迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

マウントをつけてみた ~Konitor 50mm F4.5

2013-09-29 16:51:00 | 改造レンズ、マウント改造

コニレットの紹介をしたら、やはりKonitor50mm F4.5がどんな写りをするのだろうか、気になるところです。
先にご紹介したカメラのものではありませんが、同じレンズを10年ほど前にあるカメラ屋のセールで入手しました。
カメラから取り出されてていたレンズだけ販売されていたものです。
よく見るとシャッターがコニックスですので、コニレットI初期型のレンズのようです。


レンズのままではカメラに取り付けできないので、マウントをつけることにしました。
一眼レフ用マウント内径よりも小さいため、マウントにレンズを直接貼り付けはできません。
スプリングカメラ用のレンズですので、ボードとマウントを固定すれば固定できそうです。
次はマウント選び。色々試した結果、比較的フランジバックの短くかつ厚みの薄いマウントを探したらミノルタSRマウントとなりました。
もちろん以前にジャンクレンズを分解した時のパーツです。


無限遠調整もかねて、マウント径と同等の黒紙スペーサーを入れて固定しました。
前述のボードの大きさの制約により、マウント面に接するのは黒紙となります。
紙と金属の接着なので、色々悩んだ末に、両面テープでの接着方法におちつきました。
この方法ですと各パーツは再生可能になります。失敗してもやり直しも出来るという利点もありますので。
先ほどの輪で後からねじ込んで固定することで、改造レンズのできあがりです。
輪をしっかり締めればぐらつくことはありません。強度も大丈夫そうにみえます。


NEXにつけて撮影してみました。


  ちょっとピンとの山が掴みにくい感じがします。
  60年前のレンズですが、けっこうしっかり写ります。
   

   

  若干のオーバーインフィに設定しているため、最短撮影距離は1.2m程度のようです
  開放F値が4.5ですのでボケはさほど期待できませんが、最短撮影距離ではこんな感じのボケになります。
   
    いずれも NEX-5+Konitor 50mm F4.5

また一つおもちゃが増えました。

★ ※いつものことですが、レンズやカメラの分解や改造は自己責任でお願いします ★


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