ぼくのえんそく/穂高順也・作 長谷川善史・絵/岩崎書店/2005年
遠足当日に風邪で熱を出し、遠足に行けなかった”ぼく”。
でもどうしてもいきたい”きもち”が からだから抜け出します。
おともはネコといちご、ぶどう、オレンジ、バナナ、もも、メロンのミックスジュース。
そして遠足の日には、みんなのきらわれものくろいあまぐも。でも雲もやっぱり遠足にいきたいですよね。
そこへ、おひさまがあらわれて、くもをさえぎります。あまぐもとお日さまのバトル。
つかれている雨雲にジュースを飲ませてあげると、雲からオレンジ、メロン、いちご、ぶどう、もも、バナナの雨。
虹の雨に、バスのみんなもおおはしゃぎ。空にはジュース色した 虹の橋がかかって、おべんとうをいただきます。
ちゃんと集合写真にも”ぼく”が、写っています。
遠足の楽しさを味わって”ぼく”の風邪もなおったのかな。
ふしぎな遠足ですが、ジュース色した虹を見上げるみんなの目の先には、雲もにっこり笑っています。