いつも行くカメラ店のジャンクコーナーにあった謎のレンズです。
外観はミノルタのMCレンズのようですが、スクリューマウントになっています。
TVレンズというと、Cマウントが定番ですが、直径から見るともっと大きく、M42のようです。
ミノルタがTV用のレンズを作ってたようですが、いつ頃、対象機種などの情報がほとんどありません。分らないことだらけのレンズです。
情報お持ちの方がいらっしゃれば、ご一報ください。
レンズ構成 不明
フィルター径 49mm
最短撮影距離 1.5m
私が入手した個体は、マウント部分が落下によると思われる凹みがあって、カメラやアダプターにはねじ込めませんでした。持ち帰り、マウントの凹みをヤスリで根気よく削り、ようやくねじ込むことが出来ました。
しかし残念ながらM42のカメラに装着しても無限遠がでませんでした。フランジバックとしては、M42より2mmほど長い感じがします。一方で、イメージサークルはかなり小さいです。
このままでは撮影できないので、どいろいろ試した結果、ミノルタのSR時代の中間リングのNo.1に差し込んでマスキングテープ使って無理やり固定したところ、無限遠が出るようになりました。
よって、マウントはミノルタのSRになりました。ミノルタのレンズですので、正統なマウントになったので、良しとしましょう。
このレンズはバリフォーカルなので焦点距離によってピント位置が変動します。現在の設定では、無限遠がでるのは、30mm位から75mmまでのようです。(後日、フランジバックを合わせたら普通のズームレンズであることがわかりました)
もちろん30mm側では最短撮影距離でようやく無限遠がでます。12.5mmのときは、マクロ機構が付いているので、無限遠は可能になります。
マイクロフォーサーズでも画面がケラレます。12.5mmでは完全な円形、75mmでようやくケラレが目立ちにくくなります。
まあ使いにくいレンズですが、写りはとても個性的です。フレアも多く、グルグルぼけも多数発生します。こういうレンズ好きですね。
どういう条件でグルグルするのか、もう少し使いこなしていきたいと思います。
適度な距離をとると、グルグルボケは目立たなくなります。
いずれもLumix DMC-G2+Minolta TV Zoom Rokkor12.5-75mm F1.8
使えるようになったので、思うぞんぶん楽しんでみたいと思います。
最新の画像[もっと見る]
- 快晴の空に虹が現れた 3日前
- 快晴の空に虹が現れた 3日前
- 快晴の空に虹が現れた 3日前
- カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改 2週間前
- カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改 2週間前
- カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改 2週間前
- カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改 2週間前
- カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改 2週間前
- カニ爪のないマイクロレンズ New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改 2週間前
- 地下街を行く 3週間前
「Cine lens, TV lens」カテゴリの最新記事
- 絞りを変えると表情が激変するシネレンズ ZUNOW Cine 13mmF1.9(Dマウント)
- 銀色細身の望遠レンズはボケがきれい SUN Tele for 8mm Movie 1.5inch F2.5(Dマ...
- 晴れた日に撮ってみた WOLLENSAK CINE VELOSTIGMAT 1inch F2.5
- APS-C機でも使えるシネレンズ WOLLENSAK CINE VELOSTIGMAT 1inch F2.5
- ぐるぐる廻るお花見
- ボケもきれいな謎ズームレンズ ZOOM LENS 18-108mm F2.5(Cマウント)
- 廻るイルミネーション
- グルグルでバブルボケのZUNOWレンズ Zunow Cine 13mm F1.9(Dマウント)
- 花見
- バランスのとれた明るい標準レンズ CINE-S.ARCO 13mm F1.4
コメントありがとうございます。
このようなカメラのレンズだったのですね。
貴重な情報ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
私が買ったのと同じビデオカメラがヤフオクに出品されています。Victor GX-V6Mというものです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n449775545
私もこれですっきりしました。
なかなか面白いレンズですので、もっと使ってあげたいと思います。
よろしくお願いします。
>>6角レンチの穴は単なるマウント交換用のネジ穴でした。
これ、フランジバック調整用のリングのようです。6角レンチを緩めて、適正位置(レンズを下向きにした状態で上の方に)にM42マウントをセットすると、きちんとフォーカスが出ます。
今回、NIKON1でやったので、拡大表示が使えず、苦労しましたが、NEX、マイクロフォーサーズなどで広角側でピントを合わせれば、通常のズームレンズになります。でも、ヘリコイドアダプターが合った方がよさそうですが。
こちらこそ、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
M42マウントのヘリコイドアダプターで広角側で無限遠が出るようになったので、改めて見直したところ広角側で無限遠が出るように設定すると焦点距離を変えてもピント位置のずれはなさそうです。普通のズームレンズとして使えるみたいです。フランジバックが合っていない状態では、バリフォーカルレンズのように見えてしまうようです。
間違った情報を発信してしまい、ご迷惑をおかけしました。新しくヘリコイドアダプター使った記事を投稿しました。
今後ともよろしくお願いします。
6角レンチの穴は単なるマウント交換用のネジ穴でした。
いま、CANONのJ6x11というCマウントのレンズも入手したのですが、こちらもバリフォーカルです。
不思議なことに、ズーム全域でマクロよりにピントが合い、広角側でそれが顕著になります。かろうじて望遠側で、無限遠位置で2-3mにピントが合います。この点で、今回のROKKORと完全に逆なんです。さらに、不思議なのは、Youtubeに外国の方が普通に動画を上げており、なめらかにズームされておりまして、バリフォーカルじゃないみたいなんですよね。このROKKORも、なにかの適正なチューニングがあるんじゃないかと思うのですが・・・
いずれにしてもヘリコイドアダプターで試してみます。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
どんな用途に使われていたものかwebにほとんど出ていなかったのですが、ビクターのビデオカメラに使われていたものなのですね。亀兵団さん、情報ありがとうございました。
久しぶりに持ち出して、無理やりつけていたミノルタSRの中間リングを外して、M42マウントヘリコイドアダプターに付け替えて試してみました。
試した結果、マイクロフォーサーズのカメラのマウント面基準で、アダプター厚み約30mmにすると、広角側でも望遠側でも無限遠が出ることがわかりました。
ヘリコイドアダプターですと調整が楽でした。もっと早く気が付けばよかったといまさらながら思いました。
ぜひ楽しんでみてください。
古いビクターのビデオカメラ(KYシリーズあたり?)についていましたが、結構大きかったので、カメラは要りませんと言ってレンズのみ引き取ってきました。
で、早速、M42マウント+E-PL5につけてみましたが、お書き頂いたとおりで、広角側が全くピントが合いません。繰り出し量が足りないんです。ズーム、しかもTV用途でこれでは困る気がするのですが・・・
レンズの根元に6角レンチの穴があるので、これで広角側にピントがあうように調整できるのでしょうか。少し試してみます。