迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

W-KOMURA f=28mm 1:3.5を清掃

2020-10-21 22:52:04 | Miscellaneous Lens

先日の銀座松屋の中古カメラ市でジャンクとして購入したのですが、会場では慌てていたせいか、レンズ内の汚れを見落としていました。買って帰ってじっくり見ると、カビはないのですが、けっこうクモっていました。斜めに光線入れると前群の内側が汚れているように見えます。購入したレンズには、UNI AUTOシステムのキヤノンFLマウントが付いていました。


このクモリは撮影に影響するので、分解して清掃することにしました。前群が汚れていると考え、前から分解に挑みます。レンズ前面の銘板にゴム管を巻いて、ゴム製のツールで回します。


銘板を外した内側にカニ目があってそこから分解していくレンズが多いのですが、このコムラーのレンズは、銘板とともにレンズ前群がそっくり外れます。


外れた前群を見ると、内側に汚れが見えますので、前群の後ろからまず1枚ずつ外します。指でつまんで捻ったら、なんと後ろのレンズが外れました。前群の凹レンズの凹んだ内側が剥き出しになったので、汚れをクリーナー使って掃除しました。

これでお終いかと思ったら、さらに内側に汚れが残っているのが見えました。今度は前からカニ目を回して前群の最前の凹レンズを外すと、そのレンズの内側の凹んだ面が汚れていました。これもクリーナーで清掃して完了です。ようやくきれいになりました(写真撮るの忘れました)。
コムラーのレンズは、工具無しで分解できる箇所が多くて楽なのですが、それだけに汚れやごみが入りやすいという欠点がありそうです。コムラーのレンズはけっこうカビやクモリが出ているものが多いような気がします。


このレンズと同じものは、以前にも紹介していました。ついに3本目、こうやって増えていくのですね。今度、清掃済みのレンズで撮影してみたいと思います。

カメラ、レンズの分解は自己責任で行ってください。

コメント
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