オリンパスのハーフ判レンズシャッターカメラPEN-Sです。1960年発売開始で、当時の価格はケース付8,800円だったそうです。電池不要のフルメカニカル機です。シャッターさえ故障しなければ、ずっと使い続けることができます。
型式 :ハーフ判レンズシャッターカメラ
レンズ :D.Zuiko 30mm F2.8
焦点調整 :目測式 0.6m~無限
ファインダー :採光式ブライトフレーム
露出計 :なし
シャッター :コパル#000プロンター型B.1/8~1/250秒
シンクロ接点 :X接点
フィルム送り :リア-ワインデイング式
大きさ 約108x68x44mm、約400g
前から見るとファインダーが黒枠で覆われており、なかなか精悍な顔つきです。
当たり前ですが、フィルムカウンターは72枚まで表示があります。
フィルム装填は、底部の大型ノブを立てて回して下に引くと、裏ブタと本体が分離します。こういう構造もクラシックカメラならではです。見かけは小さいのですが、ずっしりと感じます。
なかなかしっかりしたつくりの堂々としたカメラでした。