とあるカメラ店で、ショーケースの隅にひっそりと置かれていた見慣れないレンズを発見、素性もよくわからず入手してきました。ZOOM LENS 18-108/2.5と書かれているCマウントのレンズです。メーカー名はどこにも書かれていません。同スペックのレンズは以前に紹介したことがありますが、最短撮影距離やケラれ具合などは異なるようです。
マイクロフォーサーズ機につけると、無限遠も出て、望遠側でケラレもなく使えることが分かりました。
レンズ構成 不明
最短撮影距離 0.6m位
フィルター径 52mm
重量 650g
レンズを見ると、ズームレンズなのに焦点距離表示や距離表示がありません。それだけでなく、カメラにつけてみると違和感があります。なんだか変です。お気づきになりましたか。そうなんです、絞り値の表示がカメラ側から見ると上下逆さに書かれています。さらに鏡胴側面のレンズ名も上下逆さなんです。つまり、カメラ側から見て読むためではなく、レンズ先端側から見て読めるようになっているのです。
さて、これは何のためのなのでしょうか。Webで調べると、どうもマシーンビジョンレンズのようです。レンズをカメラにセットした状態で、レンズ側から絞り設定などを変更できるようになっているようです。
さて、写りのほうはどうなんでしょうか。
広角側では、マイクロフォーサーズでもけっこうケラれ、丸く写ります。
望遠側でようやくケラレがなくなる感じです。絞り開放で周辺は甘い描写ですが、中心はしっかり解像しています。
近接撮影では、けっこうきれいなボケが出ます。
適度な焦点距離で使うと、グルグルがかなり盛大に出ます。なかなか美味しいレンズです。こういうレンズ、好物です。
いずれもLumix DMC-G2+ZOOM LENS 18-108mm F2.5
世の中にはいろいろなレンズがあるのですね。