迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

洗練されたフォルムが光るスプリングカメラ オリンパスクロームシックスVA

2020-05-06 17:01:30 | Classic Camera

今日、ご紹介するカメラは、ブローニーフィルム判のスプリングカメラ オリンパスクロームシックスVAです。1955年1月発売とのことです。

 サイズ   6×6cm判12枚撮り、6×4.5cm判16枚撮り(切替式)
 レンズ   D. Zuiko F.C. 7.5cm F3.5 (3郡4枚)
 シャッター COPAL B, 1-1/200 セルタイマー付
 フィルムカウンター レバー巻き上げ赤窓式

オリンパス初のインダストリアルデザイン志向のカメラとのことで、なかなか洗練されたフォルムです。
レンズは以前に紹介したMamiya-6 V型に付いているものと同型のようです。

このカメラの特徴は、6×6cm判とセミ判(6×4.5cm判)が切り替えられることです。背面を見ると2つの窓がついています。

裏蓋をあけると、セミ判の枠(C)を入れることでセミ判として使えます。背面の小さなレバー(B)を右に動かすことでファインダーもセミ判用に変更することができます。またフィルム送りはノブではなく、巻き上げレバー(A)を動かして赤窓に出る数字を合わせるという仕組みになっています。

当時の価格はケース付きで14,500円したそうです。

参考文献
https://www.olympus.co.jp/technology/museum/camera/products/camera/ol-chromesixVa/?page=technology_museum 「オリンパスクロームシックスVA」オリンパスグループ企業情報サイト (最終閲覧日:2020年5月6日)

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優雅な顔つきの二眼レフ Yashicaflex A2

2020-05-06 15:33:38 | Classic Camera

ヤシカ(現・京セラ)の二眼レフYashicaflex A2を紹介します。
戦後1950年代になると日本ではたくさんのカメラメーカーが二眼レフを製造を始めました。AからZまで名前があると言われる国産二眼レフブームです。
ヤシカは1950年代前半から二眼レフの販売を始め京セラになってからの1988年頃まで販売していました。(※1)1988年といえば、すでにAF一眼レフが出ていた時代です。その時代までずっと二眼レフが生き残っていたことに驚くばかりです。
Yashicaflex A2は1956年から1957年まで販売されていたようです。(※2)

 

 サイズ   6×6cm判12枚撮り
 レンズ   Yashimar 80mm F3.5
 シャッター Citizen MXV B,1-1/400
 フィルムカウンター 赤窓式

 

レンズ周りのデザインはなかなか優美な曲線を描いており、エレガントなデザインです。
18年前に入手しましたが、レンズにカビがあったので清掃しました。現在でも問題なく使用できます。

    

参考文献
※1:小川伸也(2006)「ヤシカマット124G」『魅力再発見・二眼レフ』 p.150,写真工業出版社
※2:http://www.yashicatlr.com/  Paul Sokk 「Yashica TLR」 (最終閲覧日:2020年5月6日)

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