高速は未熟なドライバーが猛スピードで突っ込んでくるから、いつ事故が起こってもおかしくない。僕にとってはテストコースよりも恐いんですよ。」それ以来、僕も高速を走る時は、基本的に90kmをキープするようにしている。


ブリヂストン栃木プルービンググラウンド

六月、でも梅雨入りは・・・

2010-06-01 20:16:53 | ビジネス
 今日から6月。平年だと熊本は、明日6月2日が梅雨入りだそうだ。ちなみに昨年は6月9日だったが、ちっとも雨が降らず、梅雨はどこへ行ったの?と言っていた覚えがある。今年も天気予報では、これからの一週間、雨は降りそうもない。川が氾濫するような大雨も困るが、やはり梅雨は梅雨らしく、それなりに降ってもらいたいものだ。
 だからというわけでもないが、僕らの世代の雨の歌の極め付けを2曲。1曲目は、ジョニー・レイの「雨に歩けば」で1956年のヒット。2曲目は、カスケーズの「悲しき雨音」、1963年のヒット曲だ。