迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

変な焦点距離の標準ズーム smc PENTAX-M 40-80mmF2.8-4

2020-07-26 15:53:45 | K mount by PENTAX

ペンタックスのMF時代Mシリーズの標準ズームレンズsmc PENTAX-M 40-80mmF2.8-4です。さすが変な焦点距離が好きなペンタックス、40-80mmという何とも面白い焦点距離のズームレンズを出していました。

    レンズ構成 7群7枚
    最短撮影距離 1.2m
    フィルター径 49mm
    重量 395g

焦点距離は回転ズームリングで変更します。80mmのところでマクロ機構が使えるのですが、このマクロ時には直進操作になります。回転と直進が混在する面白い機構になっています。最短撮影距離が1.2mですので、広角側40mmの時は全く寄れずに使いにくいのですが、80mmでは直進マクロで0.37m程度まで寄れるので、面白い使い方ができそうです。

 

写りのほうはどうでしょうか。まずは遠景、しっかり写ります。(40mm)

 

広角側40mmの時の絞り開放での最短撮影距離付近です。あまり近づけないのですが、背後の小さいボケがけっこう強く主張しています。

 

望遠側80mmの時に絞り開放で寄ると、背後のボケが少しずつ主張し始めます。

 

マクロ機構を使ってさらに寄ると、後ろボケがバブルのような形のボケが出ることがあります。なかなか面白いレンズです。

 いずれもSONY α7+smc PENTAX-M 40-80mmF2.8-4

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