迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

ずっしり重い8ミリシネカメラ  Sankyo 8T

2017-03-05 23:03:08 | Cine lens, TV lens

都内で開催された中古カメラ市で購入した古い8ミリシネカメラ、もちろんジャンク品です。


ターレットに2本のレンズがついています。側面には巻き上げレバーがあります。これでゼンマイを巻き上げて、その反動で駆動する仕組みになっています。
この機構を見て、今から40年以上前に、初めてシネカメラを使った時のことを思い出しました。たしか同級生宅にあった、当時でも旧式だったシネカメラでして、コマ落とし(通常よりコマ速度を下げて)で活動写真風の作品を撮りました。その時に使ったカメラと同じスタイルです。

このSankyo 8Tは、1957年(昭和32年)から発売された機種とのことです。
2本レンズのついたものが8T、3本レンズが8Rとして売られていたそうです。

さて、カメラの紹介はここまでで、欲しかったのはターレットについている2本のレンズでした。入手した時はレンズやファインダー埃が積もっている状態でしたので、丁寧にレンズを拭いてきれいにしました。

付いていた2本のレンズは
・Kino-Sankyo 13mm F1.9  (向かって右側の短い方)
・Sun Telephoto 1.5inch F1.9 (向かって左側の長い方)


全長の長い望遠レンズは、1.5インチですので約38mmとなります。短い方は焦点距離が13mmですので当時の8ミリシネの標準レンズに相当します。13mmレンズには、ワルツのフィルターと小さなフードがついていました。

両レンズともDマウントですので、マウントアダプター経由でPentax Q7で使えます。
どんな感じで写るのかは、別途ご報告したいと思います。

コメント
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