どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ゆめみるどうぶつたち

2019年11月25日 | 絵本(外国)

        ゆめみるどうぶつたち/イザベル・シムレール:文・絵 石津ちひろ・訳/岩波書店/2019年

 

 陸(ライオン、ゾウ、キリン、コアラ,オオカミ、リス、ウサギウマ、イノイシ)で、

 海(クジラ、エイ、イルカ、タツノオトシゴ、タコ)で、

 空(コマドリ、コウモリ、ツバメ、フラミンゴ、ライチョウ)で、

 さまざまな場所で、気持ちよさそうに眠る生き物の姿と表情が、線画で綿密に描かれ、息をのむ美しさ。

 うっそうとした森のページの次には、木の枝にぶらさがったままのナマケモノ。月明かりの山のふもとにはハリネズミ。夜の湖面にはカエル。フラミンゴやタコのピンク色があざやかです。

 そしてクモ、アリ、カタツムリ、ホタルも。ホタルってこんな姿だった? 新しい発見もあります。

 さかだちして、さかさのまま、からだをまるめて、とびながらと、眠るすがたもさまざま。時間もほんのひとときだったりです。

 生き物たちは、どんな夢をみているでしょう。